• ヘルスケア
  • 2020.08.26 (最終更新日:2022.03.26)

健康経営を通して注目が高まっているヘルスケア産業のこれから

目次

ITとヘルスケアがこれからの時代に求められている

健康経営や働き方改革を通して、日本政府が訴えたいことは、これからの人生100年時代での健康寿命を伸ばそうということです。健康経営優良法人が認定されるようになってから数年がたち、日本でも企業や働き手の人たちの間で、随分と「健康」に対する意識が高まってきているように思います。

そんな中で注目を集めているのが、ヘルスケア業界。以前からあった業界ですが、それほど注目は浴びていませんでした。ですが、2017年時点での調査によると、欧州や中国では日本の15倍、アメリカでは実に100倍規模の投資が行われていることをご存じでしょうか。さらに、このコロナ禍において無視できない業界へとなってきています。

日本のヘルスケア産業も、これから急加速してくことでしょう。

健康をヘルスケア商品で管理

体重計 ヘルスケアと聞いて、まず思い浮かべる商品としてあるのは体重計ではないでしょうか?あとは体温計とかも身近にあるものですよね。でも体重計も体温計も、一昔前であれば現在の重さや熱を測ることしかできないものでしたが、今は進化して色々なことが分かるようになっています。

もちろん、体重計や体温計だけではなく、それ以外のものもヘルスケア商品として販売されており、家電量販店に行くだけでも実に多くの商品を見ることができるでしょう。また、ヘルスケアはそういった実機のものだけではなく、アプリとしても使えるようになっています。

IT×ヘルスケアでできること

ウェアラブル ヘルスケア産業で、今一番注目を浴びているのが「IT×ヘルスケア」のものです。ウェアラブル製品。スマートウォッチなんかもそうですよね。これ一つで、万歩計にもなりますし、その人の脈が正常に動いているのかを感知する仕組みもあります。そして、もともとの機能であった、通話やメールもできるため仕事をしている人にはお勧めです。

最近では時計型だけではなく指輪のものもあれば、眼鏡タイプもありますし、プロジェクターのように身体に映し出して使うこともできるようになってきました。どんどん近未来化が進んでいます。

またIT×ヘルスケアとして、これから需要が高まっていくのが、遠隔での健康診断や医師からの治療です。現在コロナ禍という中では、医者のリスクも減らすことのできる注目されている手法です。また、そばにいなくてもいいため、田舎など医者の数が足りていないところでも、東京にいる医者が診断できるため実用化が求められています。
今も一部では、導入しているところもありますが、まだまだこれからでしょう。

AI×ヘルスケアはまだまだ二の足を踏んでいる

AI さらに「AI×ヘルスケア」も、数年前から注目を浴び、開発が進んでいます。ただこちらが製品化に至っていない理由は、人の健康を左右するということは、人の命を左右することになりかねないためです。例えば、テレビで不良品が出れば、交換したり直したりするだけで解決できますが、人体に影響を及ぼすものから不良品が出た場合、さらにそれが死亡事故になった場合はだれが責任を負うのでしょうか?さらに、責任を負いきることができるでしょうか?

そういったこともあり、開発は進んでいるのですが、どの企業もなかなか製品化に至っていないという背景があります。ただ、これからの日本や世界では求められる業界でもあるので、いつかは製品化されると思いますが、まだ時間はかかりそうです。

各企業でも取り入れ始めているITヘルスケア

ITヘルスケア ヘルスケア産業は、コロナ禍においてさらに進化を遂げていくでしょう。それは同時に健康への関心が広がり、企業も健康経営の大事さを理解する経営者が増えてくるということにも繋がっています。

また、健康経営を行う企業にとっても強い味方になるのがヘルスケア商品です。健康に対してのノウハウがないという企業は、何を指針に行えばいいかがわかりません。ですが、ヘルスケアの商品やアプリを導入すれば、すぐに企業内の従業員の健康数値を見える化することができ、どんな施策を立てればいいのかが一目瞭然です。
さらにヘルスケア商品やアプリを使うことで、従業員の健康への意識を高めることもできます。

健康経営は、経営者だけが健康に対しての意識を高めていても、何の効力も発揮されません。従業員に健康への意識を高めさせることが、健康経営を成功させる秘訣だからです。

今、世の中にはヘルスケア商品がありますし、これからどんどん使いやすいものや、ピンポイント機能を付けたものが出てくるでしょう。ヘルスケア商品を利用して、健康経営を一歩前に進めてみませんか。
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