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  • 2022.01.13

ベンチャー企業とは?メリットデメリットの解説や向いている人をご紹介

目次

知ってるようで知らないベンチャー企業

ベンチャー企業 ランキングみなさんは「ベンチャー企業」という言葉を正確に説明できるでしょうか。

何かと耳にはしていて、何となく成長過程の新しい企業かなというイメージを持つ方は多いでしょう。

また例えば就職活動中や転職を検討する際、大手や有名企業に強く興味が行き、規模が小さく不安定そうなベンチャー企業は避けられがちとも言えますが、ベンチャーにもメリットは当然有り、現在上場している大きな会社も、元はベンチャー企業だったというケースもあります。

今回はベンチャー企業の特徴と、その強み・弱みを挙げ、働くメリット・デメリットを解説します。

「こんな人が向いている」という紹介もあるため、ぜひ参考にしてください。

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ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業 意味まずはベンチャー企業とはどのようなものか解説します。

概要・特徴

ベンチャー企業について、資本金や従業員数、創業年数といった要素で明確な定義は存在しません。主な要素とすれば、「比較的若い会社であり」「中小企業に近い特徴を持ち」「独自のアイデアや技術をもとに、新しいサービスやビジネスモデルを展開している」といったことが挙げられます。

若いというのは設立からおよそ5年以内を意味しており、決して従業員が若者ばかりというわけではありませんが、20〜30代の社長を中心に、若い社員が集まる傾向があります。
中小企業に近いというのはベンチャー企業の多くが持つ特徴です。

経営基盤が確立している大企業は、リスクを冒して革新的ビジネスに着手する必要性がそれほどありません。
結果として中小企業の方が事業展開に融通が利く分、新たなビジネスにチャレンジしやすい傾向があります。

強み

業務のスピード感、フットワークの軽さはベンチャーの強みです。
会社の規模が小さく従業員数も少ない分、大企業と比べて物事の意思決定や情報の伝達が早いため、競合他社に先んじて事業を進められます。

そしてベンチャー企業の特徴である新しい技術やサービス、ビジネスモデルがニーズを獲得できれば、他社が追い付いてくるまでその市場は独占状態となり、大きな収益を見込めるでしょう。
それにより新たな挑戦に向けた資金源を獲得でき、さらなる発展が期待できるという好循環が生まれます。

弱み

強みで言及した規模の小ささ・トップとの近さ・トップの与える影響の大きさはデメリットにもなります。
いわゆるワンマン経営になりやすく、強い牽引力は社内外で反発を受ける危険もあるでしょう。

トップの考え方と行動の変化が、経営の行方を大きく左右します。
また単純に中小企業規模であることは資金力の面で弱さがあり、経営の不安定さはどうしても付き物です。

そのため市場の変化や競合他社の動向に影響を受けやすく、ある時いきなり経営が悪化した場合、持ちこたえ、そこから持ち直すだけの体力が乏しいと言えます。

混同しやすい関連ワード

ベンチャー企業 危ないここで、ベンチャー企業を語る上で混同しやすい言葉との違いや、ベンチャー企業にまつわる言葉をご紹介します。

中小企業との違い

中小企業とは中小企業基本法のもと、資本金額や従業員数が業種ごとに定められた、企業の規模による分類です。
例えば製造業においては「資本金が3億円以下」「従業員数が300人以下」、小売業では「資本金5,000万円以下」「従業員数100人以下」と定められています。

ベンチャー企業は新しいサービスやビジネスモデルを展開する若い会社であり、会社の規模は関係ありません。
結果として小規模から中規模な会社がベンチャーには多いため、中小企業という大きなくくりの中にベンチャーも存在しているという理解が正確でしょう。

スタートアップ企業との違い

スタートアップ企業はベンチャー企業の一種と言えます。
創業から2~3年程度と事業立ち上げから間もなく、まだ市場を開拓する段階の企業です。
ベンチャー企業は既存の商品やサービスに付加価値を付けるという意味の新しさもありますが、スタートアップはより革新的で、新規で立ち上げた全く新しいビジネスモデルを提供するという点で異なります。

新しいサービスであるため受け入れられれば一気に浸透し、短期間で目覚ましい成長を遂げるケースが多いのも、スタートアップの特徴です。

社内ベンチャー

言葉の通り社内におけるベンチャー、つまり新規事業推進のために新設される部署のことです。
あくまで企業内の一部門、一事業部であり、その会社自体がベンチャー企業というわけではありません。

メガベンチャー

メガベンチャーとは、元々中小企業の規模で設立されたベンチャー企業が、成長し大企業に登り詰めたようなケースです。
上場したかどうかが一つの判断基準であり、多くをIT関連企業が占めています。

具体例を挙げると、設立から年数は経ちましたが、楽天やYahoo!、サイバーエージェントなどはメガベンチャーです。

ベンチャー企業で働くメリット・デメリット

ベンチャー企業 求人では従業員側の視点に立って、ベンチャー企業で働く際のメリットとデメリットをお伝えします。

メリット

まずはメリットをいくつか挙げてみましょう。

トップとの距離が近い

一般の企業であれば経営者や役員レベルの社員と直接会って話したり、ともに働いたりすることはほとんどないでしょう。
ベンチャー企業は従業員が少ない分、上の立場の人とも日常的に意見交換や提案がしやすい環境です。

経営層と一緒になって仕事ができるというのはとても貴重な経験であり、ノウハウやスキルの吸収には最高の環境と言えるでしょう。

多種多様な仕事ができる

企業を運営するにはさまざまな業務がありますが、少ない人数でやろうと思うと、必然的に一人ひとりが多くの業務をこなすことになるでしょう。
事務や営業、広報やマーケティングなど幅広いジャンルを経験することで、短期間で大きなスキルアップが期待できます 。

