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  • 2020.11.13 (最終更新日:2022.03.26)

携帯ショップの仕事は楽しい?仕事内容や向いている人から確認

目次

携帯ショップの仕事ってどんな内容?

携帯ショップ ここでは、携帯ショップの仕事内容を解説します。

端末販売

主な仕事はやっぱり、端末販売業務です。端末販売といっても、お客さまの状況によって対応は様々。まず、新しく購入するのか機種変更なのかで違います。それに、複数のプランがある場合は内容を覚えてお客さまに分かりやすく説明する必要があるのです。自分がよく分かっていない状態では人に説明できませんから、覚えることがたくさんあります。

とはいうものの、マニュアルがあることが多いです。また、契約内容が理解できれば、あとは新機種が発売されたときに内容を覚えれば良いというケースがほとんど。慣れないうちはマニュアルを確認しながら仕事をこなしていきましょう。

お客さまのサポート

あなたも、端末を使っていて不具合が発生し、携帯ショップに尋ねたことがあることでしょう。お客さまが端末の不具合で訪れたときに対応するのも、携帯ショップ店員の仕事です。このときに、分かりやすく不具合を解決してくれたら嬉しいですよね。そのためには、端末に関する豊富な知識が欠かせません。

お客さまのサポートは、端末に関する不具合の相談だけではありませんよ。ときには、クレーム対応もあるのです。

個人情報の管理

携帯ショップの店員は、お客さまの大切な個人情報を扱う機会があります。端末を契約するときを思い出してみてください。個人情報を記入しますよね。お客さまの個人情報は、厳重に管理する必要があります。

個人情報を紛失してしまったり流出してしまったりしたら、クレームに繋がるケースもあります。お客さまやあなたが嫌な気持ちになるだけでなく、会社の信用に関わってくることを覚えておきましょう。

在庫管理

商品を扱うほかの業務と同じく、在庫管理があります。あなたは、店員に在庫状況を聞いてなかなか分からずに待った経験はありませんか?人によっては、イライラしてしまうこともありますよね。在庫状況が分かっていないと、クレームになることもあるのです。なるべく、在庫の状況は把握しておきたいものですね。

新しい機種が販売となれば、入荷日が待ち遠しいもの。お客さまのことを考えて、入荷予定も把握しておきましょう。求めていた端末が在庫切れでも、店員が入荷予定日を教えてくれたらまたこのお店に来ようかな、と思えます。

店内での業務

店内での業務は、清掃だけではありません。ディスプレイを手直ししたり、掲示物を配置したりすることもあります。携帯ショップに行くと、キャンペーンをおこなっていたら大きく宣伝していますよね。キャンペーンごとに調整をするのも業務の一環です。

このような業務は一見主要な仕事ではないかもしれません。しかし、この配置はお客さまからどう見えるのか?と考えられるかどうかで差がつくことと思います。

携帯教室の先生

携帯ショップ内で教室を開いていれば、お客さまに操作方法を教える仕事もあります。新しく覚えることがあるのかといえばそうではありません。普段から使い慣れている端末の機能を説明することが多いですよ。教室で利用する資料を揃えるのには労力が必要です。

携帯ショップの仕事はどんな人に向いているのか

携帯ショップ 携帯ショップの仕事が楽しいかどうかを知るために、どんな人に向いているのか確認しましょう。

接客が好きな人

携帯ショップの仕事は接客業です。そのため、お客さまとのコミュニケーションが楽しいと思える人は楽しさを感じられます。近年、オンラインで手続きが完了する会社も増えてきました。とはいえ、まだまだ店舗に訪れる方もいます。

ときには、お客さまから口頭やアンケート等で褒めてもらえることも。それは、自信ややりがいに繋がります。

機械のことは難しいですから、実際に詳しい人から説明を聞きたい人も多いことでしょう。接客が好きな人にとっては、どうすれば改善できるか考えるのもまた楽しい部分の1つ。携帯ショップの仕事は接客スキルを身につけたいと思っている人にも向いていると言えます。

慎重な性格の人

携帯ショップの仕事で、大事なのはお客さまとの契約です。お伝えした通り、契約時に扱う書類は個人情報ですし、どこか一ヶ所記入が漏れていたら扱ってもらえません。説明でミスをすると、トラブルに発展するケースもあります。

商品自体も、破損がないか念入りにチェックする必要があるのです。そのため、繊細な作業でも慎重に取り組める性格の人が向いています。

機械の操作が好きな人

自社の商品を紹介したり販売したりする場合、自信をつける必要があります。自分が顧客の立場なら、自信のなさそうな人から勧められたら不安になるものです。また、興味のないものよりも関心のあるものに対して、学びたい気持ちが強くなります。

