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  • 2021.01.28 (最終更新日:2022.04.06)

インターンシップの服装は私服でと言われたけど、本当に私服でいい?

目次

言葉の意味や企業の意図を理解しよう

オフィスカジュアル 結論から申し上げますと、インターンシップの服装は私服で来るように企業から伝えられても、オフィスカジュアルで行くのがおすすめです。なぜなら企業が私服を指定する言葉の裏には、意図が隠れている場合があるからですね。

私服で行く場合

「私服でお越しください」と言われたのなら、私服で行っても問題ありません。注意が必要なのは、私服といっても普段着と同様のラフな服装ではいけないということです。Tシャツやジーンズなどはふさわしい服装とはいえないわけですね。

外回りの仕事がほとんどないインターンシップ先であったとしても、取引先の人に会う機会がないとも限りません。そのような状況を想定して、オフィスカジュアルで行くのが無難です。

選択肢が私服とスーツの2通りある場合

私服のみと言い切っていないので注意するべき言葉が、「私服可」や「私服で結構です」というものです。この場合、スーツでインターンシップに参加してもOK。たとえ周囲にほとんど私服の学生がいなくても、心配しすぎないで大丈夫です。とはいうものの、どんな私服でも構わないというわけではありませんから、適切な服装が不明な場合はスーツの着用をおすすめします。

アパレル業界の場合

アパレル業界では自社のブランドと合っているかの確認や、ファッションセンスの確認をします。ほかの業界とは、インターンシップに参加する学生へ私服を命じる目的が異なりますから、気をつけてください。具体的にどう気をつければいいのかは、ほかの業界と合わせて後述します。

インターンシップで私服を指定する企業の意図とは?

インターンシップで私服を指定する企業の意図は何でしょうか?1つめに、私服通勤をする職場だからとの理由があります。自由な社風の企業では、一部スーツを着用しないところがあるのです。たとえば、アパレル系やベンチャー企業などにみられます。

学生にとって企業は不慣れな環境ですから、プレッシャーがかかり落ち着かなくなることもありますよね。高価なスーツを着用しているので、汚れに対する不安も重なります。企業側が学生の精神的な面を考慮し、私服を着用して欲しいと考えることもあるのです。

つぎに、環境に応じた判断ができるかどうかを確認していることが挙げられます。私服で来るようにと言っても、企業がフォーマルな場所であることには変わりません。学生の服装から、フォーマルな場所であることを理解できているか確認する企業があるのです。

スーツなら印象がいいのかといえばそうではありません。周囲の雰囲気はカジュアルなのに1人スーツを着用している場合でも、場をわきまえない人だと思われてしまいます。初めは上手に合わせられないかもしれません。しかし、周囲の服装を確認しながら徐々に合わせてください。

インターンシップで着用する服装を確認

オフィスカジュアル オフィスカジュアルが無難と言っても、具体的な服選びや色選びで迷う人も多いことと思います。インターンシップで私服を指定されたときに着用する服装を、詳しく見ていきましょう。

インターンシップで着用する服装について

お伝えした通り、オフィスカジュアルな服装を着用すればインターンシップのTPOに合っていると言えます。オフィスカジュアルは馴染みのある服装ではありませんので、どのようにコーディネートすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

オフィスカジュアルは清潔感を意識しながらネイビー、グレーなどの落ち着いたベーシックカラーでまとめるのが基本。派手すぎる色や、体のラインが出過ぎてしまう素足やミニスカートなどはNGです。

【オフィスカジュアル 女性の例】

アウター/トップス・・アウターはネイビーや黒など落ち着いた色を選ぶ。トップスは白が基本で、シャツやブラウスなど。
ボトムス・・スカートまたはパンツどちらでも構わない。スカートなら膝丈で、肌色のストッキングを履くこと。
靴・・パンプスがベスト。スニーカーはカジュアルすぎるので控える。
バッグ・・ビジネスバッグを選ぶ。トートバックの場合は、シックなデザインのものにすること。

