• 健康経営
  • 2020.12.15

保健師を採用して自社特有の健康経営を進めていく

目次

健康経営をする上で欠かせない職業の一つ

健康経営を進める中で、注目を浴びているのが保健師と呼ばれる人たちです。その中でも、保健師は健康経営をする上では欠かせません。とはいえ、労働安全衛生法では産業医か保健師等の人が企業にいればいいとされているだけなので、保健師がいない企業が多いのも現実です。

ですが、職業によって物事を見る角度が変わってくるため、産業医がいるから保健師は必要ないと判断しがちです。健康経営をしていこうと決めたのであれば、産業医も保健師も両方いる企業にした方が、自社特有の健康経営になるのに近づくことができます。

今回はあまり知られていない保健師についてお伝えします。

保健師には様々な職種がある

保険師まず保健師には種類があります。
・行政保健師
・産業保健師
・学校保健師
・病院保健師
の4種類です。

このうち企業で採用する保健師は「産業保健師」と呼ばれる人です。
簡単にそれぞれの役割をお伝えすると、

行政保健師
公務員。保健所や保健センターなどで保健指導や健康管理を行う。

産業保健師
企業に勤め、社員の健康管理を行う。

学校保健師
学校に勤めており、ケガなどの応急処置も行う。

病院保健師
健康診断や健康相談を行ったり、場合によっては看護師の仕事と兼務したりすることもある。

また保健師と看護師は近い位置にいるのですが、この二つは全く別物です。必要な国家資格も違います。看護師は看護師免許が必要ですが、保健師は看護師免許と保健師養成課程を1年以上通って修了し、さらに保健師の国家資格を取る必要があります。

つまり、看護師は看護師の仕事しかできませんが、保健師は看護師の仕事も兼務できるということです。

産業保健師が企業の健康経営の要になる

保険師 種類産業医がいれば保健師は必要ないと思っている経営者も多いのですが、産業医と産業保健師では行えることに違いがあります。

産業保健師ができることは大きく分けると5つあります。
・健康診断の実施
・保健指導
・健康に関する従業員への教育
・メンタルヘルス対策
・過重労働対策

産業医と持っている範囲が違うのですが、産業医と連携することができるため、産業医と産業保健師の二つの職種の人を社員として雇っていると、健康経営がしやすくなります。法律では、産業医か保健師のどちらかを企業内に入れておくことを伝えていますが、健康経営を続けていくならなくてはならない職業だという認識が必要です。

特に、どこの会社でも言われている「メンタルヘルス対策」は、産業保健師の得意分野でもあります。自社でメンタルヘルス対策を行っていても、一向に問題が解決しないのであれば、一度相談をしてみるのもいいでしょう。

産業保健師を採用するならこんなタイプの人がいい

保険師 タイプ産業保健師が必要だといっても、では資格を持っている人であればどんな人でもいいのか、といえば、それは違います。一般の従業員と同じく、資格を持っていても、経験が違ったり本人の資質が違ったりしているので、そこは見極める必要があります。

これから産業保健師を採用して、健康経営について一緒に改善をしていくことを考えているなら、PDCAを回せるだけの技量があるかを見極めてください。産業保健師として、その企業にいる従業員たちの見えていないリスクを表面化させて、どういったことを必要なのかを企画提案し、実行し、さらに分析して改良まで行えるかどうか。

産業保健師としての実績がある人であれば、現場の状況も把握するにはどうすればいいのかも知っているため、産業医がすでに会社にいるなら初めからコンビを組ませるというのもいいでしょう。

産業保健師は一人でも仕事はできるが、コミュニケーション能力も高く他の職種の人とも一緒に仕事ができるタイプの人を選んでください。

産業保健師とともに健康経営にメスを入れていく

産業保健師に健康経営をしていくのにはどうすればいいのか相談して、産業保健チームを作るのもいいでしょう。ですが、まだ経験は浅い産業保健師を採用して、自社で育てていくという考えもありです。

他の一般社員と同じように、どういったポジションで働いてもらうのかを決めてから、採用をかけると、自社にあった産業保健師を採用することができるでしょう。

健康経営だけではなく、これからの時代は産業保健師の力は必ず必要になっていきます。従業員の心身の健康のためにも、前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
今まで健康経営をしようとして失敗していたとしても、新しい道が見えてくるかもしれませんよ。

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