そのため、どちらかといえば機械は苦手・・。なんて人よりも、機械に興味を持っている人の方が向いているのです。新しい機械に興味があれば、多くの人が触っていない新機種に触れられるのは嬉しいことでしょう。

携帯ショップの店員にも、機械が好きな人は多いです。店員を通じて、情報を共有できるのもまた携帯ショップ店員の醍醐味と言えます。

具体的な数字が出るとモチベーションの上がる人

携帯ショップでは、具体的に数字を出して目標としていることが多いです。たとえば、「毎月〇名にリニューアルしたプランを説明する」という具合ですね。具体的な数字が見えたら、目標を達成した実感が湧きやすい人もいるのではないでしょうか?目標の達成が目に見えて分かる環境が好きな人には向いていると言えますよ。

聞き上手な人

コミュニケーションが好きな人の中には、自分が話すことを好きな人が多いと思います。それだけではなく、聞き上手かどうかも携帯ショップの仕事では大事なポイント。

携帯ショップで扱う商品は、携帯電話だけではありません。インターネット回線やスマートフォン、スマートウォッチなど様々な商品があるのです。お客さま1人1人からよく話を聞き、必要な商品を紹介しなければ販売に繋げられません。

また、故障だと勘違いしている方の話を伺えば、故障ではなかったとの事例もよくあります。これまでに操作したことや、故障だと思った原因などの話を聞く必要がありますね。こんな時に、その場で原因を突き止めて解決できれば、褒めてもらえることもあるのです。そのため、聞き上手の人は向いていると言えます。

携帯ショップで働くメリットとは

携帯ショップ 携帯ショップ店員ならではのメリットはあるのでしょうか?

機械の知識がつく

今や、スマートフォンは多くの人が持っていますよね。生活必需品となり、肌身離さず身につけている人も多いことでしょう。ところが、ほとんどの人がスマートフォンの知識を持っておらず使いこなせていません。筆者も、自分自身でスマートフォンを触っていて「使いこなせていない部分がたくさんある」とよく感じるほどです。

しかし、携帯ショップで働いていると端末の知識がつきます。プランや仕組みを覚えれば、購入するときに知識を使い安く買える方法が選択できるのです。インターネット回線の契約も、店員に勧められたからなんとなく・・ではなく、自分の頭で考えて決められます。

また、今までは、家族が操作で困っていても自分も分からずに教えられなかった部分などがあったのではないでしょうか?しかし、こんなときでも操作を覚えていればスムーズに教えられます。生活でよく使うものの知識が身につくのは、携帯ショップ店員のメリットだと言えるのではないでしょうか。

営業スキルが身につく環境である

営業の人に、インターホンや電話を鳴らされることありますよね。あなたは、不必要な営業を受けたときにどのような対応をしますか?そもそも話を聞くつもりがないためすぐに断って、インターホンや電話も音を立てて切ることもあるでしょう。

しかし、携帯ショップの場合基本的にお客さまからこのような対応は受けにくいです。なぜなら、カウンターに腰を掛けているお客さまに営業をするからですね。ほかの営業のように、話を受け入れられず冷たい対応を受けることはほとんどありません。携帯ショップは、そういった意味で営業スキルが身につきやすい環境なのです。

たとえば、20代女性をターゲットにした化粧品の営業の場合、お客さまは20代女性が大半となります。しかし、スマートフォンは老若男女を問わず様々な人が持っている商品。そのため、様々な人とコミュニケーションを楽しみながら営業できる特徴があります。自分自身が向上心を持って、知識を身につければ営業スキルは向上しますよ。

未経験でも働きやすい環境である

携帯ショップ店員は、異なる業界から転職をしても入りやすいです。未経験だと、どんな業界でも敷居が高いもの。しかし、研修制度が整っている会社がほとんどですから未経験でも安心ですね。

携帯ショップの研修では、主に入店前の不安を取り去ったり社員として必要な知識を幅広く身につけたりします。接客マナーや端末の基礎知識なども学べるので、少しずつ身につけられますよ。

注意したいのは、携帯ショップの勤務地ごとにやり方が異なること。勤務地で完結するケースもあれば、他の会場でおこなうケース、マニュアルを渡されるだけのケースもあります。研修制度は、未経験者にとって大事なものです。研修を受ける前に、どのような方法を採用しているのか尋ねるのがいいでしょう。

携帯ショップの仕事のデメリットについて

メリット デメリット

覚えることの多さ

機械の知識がつくということは、覚えることが多いということでもあります。お伝えした通り、携帯ショップで販売している商品は携帯だけではありません。スマートフォンの周辺機器からプランにまで至ります。

