• 就職/転職
  • 2022.01.17 (最終更新日:2022.03.27)

女性の年収を上げる方法とは?おすすめの資格や副業をご紹介

目次

女性が活躍できる環境を探す

女性 年収 中央値

近年では、ジェンダー格差を減らす取り組みが進んでいるのをご存じでしょうか?
現在の日本では、女性の管理職が世界に比べて少なく、女性の社会進出が課題となっています。

また、女性の平均年収は男性よりも低いというデータが出ており、男女で格差を減らすための工夫が現在の日本において大きな課題です。
今回は、女性の年収にスポットライトを当て、年収が高い職業や年収を増やす方法を解説します。

女性の平均年収

女性 年収 ランキング

まずは女性の年収に関わる情報をご紹介します。

日本全体の平均年収と中央値

国税庁が提示しているデータによると、女性の平均年収は280万円という結果でした。
一方、男性の平均年収は567万円と、女性と男性の平均年収には大きな差があるのがわかります。

ちなみに女性の年収の中央値は272万円という結果でした。
中央値とは、年収の一番低い値から並べてちょうど真ん中の値で、平均値よりもより現実的な数字になるため年収を比較する時に用いられることが一般的です。

例えば、6人の年収を用いて平均年収と年収の中央値を割り当てるとします。
5人それぞれの年収は、Aさんが300万、Bさんが1000万、Cさんが400万、Dさんが600万、Eさんが500万、Fさんが350万の場合、6人の平均年収は、525万円になります。

この5人の中で平均年収の525万円を完全に超えているのは、BさんとDさんだけで、他の4人にとっては平均よりも少ない年収であると感じてしまうでしょう。
次にこの6人の中央値を求めます。

6人の年収を少ない順に並べると、Aさんの300万、Fさんの350万、Cさんの400万、Eさんの500万、Dさんの600万、Bさんの1000万という順になり、真ん中のCさんの400万、Eさんの500万の年収を足して2で割ると450万円になります。
平均値よりも中央値の方が低所得者にとって身近な数字となり、一般的な年収を比較する際には中央値を利用が好ましいとされているのです。

女性でも高い年収を得られる仕事

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上述したように、女性の平均年収は男性よりも低い状況にあります。
しかし、女性でも男性以上の年収を得られる仕事は存在しており、ここからは女性の平均年収が高い職業をご紹介します。

コンサルタント関連

就活や転職サイトが提示している、年収ランキングで常に高い順位に位置するのがコンサルタント業界です。
コンサルタント業界には、経営や業務改革コンサルタント、不動産やリスクコンサルタントなど存在する種類は多種多様です。

いずれのコンサルタント企業でも収入は600万円ほどで高い割合になっており、女性の年収も高いと言われています。

コンサルタント業界の年収が高い背景には、年俸制や出来高払いなど、外資系で採用されている給料形態が用いている企業が多く、その他の業界よりも高い給料となっています。
近年では、女性目線のコンサルも求めるクライアントが増加傾向にあるようで、女性のコンサルタントの需要が高まっているようです。

MR関連

コンサルタント業界の次に平均年収が高いとされているのが、MR関連です。
MR関連とは、製薬企業で行われる営業のことで、自社の薬を医者や薬剤師に売り込みを行う仕事を指します。

取り扱う商品が薬で、単価が高く、商品の種類も多いことから、従業員の平均収入も560万円ほどと高い割合となっています。
収入が高く、やりがいも多い仕事ですが、懸念点は全国的な転勤が生じる点です。

しかし、働き方改革が謳われ、従業員が働きやすい環境を提供する企業が増えており、女性が子育てをしながら働く環境を整えているMR関連企業も少なくありません。

法務関連

次に法務関連も年収が高いとされている仕事のひとつです。
法務関連とは、法律に関わる事務業務のことですが、担当する業務は様々なトラブルを解決したり、トラブルを未然に防止したりする仕事など多岐にわたります。

法務関連の平均年収は、550万円ほどと高い割合になっており、取り扱う仕事も難しい内容のため、やりがいも多いとされています。
しかし、企業の法務部門の部署に配属されるには、資格を取得する必要があり、また取り扱う内容も難しいため、難易度の高い仕事です。

また、業務で取り扱うトラブルや問題によって体調を崩してしまうこともあり、ハードな仕事と言えます。

女性が年収を上げる方法

女性 年収 割合

ここからは、女性が年収を上げる方法を解説します。
いくつかの手段があるため、自分にあった方法を選択してみましょう。

資格取得

資格を取得することで、所属している企業の給料が上がったり、今よりも年収の高い企業への転職ができたりするためおすすめです。
しかし、資格ならなんでもいいわけではなく、現在所属している企業に関連している分野の資格、あるいは今後転職先で活躍につながる資格を取得しましょう。