個人の裁量が大きい

少ない人数で運営するため、大企業で働く新人社員や若手社員と比較すると、より裁量の大きな責任ある仕事を経験するケースが多いでしょう。

またベンチャー企業は新しい事業、そのアイデア提案を常に求めているため、自身の発言が元に新規事業が立ち上がることも珍しくありません。
従業員一人ひとり、会社への貢献が実感しやすいのもベンチャー企業のメリットでしょう。

新入社員や若手でも評価されやすい

若手のうちから多様な業務を経験でき、裁量の大きな仕事をこなすことが多いベンチャー企業は、結果を出しさえすれば若くして昇進が狙えます。
責任が大きい分チャンスでもあり、それをものにすることで、勤続年数に関係なく評価がされやすい環境です。

デメリット

対してデメリットを見てみましょう。

会社の不安定さ

ベンチャー企業の多くは発展途上であり経営基盤がまだまだ弱いため、競合他社や市場の変化に影響を受けやすく、倒産のリスクは常にあると言っても過言ではありません。
勢いがあり、一見順調であっても、軌道に乗るまでは安心しない方がいいでしょう。

給料や福利厚生面の弱さ

資金面の余裕はないため、ベンチャー企業は給与水準が低い傾向にあります。
またボーナスや退職金の有無、保険関係や休暇制度といった各種福利厚生も、大企業と比べて手薄なことがほとんどです。

手厚さや安心感を求める場合はミスマッチを感じるでしょう。

求められるハードルが高い

少数精鋭であらゆる業務をこなす必要があるため、バリバリ働ける即戦力が求められがちです。
手取り足取り、育成にどれだけ時間をかけてくれるかも企業によって差が大きいでしょう。

新人のうちから第一線で活躍することが求められ、プレッシャーは大きいと言えます。

優良ベンチャー企業の特徴とは

ベンチャー企業 給料ベンチャー企業が安定性に欠けるとお話ししましたが、ではその中でより優良と思われるベンチャー企業を選ぶために、見極め方をご紹介します。

ベンチャーキャピタルからの投資の有無

ベンチャーキャピタルとは、上場していない企業の中でも将来性が高いと判断できる企業に対して積極的に投資している機関です。
投資のプロから「将来的に、社会に必要とされるビジネスモデルで成長するだろう」と判断された証であるため、投資を受けていない企業と比べれば、成長の可能性は高く幾分安心でしょう。

表彰制度の受賞歴

中小企業庁や経済産業省は、革新的な商品・サービスの開発を行ったり、地域経済の発展に貢献したりした企業を表彰しています。
それらの受賞歴がある企業は、それだけ強みや実績を持っているため優良と言えるでしょう。

業績の伸び率

現在の業績の良し悪しではなく、過去数年の「伸び率」に注目しましょう。
伸び率が著しければ、それだけ社会に必要とされ、今後の成長も期待できるビジネスモデルがあるということです。

社長の人柄

優良なベンチャー企業の特徴として、社長自身が広告塔となり積極的に情報発信するケースが多い傾向にあります。
現在のビジネスモデルにどのような意図があるのか、将来的なビジョンをどう描いているのか確認しましょう。

また採用面接で社長が出てくる企業も、情熱があり、人材を重要視している有望な企業と言えるでしょう。

向いている人の特徴

ベンチャー企業 就職最後にベンチャー企業にはどんな性格の人が向いているのか、いくつか特徴を挙げていきます。

チャレンジ精神・成長志向が強い

ベンチャー企業は安定感を求める人は不向きであり、一人ひとりがアイデアを出しながら積極的に取り組む姿勢が必要です。

新人のうちから裁量権のある責任の大きい仕事をするため、それに対して真っ向から向かっていくチャレンジ精神を持ち、成長するチャンスと捉える気概を持つ人が向いています。
決められた仕事をコツコツやりたいタイプは向いていないかもしれません。

変化を楽しめる

常に新しいことに挑戦し、提案・推進し続けるのがベンチャー企業です。
それだけ方針転換や配置転換など日々の環境が目まぐるしく変わるため、これらを負担と感じストレスになるようなタイプだと長く続けるのは難しいでしょう。

どんな変化もいい経験とポジティブに捉えられれば、全てがスキルアップにつながり、チャンスが豊富な活気ある職場として楽しんで働けるでしょう。

将来独立や起業を目指している

幅広い業務が経験できるうえ、社長も含めた経営層とも身近な距離感で働ける環境のため、起業や独立を目指す人にとっては最適な環境です。

経営ノウハウや経営者としての心構え、業務一つひとつの意味や目的など、今後必要になるあらゆることを吸収できます。
キャリアプランがしっかりある人ほど、情熱を持って日々勉強しながら働ける素晴らしい環境と言えるでしょう。

まとめ

ベンチャー企業 例ベンチャー企業で働くには向き不向きが強く出ます。
多種多様な業務を少人数でこなす分、一人ひとりの仕事量も多くなり日々ハードなのは間違いないでしょう。

それでも仕事にやりがいを感じながら、目的意識を持って働けるのであれば充実度はかなり高いはずです。
若くして昇給や昇格、役員レベルにまでなれる可能性があるのは、大企業にはない魅力的なメリットであり夢があります。

経営の不安定さや福利厚生の手薄さといったデメリットもありますが、「それらを自分が改善するんだ」「待遇よりもやりがいだ」などといったバイタリティーのある人には非常におすすめです。

この記事を読んだ就活生や転職を考えている人はぜひ参考にして、ベンチャー企業も選択肢に加えてみてください。


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