• 健康経営
  • 2020.12.29

健康経営から見たメンタルヘルス問題の重要性とは

目次

メンタルヘルス対策は健康経営のかなめ

現代社会人はストレス社会と言われるほどに精神的に何か問題を抱えていることがあります。それは、会社でのストレス、プライベートでのストレス、人生でのストレス、様々ありますが、そのストレス自体を本人が気づいていない場合もあります。

ですが気付いていないなら問題はない、とはならないのが人間です。本人の意識として気付いていなくても、ストレスによって体調不調を訴えたり、身体のどこかに影響したりすることがあるからです。

会社としては、そういったメンタル不調予備軍の段階からメンテナンスをして、不調者を減らし、不調になった場合は早期発見と対応、不調者には復帰のための支援を行うことで社内の人員の確保ができるだけではなく、安定した労働力を得ることができます。

メンタルヘルスは身体の健康以上に、個人の根性の問題だとされてきた時代が続いていましたが、健康経営をしていくうえでは重要な部分と言えます。

メンタルヘルス対策で最初に行うべきこと

メンタルヘルス健康経営優良法人の認定を取るには必ず行わなければいけないものの一つに、「ストレスチェック」の項目があります。ストレスチェックは労働安全衛生法でも定められており、必ず行うように言われていますが、このシステムを理解していない企業も多くいます。

ストレスチェックをすることで、どれだけの従業員がストレスを抱えているのかの指標を出すものではあるのですが、この結果を見て、自分の会社の従業員はどういったストレスを抱えている傾向にあるのかまで検証できているかどうかが重要です。

ストレスの傾向が見え、問題は何なのかということがわかれば、個人に対する施策ではなく会社の在り方としての仕組みを変えることで、多くの人がストレスを感じなくなるかもしれません。また多くの人がストレスを抱えていると出たものをなくすことで、ストレスが表面化していなかった人の心にもいい影響を与えることもあります。

ストレスチェックを形式的なものと見ずに、どうしてこの従業員はこういったチェックをしたのかということまで見れるようにしていくことから、メンタルヘルス対策は始まります。

リモートワークによるメンタルヘルスの問題

リモートワーク社会の情勢が変わり、2020年は特にリモートワーク化が進みました。ですが、部署によってはリモートワーク出来ないものもあり、同じ会社の中でも部署によって働き方が違っているということもあります。

そういった背景から、従業員はこれまでにないストレスを抱えているといわれています。それはリモートワークをしている側もしていない側も、どちらにもあります。

例えばリモートワークをしている側の抱えるストレスは、社内でのコミュニケーションが取れなくなったことや、上司との関係性、仕事量の変化、以前のように出社して働きたいという欲求などからきています。
反対にリモートワークをしていない側は、出社することへの緊張感や罪悪感、会社からのコロナに関する抑圧、リモートワークをしている部署との違い、この先の不安感などからきており、双方違う感じ方をしているもののストレスを抱えているのです。

今は企業としても大変な時期かもしれませんが、こういったことにも目を向けてどれだけの社員の精神的不安を取り除けるのか、ということも経営をしていくうえでは重要なことです。

健康経営優良法人に認定されている上位企業ほどメンタルヘルス対策をしている

健康経営優良法人 メンタルヘルス今現在、健康経営優良法人に認定されている企業で、評価が高いといわれている会社の20パーセントがメンタルヘルス対策を重要視しているということがわかっています。

メンタルヘルス対策の取組は、健康経営としても重要なものですが、これに取り組むことで企業としてのメリットが大きいということも忘れてはいけません。メンタルヘルス不調者を放置しているとどうなるかを考えてみると、すぐにわかります。ストレスを抱えた人は、他人に優しく出来なくなるため、他の従業員のストレスのもとになる可能性があります。そして、メンタルヘルス不調者がどんどんと増えていき、休みがちになったり退職をしたり、向上心を持って働けなくなったりしていきます。そうなると、当然ですが会社の売り上げにも響いてきます。

ですが、メンタルヘルス対策をしていれば、不調者を出すのを防ぐことができるだけではなく、心に余裕を持った従業員が多くいるので、コミュニケーションが活発になり、お互いに励まし合って、向上心を高め合いながら仕事ができるので、売り上げも伸びるというわけです。

健康経営をするためだけではなく、これからの経営を考えればメンタルヘルス対策をしていく方が、経営者としても正しい判断だということがわかります。

メンタルヘルスを個人の責任に押し付けない

従業員の心の問題にまで企業が関わることはないという風習は、これからの時代には通用しません。健康経営だから行うのではなく、経営を潤滑にしたいなら取り組まなければいけない問題にまでなっています。

企業ができる対策として何があるのか、例えば働く時間帯や有休の取りやすさなどもメンタルヘルス対策の一つですし、従業員同士のコミュニケーションを円滑にするためのイベントを開くのも対策の一つですし、メンタルヘルスに関するセミナーを開くのも対策の一つです。

メンタルヘルス対策には様々な方法があります。自社にあった方法を探し出し、健康経営についてもう一度考えてみてください。

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