• 就職/転職
  • 2020.09.17

ホワイト業界と言われる航空業界について。職種や裏側などを徹底的に解説

目次

航空業界の仕事はどんな職種があるのか

航空業界 飛行機航空業界には、様々な職種があります。ここでは、その一部を紹介しましょう。
  • パイロット
  • キャビンアテンダント
  • ディスパッチャー
  • 航空整備士

パイロット

パイロットは、想像の通り飛行機を操縦し安全にお客さまを目的地まで運ぶ仕事です。飛行機に関する様々な知識と、高いスキルが欠かせません。

パイロットになるには、「事業用操縦士」「定期運送用操縦士」2種類のライセンスを取得している必要があります。専門性の高い職種であり、就職率は高いですが入試は難易度が高いです。

フライト以外にも様々な仕事があり、搭乗前には気象情報や飛行機の整備状況を確認します。フライト中は主に管制官と通信しながら、落雷や気流の乱れに合わず安全にフライトできる空路を見極めているのです。

キャビンアテンダント

キャビンアテンダントは、機内アナウンス、機内販売、飲み物等の提供をおこないます。また、お客さまの安全を守ることもたいせつな仕事ですから、確認業務やドアの開閉操作なども業務の一部ですよ。

緊急事態が発生したときのために、保安訓練にも参加します。緊急事態では当然、自分自身の身の安全よりもお客さまの安全を考えなくてはなりません。そのため、責任感はもちろんのこと精神的なタフさも必要です。

一般的に会社勤めをしている人とは異なり、担当になる便によって勤務の開始終了時間が毎日変わるのが特徴です。休憩の時間もはっきりと定まっておらず、ときには機内で食事を摂るケースもあります。

搭乗する予定だったキャビンアテンダントが出勤不可能となったときのために、スタンバイといって空港または自宅で待機することもあります。

ディスパッチャー

ディスパッチャーとは、飛行機が安全に目的地へ辿り着けるように様々な情報からフライトプランを作成する仕事です。

責任が重大で、専門性の高い仕事なので地上のパイロットという呼び名もありますよ。

緊急事態が発生したときの着陸空港を準備したり、空路や着陸場所の情報を集めて分析したりするのもディスパッチャーの業務です。離陸後も機体をサポートしており、地上から航空機を見守っています。

責任が重大で、様々な情報の分析が必要なため論理的な思考や冷静な判断ができる人が向いていると言えるでしょう。

ディスパッチャーになるには、素質があると見込まれたうえで航空会社の運行管理部門へ所属しなければなりません。

そのためには、総合職として航空会社に入社すること、または運行管理関係を専門におこなっている企業に所属することが必要です。

航空整備士

名前の通り、機体の整備をする仕事です。機体の構造はたいへん複雑ですから、ちいさな破損が大きな事故を引き起こすケースもあります。テレビで、「こんな小さな場所の破損があんな大事故に繋がるのか。」というような飛行機事故の解説を見たことはありませんか。

航空整備士は、機体が安全にフライトできるように様々な整備をして技術面からフライトを支えます。たとえば、以下の業務がありますよ。
  • 離陸前や到着後の機体を点検する「ライン整備」
  • 大規模な整備を格納庫で作業する「ドック整備」
  • 機体を運行するために重要な部分を精密に整備する「ショップ整備」

キャビンアテンダントの裏側、大変なこととは

華やかだと言われる裏側には、普段は見えない大変さがあります。ここでは、航空業界の仕事の1つ、キャビンアテンダントの大変さを解説しましょう。
航空業界
  1. 時間を管理すること
  2. 体力勝負の仕事であること
  3. 人間関係がつらいこと

時間を管理すること

出社時刻、搭乗時刻、各サービスの時間配分など。キャビンアテンダントの業務は、ほとんどが時間厳守のものです。フライトは離陸も着陸も遅れてはいけませんから、考えてみればそうですよね。

フライトには、到着時刻があるのでそこから逆算し、徹底的に守る必要があります。仕事中のことだけかと思いきや、キャビンアテンダントの時間管理はプライベートにまで及ぶのです。

たとえば、睡眠時間や休日の過ごし方。全てにおいて、「次のフライトのための出社時刻」から考えて行動を取らなければいけません。

せっかくの休日だからと、夜遅くまで起きていればつぎの起床時間に響き、出社時刻に影響が出るかもしれませんよね。十分な睡眠を取らなければ、次のフライトで体力が持たない可能性だってあります。

そのため、時間の管理が苦手な人には向いていない職業です。

その出社時刻も、会社に到着する時間のことを指してはいません。出社までには、以下の作業が必要です。
  • 着替えやメイクを完璧にすること
  • 当日の様々な情報をインプットすること(お客さまやサービス、業界についての情報など)
時間ぎりぎりの状態で情報を集めていれば、思わぬ見落としがあり安全なフライトに影響を与える可能性があります。どんなことにおいても、早めに行動する行動力が求められるわけです。

