• 就職/転職
  • 2020.12.25 (最終更新日:2022.04.07)

履歴書はパソコンで作成それとも手書き?見極めるポイントはどこなのか

目次

履歴書の作成はパソコンか手書きかその①

書類 履歴書を手書きで作成すると、とても時間がかかりますよね。誰しも1度は「パソコンで履歴書を作成してはいけないのだろうか?」と考えたことがあると思います。

しかし、なんとなくパソコンで履歴書を作成してはいけないような気がして、結局手書きを選んだことはあるでしょう。ここでは、採用担当者の考え方や、どちらがいいのか判断するときの基準を紹介します。

書き方を重視しない採用担当者も多数

あなたは、「履歴書は手書きするもの」と考えてはいませんか?実は近年、必ずしも手書きの履歴書が評価されるわけではなくなっているのです。

結論から申し上げますと、採用担当者によって重きを置くポイントが異なります。「特に履歴書の書き方は拘らない」との採用担当者も増えてきています。

パソコンで作成した応募者に高い評価をつける人がいれば、手書きで作成した応募者に高い評価をつける人もいますから考え方は様々ということですね。

何で作成された履歴書なのか?との問題より、書かれている内容を重視する採用担当者が多いわけです。

パソコン作成が良いと考える採用担当者が見るポイント

パソコン作成の履歴書に高い評価をつける採用担当者は、応募者にどこまでPCスキルがあるのかをチェックしています。

パソコンを使う場面が多い仕事内容の場合、履歴書がパソコンで作成されていればある程度のPCスキルが確認できるのです。採用担当者としては、採用前に応募者のスキルが確認できるのは貴重ですね。

また、新しいビジネスやアイディアを展開しているベンチャー企業の場合、様々な情報をシステムで管理することが当たり前になっています。

自分の会社は新しいシステムを次々取り入れて使っているのに、応募者が手書きの履歴書を提出してきたらどのように感じるでしょうか。自分の会社の仕事内容について来られるのか不安に感じるかもしれません。採用担当者によっては、情報収集ができていないと思うかもしれないのです。

何百通もの履歴書を1日でチェックしている採用担当者は、手書きよりもパソコン作成の方が見やすいといいます。同じ日に何百通もの履歴書を見続けていたら、手書きのものよりも機械的に文字が揃っているパソコン作成の方が読みやすく感じることでしょう。

修正液で訂正されていたり、大事な部分が読みにくかったりする履歴書はNG。書く量が多いと間違いやすい人は、職種によりパソコンでの作成をするのもおすすめです。

履歴書の作成はパソコンか手書きかその②

履歴書

手書き作成が良いと考える採用担当者の見るポイント

手書き作成が良いと考える採用担当者は、手書きの履歴書なら応募に対する真面目さが分かると考えています。文字だけでその後の仕事ぶりが分かるわけではありません。しかし、そこに丁寧さがあるかどうかはある程度判断できるのです。

応募に対して真面目に考えていたら、相手に良い印象を持ってもらいたいと考えます。履歴書はその相手に見せる書類ですから、相手の読みやすさにまで配慮するはず。その部分が抜けている人なのか、きちんと考えている人なのかを確認できるわけですね。

重視するポイントは書かれている文字の綺麗さではなく、「丁寧に書こうという意識が表れているかどうか」。丁寧さによって、どれだけ応募に対して真摯に取り組んでいるのか判断する基準にしている採用担当者もいます。

また、日系で歴史のある会社の場合、丁寧さや誠実さを重視していることが多いです。履歴書を手書きで作成することは誠実さの表れとする企業も多いので、印象が良くなる例があります。

パソコンで履歴書を作るメリット・デメリットについて

パソコン 履歴書をパソコンで作成することには、良い面もあれば悪い面もあります。メリットとデメリットを見てみましょう。

メリット・書き損じても書き直す必要がない

手書きの履歴書に修正液を使ってしまうと、履歴書の信ぴょう性に欠けてしまいます。そのため手書きで作成した履歴書を書き直すさいには、以下の手順が必要です。
  1. 定規と訂正印を用意
  2. 二重線を書き間違えた場所へ引く
  3. その場所に掛かるように訂正印を押す

しかし、パソコンで作成した履歴書なら上記の手順を行う必要がありません。最初にパソコン内で作ったデータを保存しておけば、次からはパソコンの文書として更新できるのです。

