• 健康経営アドバイザー
  • 2020.07.06

今、各企業で必要とされている健康経営アドバイザー

目次

健康経営アドバイザーと産業医の違い

健康経営アドバイザーは、東京商工会議所が認定している資格です。通常の健康経営アドバイザーとエキスパートの二種類があり、エキスパートはより実践に即した形で健康経営のアドバイスができる人のことを言います。どちらも2年更新で、合格しても2年に一度は研修を受けに行かなくてはならないのも特徴の一つです。そんな健康経営アドバイザーですが、健康経営に詳しくない人の中には産業医と混合して考えている人もいるようです。今回は、その違いについてもお伝えします。

健康経営アドバイザーと産業医

資格健康経営アドバイザーと産業医の違いの一つが、資格の取りやすさです。健康経営アドバイザーはeラーニングで勉強もできますし、資格も簡単に取れるのが魅力の一つです。ただしエキスパートの場合は、実践講習もありますので通常の健康経営アドバイザーに比べると資格を取るまでに少し時間がかかります。
それに対して、産業医は医師免許が必要なため国家資格を取る必要があり、さらに医師免許を取った上で産業医資格も取らなくてはいけないため、資格を取る難易度で言うと産業医の方がはるかに難しいというのがわかります。

ただ、健康経営を始めようと思った企業が、すぐに自分の従業員にも資格を取らせたいと思った時に、健康経営アドバイザーであれば少し勉強をすれば資格を取ることができるのが大きなメリットとも言えます。

健康経営アドバイザーと産業医のできる範囲

比較健康経営アドバイザーと産業医では、行える業務範囲も異なっています。
例えば健康経営アドバイザーは、企業が抱えている健康問題を洗い出し、どうすれば従業員が健康になれるのかを客観的に考えて、プランを提案します。その後、実施した後の結果を見て、他のプランを作成したり、同じプランをさらに深彫したりということもしているのが、健康経営アドバイザーです。

それに対して産業医は、その企業にいる従業員の健診結果を見て、何が必要なのか、どうすればいいのかを考えます。個人個人と面談をして、従業員一人一人にあったプランを作成することもあるでしょう。従業員から相談を受けて、それに対してアドバイスをするのも産業医の役割です。

こうした業務の違いがある健康経営アドバイザーと産業医ですが、健康経営を行う上でもう一つ違うことがあります。産業医は法令で必須とされていますが、健康経営アドバイザーは任意だということです。つまり、健康経営を行っている企業には必ず産業医がいますが、健康経営アドバイザーはいる企業といない企業があるということです。

では、配置がどちらでもいい健康経営アドバイザーは、いなくてもいいと考えますか?その答えは次の項目にあります。

健康経営アドバイザーと産業医のそれぞれの視点の違い

二択産業医は従業員の健診結果やストレスチェックの結果を見て、どうすれば医学的に従業員の健康を守ったり、健康増進をすることができるのかという視点で物事を見ています。つまり産業医は、医学的視点から物事を判断しているということです。

それに対して健康経営アドバイザーは、医者ではないため医学的視点は持っていません。持っているのは、経営的視点です。健康経営によって、従業員が健康になれば企業の業績が上がるということまでを考えたうえで、どうすればいいのかを考えます。
健康経営を行っている企業が、自社のために開発したシステムを他社にも販売しているところがありますが、これはまさしく健康経営アドバイザー視点での考え方です。健康をお金に変えるのは、産業医では考えつかないところでもあります。

従業員のことを本当に考えているのはどちらなのか、というような議題も出ることはありますが、答えはどちらも考えているということです。
ただし点が違うため、産業医も健康経営アドバイザーもどちらも必要です。二つの視点があってこそ、企業は健康経営を経営的な意味でも成功させることができます。

自社に健康経営アドバイザーがいないなら作ろう

健康経営アドバイザーは、個人で行っている人もいますが、これまで勉強をしてこなかった人でも、勉強をすればすぐに資格を取れるものです。
初年度は健康経営アドバイザーの資格を取って、慣れてきたらエキスパートの資格にもチャレンジしてみるというのもいいでしょう。自社に健康経営アドバイザーがいれば、経営目線でも自社特有の長所を見つけ出して、健康経営で良くしていく方法を見つけてくれるはずですよ。

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