• 健康経営
  • 2021.08.06

デスクワークや事務に向いていない人とは。苦手の克服方法も確認

目次

デスクワークや事務が向いていない人とは①

デスクワーク デスクワークや事務は一般的に楽な仕事のイメージだと思います。とはいうものの、向き不向きがはっきりしている仕事でもあるのです。ここでは、デスクワークや事務が向いていない人を解説します。

パソコンが得意でない人

パソコンが得意でない人は、デスクワークが向いていないと言えます。なぜなら、会社で使うソフトはWordやExcelだけとは限らないからです。会社は独自のソフトを活用したり、新たに導入したりします。そのため主体的に学習しようとしない人や、効率化を考えようとしない人は、デスクワークに向いていない傾向ですよ。

集中力がない人

集中力がないと、デスクワークをこなすのは困難です。しかし、集中力はなかなかコントロールできるものではありません。私たちが深く集中できる時間は15分程度で、集中力の限界は90分だと言われています。集中力の持続時間から、8時間座ったまま仕事を続けるのがどれだけ難しいか分かるのではないでしょうか。デスクワークは基本的に毎日8時間座り続けて仕事をするので、集中力がない人は向いていないと言えます。

マルチタスクが苦手な人

デスクワークには単純作業のほかにマルチタスクもあります。マルチタスクが苦手な人は本当に苦手なので、それを伴うデスクワークも難しくなるわけです。社会に出てから「マルチタスクが苦手だった」と気づく人が多いのは、自発的な職人気質で1つの物事に取り組む日本人の性質によるものだ、と考えられています。また、「各質問に対して正解は1つである」と学校で教わるので、情報リテラシーが低い傾向にあるのです。

会社では、1つの仕事に集中しているときに別の仕事を頼まれて、対応できなければ判断力のなさを問われます。物覚えや要領の悪さを指摘されて、社内で孤立する人もいます。マルチタスクが苦手な人はデスクワークも向いていない傾向にあるので、単純作業のみの仕事を探すのがおすすめですよ。

動くのが好きな人

主体的に動いて会社に影響を与えたい人に、デスクワークや事務はおすすめしません。事務の場合、職場によっては最低限のやり取りだけになります。たとえば、「子どもと関われるかもしれないからその関係の会社に入ったのに、子どもとの接触がない」ということがあるわけです。取引先と協力するというより、総合職や営業など社内の人と協力するのが事務職の仕事。問題を見つけて自分で解決に向けて行動したい人は、向いていないと言えます。

デスクワークや事務が向いていない人とは②

チームワークが苦手な人

デスクワークの中でも事務は、1人でできる仕事ではありません。そのため、チームワークが苦手な人もデスクワークに向いていないと言えます。特に大企業の事務仕事は、複雑で難しいものが多いのです。事務の仕事は、誰か1人が遅れると全体に迷惑がかかるものもあります。チーム全員が仕事の流れを全て理解していることは少なく、誰か1人が個人で作業をしている例もしばしばあるわけです。また、仕事によっては部署を超えるものもありますよ。仕事で関わる2つの部署が、お互いの仕事内容をほとんど理解していない例も珍しくありません。

チームワークはこのような環境で活躍します。信頼関係を築いたりときには忖度をしたり、周囲と協調するのが大事です。また、優秀な成績を出すのが難しい事務の仕事では、安定した仕事をする必要があります。事務の仕事を安定させるには、協調性が必要不可欠です。個人の仕事ではないので、チームワークが苦手な人には向いていないでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

上記でも触れましたが、コミュニケーションが苦手だとデスクワーク、特に事務は向いていないと言えます。狭い空間で人間関係を構築するので、ギスギスしてしまうときもあるわけです。上司や先輩を立てるのが苦手だったり、空気が読めなかったりする人は、デスクワークをメインの仕事にするのは難しいでしょう。

また、周囲への気配りが暗黙の了解になっている職場もあります。たとえば、「有休を利用したら職場の人全員にお礼を言ってお土産を渡す」会社があるのです。そのような職場で、自分だけ「有給は権利なのだから、お礼を言いながらお土産を渡して回る必要はない」と考えていると、先輩から注意を受けます。これは暗黙の了解なので、言葉にして教えてくれる人はいません。部署の異動が見込めないのなら人間関係はずっと続きます。コミュニケーションや空気を読むのが苦手な人に、事務の仕事は向いていないと言えるでしょう。