機内に乗り込んでからも、時間との闘いは続きます。

まず、お客さまの搭乗までに隅々まで安全確認をおこない、離陸後は到着時刻を見据えてサービス提供をするのです。キャビンアテンダントは、常に時間に追われている仕事だということですね。

体力勝負の仕事であること

キャビンアテンダントは、体力勝負の仕事です。機内で動き回っているだけではなく、離着陸のときには重力がかかります。

フライト中は、気圧の変化に見舞われて、その中で重いものを持つ作業もあるのです。すぐに乗り物に酔っていたら、務まらないことが想像できます。

1日平均3便を担当し、大きな機体の中を何往復もします。平均が3便だと考えると、離着陸を1日に6回経験していることになり、身体にとても負担がかかっていることがよく分かります。

また、地上にいるときでも辛く感じる肉体労働をフライト中におこなうわけです。水分の入った重量のある荷物や、自分やお客さまの荷物を運び続けるので筋肉もたくさん使います。

人間関係がつらいこと

キャビンアテンダントの仕事は、女性同士の世界です。時には、職種の壁を乗り越えて従業員同士が仲良くなることもあるでしょう。

しかし、新人のうちは仕事の要領が分かっていませんから、嫌がらせなどハラスメントの標的になりやすいのです。

1人だけで食事を摂ることになったり、仕事中に睨まれたりすることもあります。

とはいうものの、フライト時にキャビンアテンダントはメンバーの入れ替えがあるのです。その時々で人間関係のつらさはありますが、毎日同じメンバーと顔を合わせる職種と比較すれば、良い方だと言えます。

キャビンアテンダントのやりがいを紹介

キャビンアテンダントは、時間厳守の体力勝負ではありますが、大変さゆえにやりがいも大きな仕事です。ここでは、キャビンアテンダントのやりがいを紹介していきます。

航空業界
  1. お客さまの要求に応えられた場合
  2. 業務内容が幅広いこと
  3. 英語のスキルが活用できる
  4. 普段行けない場所に行ける

お客さまの要求に応えられた場合

飛行機には、大人から赤ちゃんまで、様々な国籍の方が搭乗します。飛行機の利用目的も、観光のみではなく多種多様です。

たとえば、「子どもと大人」「国内の方と海外の方」など、それぞれ必要な対応や求めるものが異なります。

機内で提供する数多くのサービスを、お客さま1人1人に合わせて提供することは非常に難しいことです。

しかし、それゆえに自分が提供したサービスでお客さまの笑顔を見られたときは、努力してきて良かったと感じられます。

業務内容が幅広いこと

お伝えした通り、キャビンアテンダントの業務内容は非常に多いです。それに加えて、航空会社により地上での勤務が経験できるチャンスが来ることもあります。

別の部署に入って、今までとは異なる業務を担当してから再びキャビンアテンダントの仕事に戻ることもありますよ。

客室の統括をするチーフパーサーを20代で経験できるのも魅力です。女性の社会進出が謳われていますが、理解されない部分も多いので、若い世代が責任ある立場を務める機会は多くはありません。女性であるがゆえに、理不尽な経験をした人はまだまだ多いことでしょう。

キャビンアテンダントでは、一般企業に勤めていればできなかったことが経験できるメリットもあります。

このように、意欲があれば関われる仕事の範囲がますます広がる職種のため、やりがいを感じやすい職種です。

早くからステップアップが可能なので、出産や育児がキャリアアップの重荷となることも少ないのも嬉しい環境ですね。

航空業界がホワイト企業だと言われているのは、女性の働きやすい環境が整っているのも理由のうちの1つではないでしょうか。

英語のスキルが活用できる

国内線でも、海外からのお客さまが搭乗します。海外からのお客さまと会話するには、英語またはその他の外国語が必要です。英語のほかにスペイン語や中国語もニーズが高まっています。

余裕があるシーンでは、お客さまと外国語で会話を楽しむこともできます。渡航先のレストランや観光地のおすすめを聞かれるケースがあるので、情報収集は渡航先の気象情報だけに限りません。キャビンアテンダントは、時にホテルコンシェルジュのような役目も果たしているのですね。

しかし、これは身につけた外国語のスキルが活用できる機会が多いということ。身につけた知識を活用できる機会が多ければ、それはやりがいに繋がるでしょう。

普段行けない場所に行ける

キャビンアテンダントの仕事では、世界の様々な場所に何度も行く機会ができます。国内・国外どちらの業務でも、宿泊を伴うケースがあり宿泊先で地元の食事が味わえることも。食事を味わう目的で、海外に足を運ぶ人もいるなか、これはキャビンアテンダントの特権です。

はじめての場所に行けば、地元の良いところが改めて見えることもあるでしょう。

就活生の今度と、求められる人材について

今後 分かれ道 新型コロナウイルスの影響は、様々な業界を脅かしています。航空業界はどうなのでしょうか。
  1. 採用中止で諦めざるをえない状況
  2. 航空業界で求められる人材とは