【オフィスカジュアル 男性の例】

アウター/トップス・・アウターはネイビーなど落ち着いた色で襟のついたジャケット。トップスは水色や白など薄い色で、派手ではないストライプ柄。
ボトムス・・スラックスやチノパン。スウェット・デニム素材は向かない。
靴・・フォーマルな印象に合わせるため、革靴がおすすめ。
バッグ・・ビジネスバッグがベター。派手な色や柄のものは控える。ビジネス用のリュックは可。

参加するインターンシップがアパレル業界の場合は要注意

アパレル業界のインターンシップでは、ブランドの雰囲気に合わせることが優先事項となります。フォーマルなのかカジュアルなのか、自然な雰囲気なのかはブランドごとに異なることでしょう。企業が、あなたと職場で働く想像をしやすくなるので、ブランドの雰囲気に合った服装選びをするのがポイントなのです。

女性の場合はピンクなど明るい色のジャケットを着用し、フリルのついたブラウスなどデザインを重視して選ぶと、リクルートスーツ着用時とは異なる印象が出せます。男性の場合は、基本はシャツにジャケットでありながら、柄物のシャツを着用するなど工夫をしてください。

アパレル業界のインターンシップだからと、上から下まできっちり固めてしまうのはおすすめしません。媚びへつらっていることがあからさまなので、企業に不快感を与えてしまう可能性もあるからです。ブランドの雰囲気に合わせるからと言って、インターン先のブランドで全身を固めるのは控えてください。

自分のファッションセンスに疑問を感じても、その企業に勤務している社員の服装が参考になります。学生であるあなたが社員の服装を参考にすることによって、採用担当者に自社の社員の服装を思い出してもらうきっかけにもなります。

健康経営について知れば、就活の選択肢が広がる

健康 あなたは、健康経営についてご存知ですか?生活習慣病やストレスの蓄積は、誰しも他人事ではありません。社員の健康課題に企業が取り組むことにより、お互いにメリットがあると考えるのが健康経営です。

企業が取り組む健康経営の内容や健康経営優良法人の認定制度について知れば、就活の選択肢が広がると言えます。なぜなら、取り組みを確認することによって企業の社風がなんとなく掴めるものもあるからです。

たとえば、テレワークを導入している企業があります。日本では、あまりテレワークが普及しないのです。もともと会社に従う意識が強く、プライベートと分けにくいと考えます。タイムカードによって出欠を管理する方法が定着しており、「報連相」はお互いの顔を見て行うのが当然だと考えられてきました。

家でできる業務内容ではない仕事も多く、これらの理由がありテレワークは普及しないと言われています。テレワークを導入することによってセキュリティに不安を持つ企業もあり、事情を知れば知るほど導入に踏み切れないのも仕方がないな、と感じられるのです。

そんな中、今まで日本の企業で受け入れられなかった制度を進んで取り入れている企業は、自由で新しいことを受け入れやすい社風ではないか、と想像することができます。

もちろん、健康経営に取り組んでいるかだけではなく、募集要項のほかの部分も熟読しなければいけません。しかし健康経営の取り組み事例を調べることによって分かることもあるので、企業の選択肢が広がるとも言えます。

健康経営の一環として、産業保健師など保険指導のできる人と連携をする企業もありますよ。健康課題への取り組みが表面的なもので終わらないように、試行錯誤している企業も増えているのです。
当コラムでは、健康経営について情報発信しております。以下のコラムも合わせてご覧ください。

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まとめ

社会人と関わる機会ではスーツの着用が当たり前だと思っていたら、思いがけず私服を指定されて混乱した人も多いのではないでしょうか。企業側の意図が複数ある場合、どれが該当するのか分かりにくいもの。企業の意図を察しつつ、TPOに合わせた服装をすれば失敗することはないはずです。思いがけない指定があっても、落ち着いた行動を心がけてください。
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