資格の難易度は、各種それぞれ異なりますが、資格取得までに半年から1年間の勉強期間が必要です。
そのため、取得する資格の選択には慎重に行いましょう。

昇進

次に女性の収入を増やす手段として、今いる会社で昇進・昇格する方法があります。
企業は新しい年度を迎えた時に、アクションプランや事業行動計画というものが設定されます。

このアクションプランや事業行動計画には、1年間で力を入れて取り組む内容が記載されているのが一般的です。
この計画に記載されている内容の達成に大きく貢献することで、高い人事評価を得られる可能性があります。

高い人事評価をキープすることで、社内の階級が上がったり、管理職への昇進が早まったりするため、アクションプランや事業行動計画を意識して、日々の業務にあたりましょう。
しかし、管理職に昇進した場合、一般職よりもワークライフバランスが保ち難いこともあるため、子育てをしながら働く方はそのことを十分理解しておくことが必要です。

副業

女性が最も早く年収を上げられる方法は、副業です。
企業の中には、副業を認めていない場合がありますが、コロナ禍で企業の業績が悪化し、副業を解禁した企業も多く存在します。

所属している企業で副業が認められているかどうかは、就業規則を確認してみましょう。
特に近年で注目されている副業は、配達業務や家にいながら仕事ができるネットビジネスです。

配達業務は、オンラインショッピングを利用した顧客への配達や、食事の配達業務があります。
また、ネットビジネスでは、WebライターやWebデザイナー、プログラマーなどがあり、個人で仕事を獲得してお金を稼ぐのが一般的です。

このネットビジネスは、スキルを磨き、ある軽度の収入が見込めれば、独立し、本業として稼げます。
その他にも様々なネットビジネスが広まりつつあるため、自分に合った仕事を探してみましょう。

転職

次に、今所属している企業の収入よりも高い給料が出る企業に転職するのも、収入を上げる方法のひとつです。
近年では、転職が当たり前の時代になり、中途採用を積極的に行なっている企業もあるため、自分に合う仕事・会社がないか探してみましょう。

しかし、会社が変わると受けられる手当や福利厚生、働く環境が異なるため、今の生活に合うかどうかも検討が必要です。
今いる会社の給料が低いと感じる場合、同じような仕事で高い給料を支給してもらえる会社もあるかもしれません。

転職サイトを中心に他の会社を探してみてはいかがでしょうか。

女性におすすめの資格とは?

女性 年収 資格

上述したように、資格を取得することで今よりも年収が上がる可能性があります。
ここからは、女性におすすめの資格を紹介し、その資格を取得した場合、どういったキャリアプランが描けるのかを解説します。

看護師

女性が稼げる資格として最も人気が高いのは看護師資格です。
看護師資格を取得するためには、4年制の看護系大学で学ぶのが得られる知識や経験が豊富にあるためおすすめですが、社会人の方が新たに取得を目指す場合は、看護学校や短期大学で3年間学習する方法もあります。

看護師資格を取得した場合、働く場所は病院を想像するかもしれませんが、介護施設や企業の医務室などで働く方法も存在します。
日本では高齢化社会が進んでいることもあり、介護施設などで働き手を探している所もあるため、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

管理栄養士

次に、管理栄養士も稼げる資格として有名です。
管理栄養士とは、栄養士よりもさらに高い知識持つ、食事に関するスペシャリストです。

管理栄養士の主な仕事は、ケガや病気で思うように食事ができない患者の食事を考えたり、栄養の指導を行ったりします。
管理栄養士の資格を取得するためには、まず栄養士の資格を取得して、働きながら管理栄養士へのステップアップを目指すのが一般的です。

もし最初から管理栄養士の取得を目指したい場所、管理栄養士資格が取得できる4年制大学に入学する方法もあります。
管理栄養士が働く場所は、病院や高齢者施設、学校などで多岐にわたります。

普段の生活にも管理栄養士の知識を活かしながら生活できることもあり、興味がある方は取得を検討してみてはいかがでしょうか。

中小企業診断士

最後に中小企業診断士の資格も女性におすすめの資格です。
中小企業診断士とは、経営コンサルタントになるための国家資格になります。

この記事内でも紹介した、給料の高い職業とし経営コンサルタントがあり、女性コンサルタントの需要が高まっていることもあり、おすすめの資格です。
中小企業診断士には、受験資格等はなく、1次試験と2次試験に合格したひとが資格を取得できます。

しかし試験の難易度は高いと言われており、未経験の場合は独学での取得が困難のようです。
通信講座や学校に通い、時間をかけて取得しましょう。

まとめ

女性 年収 平均

今回は女性の年収についてスポットライトを当て、年収の高い職業や年収を上げる方法を解説しました。
記事で紹介した高い収入が見込める仕事に興味がある方は、転職先の候補として探してみるのもいいでしょう。

また、現在の会社に在籍しながら収入を増やす方法もあるため、自分に合った方法はないか探し、取り組んでみてはいかがでしょうか?
今すぐに収入を増やす方法としては、副業がおすすめで、様々なネットビジネスが広まりつつあります。

自分に合う副業を探してみてはいかがでしょうか。

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