メリット・自分のパソコンのスキルが分かる

パソコンで履歴書を作成することにより、自分のパソコンスキルを今一度確認することができます。入力ミスがないかどうかの確認はもちろんのこと、履歴書を見る相手のことを考えて見やすさまで工夫をすればスキルアップに繋がるのです。

ダウンロードしてすぐに使える履歴書の雛型などもあります。パソコンでの書類作成にあまり慣れていない人でも、雛型をダウンロードすればスムーズに進められますよ。

メリット・時間の短縮ができる

応募する企業ごとに履歴書を手書きで書くと、たくさんの時間を費やします。お伝えした通り、書き損じたときも修正液が使えません。訂正の方法を知らずに1から書き直す人もおり、そうなるとさらに時間がかかります。

学校へ入学・卒業した年を間違いのないよう調べて、年号が揃っていなければどちらかに統一して・・という面倒な作業も、パソコンに保存しておけば1度で済むのです。複数の企業に応募するときには、保存している履歴書のデータをパソコン上で修正して使えます。

デメリット・ミスをしやすい

パソコンで履歴書が作れるようになると、効率的なので積極的に使うことと思います。気をつけて欲しいのは慣れた頃に発生するうっかりミス。

訂正が必須な情報を訂正し忘れて、次の企業へそのまま提出してしまうことが考えられます。このミスをしてしまうと、すぐに不採用になってしまうのです。パソコンでの履歴書作成は、手書きと比較して手間取らない分、致命的なミスを生み出すこともあります。

デメリット・相手に誠意が伝わりにくい

お伝えした通り、手書きの履歴書の方が評価の高い企業も多いです。そのような企業へパソコンで作成した履歴書を提出すれば、誠意が感じられないと取られることもあるのです。手書きでの履歴書の作成は骨が折れるもの。その努力を惜しまない人材だと考える企業もあるわけですね。

応募者にとってのメリットは多いですが、相手の企業にとってはデメリットになる部分もありました。どちらを使って履歴書を作成すれば有利に運ぶのかは、応募する企業によって異なるのではっきりとした答えはないのです。

あらかじめ採用担当者にパソコンを使って作成してもいいのか尋ねることで、失敗を防げます。

パソコンで作成するときも読みやすさを考えて

履歴書をパソコンで作成するさい、ワードやエクセルに箇条書きで記入していくのはおすすめしません。せっかくPCスキルを見せられる場面だというのに、これでは逆効果になってしまうからです。

履歴書の雛型を用いて、読み手である採用担当者のことも考えながら読みやすいものを作成してください。以下の点に気をつけて入力しましょう。

・フォントは一般的な「明朝体」または「MS Pゴシック」使用が望ましい
・文字の大きさは10.5pt~11pt。書くことが多いからと言ってあまり小さくならないようにすること

前の応募先に使った内容を次の応募先に使いまわすこと自体は問題ではありません。しかし、何度も使いまわしているとそのことが相手に伝わってしまいます。やはり、面倒であっても工夫をして多少の変化をつけるのがおすすめです。

ブラック企業に入社しないために知っておくと良いこと

オフィス 履歴書の作成のことで迷っているあなたは、アルバイトを探しているもしくは就職活動中だと思います。就職活動中なら、企業が行う健康経営の取り組みを確認してみてください。健康経営とは、社員の健康課題も企業の課題だとする考え方です。健康課題とは、生活習慣病の予防に努めたり運動不足を改善したりすることだけに留まりません。メンタルヘルス不調の社員が増えないように、心のケアや風通しの良い職場作りをしている企業もあります。

働きづらい会社に入社して転職したいと思ったら、健康経営に取り組んでいる企業を転職時の選択肢の1つにするのはいかがでしょうか。
当コラムでは、健康経営に関する情報を発信しています。以下のコラムも合わせてご覧ください。

おすすめコンテンツ
  楽しく健康経営を行うために考えられたユニークな制度

おすすめコンテンツ
  健康経営の取組事例を全国健康保険協会が紹介して、さらなる健康の輪を広げている

まとめ

様々な業務のデジタル化が進んでいる現在においても、手書きで作成された履歴書の方を評価する企業もまだまだあるのです。大事なのは応募先がどのような企業なのかを見極めて、それに合った履歴書を作成すること。履歴書をパソコンか手書きかで迷ったら、応募先の企業のことを今一度調べてみるのもいいのではないでしょうか。
Facebookシェア twitterシェア Lineシェア
Facebookシェア Twitterシェア Lineシェア

関連マガジン

問い合わせ
各種取材やサービスに関することなど、
お気軽に問い合わせください。