採用中止で諦めざるをえない状況

航空業界は、華やかなイメージがあるゆえに就活生からの人気が高い紹介です。しかし、緊急事態宣言が発表され飛行機に乗る人が少なくなったために、航空業界は採用の見直しを考えざるを得ない状況になってしまいました。

就活生のもとには、企業から採用活動を中断する旨の書かれたメールが届きます。

これに伴って、キャビンアテンダントなど小さいころから航空業界の仕事が夢だった就活生も、諦めなければいけないのが現状です。

しかし、完全に航空業界を諦めてしまうわけではなく、今回は不測の事態として一旦中断し、別の業界へ募集する就活生も多いですよ。

ANAやJALなどの大手企業では、普段新卒だけに限らず既卒の採用も実施しています。グループ会社や、格安航空会社などでは、経歴や職歴にとらわれず多くの人を募集する中途採用もおこなっているのです。

現状では入社することは困難だとしても、航空業界以外の業界へ1度入社し、これまで通りの状態に戻ってから採用が始まった段階で応募するのが良いでしょう。

航空業界で求められる人材とは

航空業界では、どのような人材が求められるのか学んでおきましょう。
  • チームワークを大事にする人
  • 自ら考えて行動できる人
  • 自己管理ができる人
航空会社では、チームワークが大事です。航空会社の従業員全員が、「運行する飛行機の安全を確保する」という同じ目標に向かって団結することが欠かせません。

緊急時に、パイロットとキャビンアテンダントで連携が取れていなければ、お客さまを危ない目に合わせてしまうことになるかもしれないのです。

飛行機を安全に運行できるかどうかは、直接企業の存続に関わります。面接では、過去にチームワークを発揮し1つの目標に向かって団結した経験を伝えるのがおすすめです。

航空会社では、キャビンアテンダントはキャビンアテンダントの、パイロットはパイロットの仕事をまっとうします。

安全を第一に考える業務で、人のせいにする思考は大変問題です。

ミスが起こったときに「あの人がおこしたミスだ」と他人を責めても業務がはかどらなくなります。その結果、お客さまの安全に影響が出るかもしれません。

たとえミスが起こっても、思考をストップさせずに自分自身で解決のために動ける人材が必要です。

キャビンアテンダントの項目で紹介した通り、航空業界の仕事は基本的に時間との戦いです。

時間だけに限らず、海外に宿泊するときは口にする食べ物にも気を配らなければなりません。生もので感染症にかかった場合は、入院も考えられますから体調が良くないと感じたら速やかに上司へ報告する必要があります。

体調が優れないと分かっていたのに、無理に飛行機に乗って倒れた場合大勢の人に迷惑をかけます。

自分の体の状態を普段からよく見極めて、場合によっては飛行機に乗らない判断を迫られることもあるのです。

自己管理が得意でない人は、航空業界の仕事は続けにくいでしょう。

航空業界の採用面接で聞かれる質問4選

質問 航空業界で、いつ募集が再開してもいいように面接の準備をしておくのはいかがでしょうか。
  1. なぜうちの企業なのか
  2. 会場に来るまでに何を考えていたか
  3. 感謝・感動したことについて
  4. 尊敬する人物について

なぜうちの企業なのか

この質問は、航空業界に限らず面接の定番と言えます。同じ事業の他社ではなく、どうしてうちの企業を選んだのか、という質問ですね。

この質問へは、その企業にしかない魅力や強みを伝える必要があるので、企業の情報収集が欠かせません。また、その航空会社がどれくらい好きなのかも、答えたいポイントです。

面接官は、就職したあとに活躍できる人材を探しています。就職活動をする側は苦戦していますが、それは面接官も同じです。

この質問では、綺麗な言葉や要領の良さよりも、航空会社への愛を伝えるイメージで挑むのがいいでしょう。

会場に来るまでに何を考えていたか

これは、一見ねらいの分かりづらい質問ですね。この質問をする理由の多くは、応募者に瞬発的な判断力があるかを見極めたいからです。そのため、何かをアピールする必要は無く無難な対応で問題ありません。

面接での受け答えを考えていた、という真面目なものでもいいですし、遅刻しないように早めに行動していた、という素直なものでもいいです。

気を引くために、凝った回答をするよりも社会人として常識の範囲内で答えられれば大丈夫です。

感謝・感動したことについて

応募者の人柄や個性を確認するために、この質問をすると考えられています。それに加えて、話を順序だてて構成し、はじめて聞く人に分かりやすく伝えられるかどうかも見られています。

伝える内容として、大規模なエピソードを準備する必要はなく日常で起こったちょっとしたエピソードで問題ありません。

日常的にアンテナを張り、お客さまを笑顔にするサービス提供とはどのようなものなのか、と考えてください。

尊敬する人物について

この質問も、面接では多い話題です。ほかの人が答えている例では、学生時代の教師や両親などですね。

この質問のねらいがよく分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。その人物の、どの部分を尊敬しているのか説明することは、理想や価値観を面接官に伝えることに繋がるのです。

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