会社の風習に合わせられない人

デスクワーク、特に事務の仕事は会社の風習が濃く出る仕事です。今の仕事は何が目的で、俯瞰をして見たときに「なぜ必要なのか」ということを理解するのが難しくなります。たとえば、「アナログで作成した書類をスキャナーでパソコンに取り込み、取引先に確認してもらった書類をまた印刷する」のような仕事内容があるのです。仕事をタスク化していけば1つ1つの難易度は高くありません。しかし、簡単作業のミスが発生しないようにたくさんこなすのには、向き不向きがあります。そのため最初に全体を俯瞰して見てから「なぜこの仕事が必要なのか」を確認したくなる人は、事務の仕事に向いていないと言えるでしょう。

なぜデスクワークは辛いのか

デスクワーク

体調が悪化しやすいから

長時間座り続けるデスクワークは、体調が悪化しやすいのが特徴。なぜなら、座り過ぎは血行や筋肉の代謝が低下する原因になるからです。長時間座り続けている人ほど、認知症やガン、糖尿病のリスクが高まると考えられています。また、目を酷使するので視力だけに限らず頭痛や肩こりになりやすいです。

目のピントを合わせる筋肉は、近くを見るときに緊張して遠くを見るときに緩みます。デスクワークはパソコンを近くで見ている状態ですから、常に筋肉がこわばった状態というわけです。デスクワークで眼精疲労の対策をするには、適切な距離を持ってパソコン作業をするのがポイント。自分の顔とパソコン画面の距離は、腕を伸ばしたときの長さが適切だと言われています。しかし、ほとんどの方が長時間座り続けているうちに前かがみになっていることでしょう。体調が悪化しやすいのは、デスクワークの環境によるものなのです。

頭を使うから

目と同時に脳を酷使するのも、デスクワークの仕事です。たくさん考えなければならない仕事なので、休憩時間や休日でも気が休まらない人がいます。それに、前日に遅くまで残業していた場合、しっかりと眠れず疲れが取れないまま出社しなければなりません。疲れが取れない状態での仕事は、精神的に辛いうえに運動不足になりやすいですから、精神と肉体のバランスが取れない状態です。ストレスを受けすぎて精神が不安定になると、長時間集中するのが難しくなります。脳が疲労すると私生活まで楽しめなくなるので、仕事のやりがいにも影響するのです。

効率化できなければ仕事が遅くなるから

デスクワークは会社によってさまざまなソフトを使うので、仕事の効率化が必要です。しかも、効率化のための学習は自主的に行わなければなりません。デスクワークに不向きな人の場合、時間が経っても仕事が覚えられなかったり効率化できなかったりします。物覚えが悪ければ成長する充実感を得られませんし、周囲にも迷惑がかかるわけです。積極的に学ぶ姿勢がなければ、デスクワークを続けるのは困難だと言えるでしょう。

人との会話がないから

事務の場合、会話の頻度は極端に変わります。とにかくコミュニケーションが必要な場面もあれば、長時間黙々と作業を続けることもあるわけです。社員同士の仲が悪いわけではないのに、1日ほとんど言葉を発しない場合もあります。メリハリがあるといえばそうなのですが、この環境が合わない人もいるでしょう。

自分の将来が見えてしまうから

代わり映えのしない日々を過ごしていると、同じ職場で働く先輩の姿を見ているうちに自分の将来が分かってしまいます。数ヶ月で仕事を習得できた後に単純作業の繰り返しが続くばかりで、「キャリアアップが望めない」と考えるのです。将来が見えるのは仕事だけの話ではありません。職場に未婚のまま仕事を続けている先輩がいれば、それが将来の自分の姿と重なります。時間だけが過ぎている現状を簡単に想像できるので、怖くなってしまうのです。事務やデスクワークの仕事では自分の将来が容易にイメージできるため、そのことが辛い人もいます。

デスクワークの苦手を改善する方法とは

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苦手意識を改善する

デスクワークに対する苦手意識を改善するところからはじめましょう。苦手意識を持ってしまうと、苦手を克服する行動を起こそうとも思わないからです。「自分はパソコンが得意ではない」と考えてしまうと、そのことを言い訳に作業が遅れたり必要以上に慌てたりしてしまいます。たとえば、過去にパソコン作業で大きなミスをしたとしましょう。この場合、脳は瞬間的にネガティブな感情と紐づけると考えられています。これは意識的に行われるものではありません。だから、脳内では「あの作業をするのが怖い」よりも「全てのパソコン作業が怖い」というイメージを作り出してしまうのです。

苦手意識の改善に繋がるものに、リフレーミングがあります。リフレーミングはコミュニケーション心理学の用語の1つで、苦手意識の改善やモチベーションの向上が期待できるのです。たとえば、作業で行き詰ったときは「どうしよう」と自分に問いかける人がいると思います。こんなとき、「どうしよう」ではなく「どうしたいか」と問いかけるのがWantのリフレーミングです。どうしたいかと問いかければ、滞りなく仕事を進めたい気持ちが引き出されるので、解決するために動き出せるわけです。苦手意識を改善しなければ、何も始まりません。