プランは、新規の加入を受け付けていない過去のプランも網羅しておく必要があるのです。なぜなら、過去のプランを使い続けているお客さまもいるからですね。マニュアルがあれば、全てを覚える必要はありません。とはいうものの、ある程度覚えていた方が業務もスムーズですしお客さまを待たせないで済みます。

休日の取りにくさ

店舗によって、休みが取りにくい場合があります。しかし、休みの取得状況は店舗によって様々。年末年始まで開店している店舗もあれば、休みやすい店舗もあるでしょう。年末年始に親戚と会わなかったせいで、後悔している方もいます。休みが取りにくい環境が苦手な方は、どのような勤務体制なのか採用担当に確認を取ってください。

家庭を持っている人は、冠婚葬祭や子どもの行事など様々な事情で休むことがあります。携帯ショップに限った話ではありませんが、そのような事情でほかの人が出社するケースがあるかもしれません。

拘束時間の長さ

拘束時間が長いと、帰宅してからほとんど寝るだけの生活になります。中には、12時間以上の拘束時間で、深夜0時を過ぎてから帰宅という店舗もあるのです。どうしてこんなに時間がかかるのか、想像がつかない方もいるのではないでしょうか?来店するお客さまの中には、もちろんお店の都合を考えない方もいます。

もう少しで閉店するというときに、時間のかかる手続きで訪問する方もいるのですよ。もう少しで閉店だから、もう帰って欲しいなんて言えません。そんなお客さまの対応を、閉店後に2時間程度することもあります。
 

クレーム対応の多さ

クレームが多いのも携帯ショップの特徴です。理不尽な人のほかに、抱えている課題を一緒に解決したい・・と心から感じるお客さまもいます。そんなときに、解決できなければ罪悪感を持つことも。数をこなしているうちに慣れる方もいますが、どうしてもクレーム対応に慣れない方もいます。

理不尽なクレームの中には、他社サービスの対応を求める人もいるのです。販売しているのは端末や周辺機器なのに、他社のアプリについて聞かれることもあります。携帯ショップでは答えられない内容なので、運営会社に連絡して欲しいと伝えても素直に聞いてくれる人ばかりではありません。理不尽なクレームの対応は、割り切れる人もいますがしんどいと感じる人もいます。

ノルマのきつさ

店舗により、ノルマが存在するところがあります。ノルマがあると、日々プレッシャーを感じながら接客をすることになるのです。お客さまが端末の機種変更で来たら、どのようにほかの商品を勧めるか考え続けます。ノルマのプレッシャーが原因で、うつ病になった人もいるのです。

ソフトバンク株式会社の健康経営の取り組み

オフィス 大手の携帯会社には、健康経営を増進している会社もあります。厳しいノルマや残業が不安な方は、各社の健康経営の取り組みを確認するのがおすすめです。なぜなら、長時間労働の対策を取り入れているかどうかの確認ができるからですね。

企業がどのような健康経営の取り組みをおこなっているかは、公式Webサイトでも確認できます。ここでは、ソフトバンク株式会社の健康経営の取り組みを紹介しましょう。

ソフトバンク株式会社は、健康経営の一環としてウェルネスセンターを設置しました。SBアットワーク株式会社という、人事や労務に関わる事業をおこなう会社と連携することでメンタルヘルスに関する相談ができる環境作りをしています。

人事を専門に扱う会社と連携しているところが、従業員の健康をほんとうに考えていると感じます。また、関連の資格を持った従業員が社内で相談役を担当するピアサポーター制度も導入しました。関連の資格とは、産業カウンセラーや安全衛生に関する資格などです。産業カウンセラーとは、職場のカウンセラーのこと。メンタルヘルスやキャリア開発、社内の人間関係のサポートも担当します。

また、2020年4月から就業時間中の全面禁煙を実施しました。最近、タバコ休憩が不公平だとの声もありましたが、そもそも就業時間中が禁煙ならこのようなことが問題にならないのではないでしょうか。

健康経営には、様々な企業が取り組んでいます。入社・転職のさいの参考にしてはいかがでしょうか?

まとめ

携帯ショップならではの、楽しいことや厳しいことを解説してきました。やはり、携帯ショップで働くには「端末などの機械が好きかどうか」や「接客が好きかどうか」が重要なのではないでしょうか。覚えることが多い反面、分からないことはマニュアルを確認すればこなせるケースもありますよ。営業や機械のスキルも見につきますので、多方面に知識を得たい人におすすめです。
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