体調の改善を試みる

肩こりや眩暈に悩んでいる場合、デスクワークの取り組み方が原因の可能性が高いです。パソコンの文字が見えにくいと、無意識に前かがみになってしまいます。改善策として、目線が正しい場所になるようにモニターの高さを合わせることができます。また、鼻をモニターの中心に合わせると、正しい目線を保ちやすいです。肘が直角に見えるようにキーボードを配置すれば、身体を起こした状態を維持できます。このように、体調に気遣いながら仕事場の環境を変えるのがおすすめです。

集中力を鍛える

集中力を鍛えれば、仕事の効率が良くなることに繋がります。デスクワークが向いていない人は、集中するのが苦手な人も多いです。そのため、集中の練習からはじめてください。緊張すると深い呼吸をしにくくなるので、深呼吸をしましょう。深い呼吸を意識して行えば、リラックスできるはずです。深呼吸が上手にできない場合、吸うことよりも深く吐くのを意識してください。

デスクワークが少ない仕事とは

現場作業 ここでは向いていない人に向けて、デスクワークが少ない仕事を紹介します。サービス業や製造業など、現場作業の多い業種がその傾向です。

接客などのサービス業

接客などのサービス業は、人間関係が狭くなりがちなデスクワークとは異なり、多くのお客さまと関われます。直接感謝の言葉をいただけることは、デスクワークでは味わえません。人の役に立っているのを実感できると、自分も嬉しくなります。また、礼儀作法やマナーが身につくのも接客業の魅力。お客さまに失礼のない態度が必要ですから、挨拶の仕方や言葉づかいなどをしっかりと学べます。接客業は、淡々と仕事をこなせばいいものではありません。「どう動けばお客さまに応えられるか」と考えるようになるので、考える力が身につきます。

もちろん、接客業が向いていない人もいます。会話するのが苦手な人は、お客さまとのやり取りが上手にできません。コミュニケーションがメインの仕事のようなものですから、そこが苦手な人には辛い仕事です。理不尽なことを言われる例もありますから、気が弱い人も注意してください。ときには、無理難題を突き付けられて断る必要もあります。

工場など製造業

製造業といっても、検査や組み立て、準備など内容は多岐に渡ります。どの仕事内容にも言えるのは、立ち仕事が多いことです。中には座って行う仕事もありますが、仕事を始めたら休憩時間まで座れないのはよくあります。製造業はデスクワークと比較して厳しい印象を持つ人もたくさんいますが、座りっぱなしの仕事が辛い人には合うのではないでしょうか。

合わせて、製造業が向いていない人も解説します。常に冷静さが求められる仕事では、落ち着きのない人は向いていないと言えます。製造業は衛生管理が厳しい職場が多いので、おしゃれにこだわりのある人も向いていないでしょう。また、大雑把な性格でどんなことでもおおよそで済ませてしまう人にもおすすめしません。

物流などの現場作業

仕分け作業などは商品を決まった場所に運ぶのが仕事なので、立ち仕事が多いです。扱う荷物は小さいものから大きなものまであります。たとえば、お中元やお歳暮の荷物を仕分ける仕事もありますし、はがきや宅配などを仕分ける仕事もあるわけです。現場作業は辛いイメージですが、シニアの男性も多く活躍しており、「適度な運動になる」と人気が高まっています。

仕分け作業の内容自体は難しいものではありません。とはいうものの責任は大きいので、慎重でない人や、コツコツ取り組めない人には向いていないと言えます。また、単純作業を繰り返すので、仕事にやりがいを求める人や意識が高い人にも向いていないでしょう。

社員の健康を考える会社がある

運動 健康 社員の健康を考えて、さまざまな取り組みを行う会社が増えてきました。体調不良によって、休職したり退職したりする社員が増えれば会社の負担になるからです。そのため社員の健康管理を行うことは、自社のメリットにもなります。オフィスに仮眠スペースを設置している会社があるのをご存知ですか。仮眠を取れば集中しやすくなるだけに限らず、体調不良のさいに横になれるのです。ほかには、自社で運動に関するイベントを行い、コミュニケーション活性化に役立てる会社もあります。
このように、健康経営に取り組んで社員が働きやすい環境を目指す会社もあります。就職・転職活動のときに健康経営のことを知っていると、情報収集のときに役立てられるわけです。当コラムでは、健康経営について情報発信をしています。健康経営について詳しく知りたい方は、以下も合わせてご覧ください。

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まとめ

デスクワークが向いていない人を解説しました。デスクワークは長時間座りっぱなしのため、その環境が合わない人もいます。あらかじめ向いていない人を確認しておけば、仕事に就いてから「こんなはずじゃなかった」と悩むことが減るはずです。

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