• 就職/転職
  • 2022.07.03

【年代別】人生100年時代のセカンドキャリアの見つけ方!必要な資格や支援制度とは?

考えるスーツ姿のミドル世代
目次

定年退職や早期リタイア、出産・育児後に訪れるセカンドキャリア。人生100年時代といわれる昨今、長期的な視点でとらえて理想の自分に近づくために行動することが大切です。今回は、セカンドキャリアの見つけ方や、それを支援する資格・制度をご紹介します。

セカンドキャリアとは?

モノクロのデスク周り
セカンドキャリアとは、定年や早期リタイア、出産・育児の終了といった人生の節目をきっかけに、スキルアップやキャリアチェンジすることです。第二の人生ともいわれ、人生100年時代の近年、注目が集まっています。

もともとセカンドキャリアとは、スポーツ選手などが現役引退後に異なる仕事を始めるケースを指しました。サラリーマンであれば、定年退職後の人生という意味付けです。しかし、終身雇用の終了や早期退職といった働き方の変化が起こる現代において、働きながらセカンドキャリアを考える人が増えています。

年代別のセカンドキャリア

オフィス街にたたずむビジネスマンの後ろ姿
定年退職後ばかりでなく、早い段階から意識されるようになったセカンドキャリア。年代別に意識されるセカンドキャリアの現状を見ていきましょう。

30代のセカンドキャリア:スキルの転身

30代におけるセカンドキャリアは、転職などの新たなキャリア構築があげられます。部下ができ、仕事を任されるようになって、慣れた仕事から新しいことに挑戦したいと考える時期です。まずは、自分のキャリアの棚卸しを行いましょう。これまで携わってきた仕事を書き出し、なにを意識し、どのような成果をあげたのかを振り返ります。そのなかで見えてくる自分の強みや、価値観に注目することが大切です。今後の人生を見据えて、どんな生き方・働き方をしたいのかを考えると、セカンドキャリアが明らかになってきます。

新たなキャリアを歩むと決めると、資格が必要になる場合もあるでしょう。資格取得には費用や期間を要したり、専門的な教育機関に通わなければならないこともあります。準備期間や内容を考えて、しっかりと計画をたてましょう。

40代のセカンドキャリア:スキルアップ

スキルアップを意識する40代。仕事における経験値が上がり、マネジメントを任されるようになって、ファーストキャリアのゴールが見えてきます。収入アップや仕事のやりがい、ワーク・ライフ・バランスなど、現状を俯瞰してとらえ、セカンドキャリアを意識する人もいるでしょう。自らのキャリアを見つめなおし、どのようなスキル・経験を持っているのか、今後のキャリアをどのように築いていきたいのかを考えることが大切です。

家庭を持ち、子育てや介護を意識する世代でもあります。自分のキャリアプランと向き合うことは大切ですが、自分1人のことと考えず、家族にもしっかりと相談しましょう。金銭面や体力面は、家族の助けが必要な場合もあります。家族の存在が、豊かなキャリアライフの支えになるかもしれません。

50代のセカンドキャリア:子育て終了後の新しい働き方

50代の主なライフイベントといえば、子育ての終了でしょう。経済面でも時間の面でも、人生の多くを割いてきた子育てが終わることで、セカンドキャリアを意識する人もいるでしょう。人生において何をしたいのか、どのように生きていきたいかを自分軸でとらえることが大切です。

50代には、セカンドキャリアの選択肢が多くあります。定年まで同じ会社で働くのか、キャリアアップを目指して転職するのか、もしくは独立して新たなキャリアを築くのかなど、選択に迷う人もいるでしょう。人生100年時代といわれる現代においてちょうど折り返しにあたる50代は、新たな挑戦の時期ともいえます。

60代のセカンドキャリア:定年年齢が伸び、まだまだ求められる労働力

退職時期にあたる60代ですが、今後その労働力が求められる場面は増えるでしょう。定年年齢が伸び、少子高齢化による人手不足の影響もあって、経験豊かな60代が重宝されていきます。

かつて、定年後の過ごし方といえば趣味に没頭したり、のんびりと過ごすことが一般的でした。しかし近年は、定年退職後も仕事を続けたいと考える人や、やりたいことのために起業したいという人も増えています。勤め上げた会社を退いた後も続く人生と向き合い、どのように生きていくか、そのための準備をすることが大切です。

女性のセカンドキャリア

スーツ姿のミドル世代キャリアウーマン
女性の活躍する現代で、セカンドキャリアという考え方はより一層注目されるでしょう。女性には、ライフステージごとにセカンドキャリアと向き合うタイミングが訪れます。出産や産休・育休明け、子育て中や子育て後など、それぞれに合わせた働き方をしなければなりません。また、少子高齢化における労働人口の確保という観点からも、女性の労働力が重視される現状があります。女性がライフステージに合わせて、安心して働ける環境整備が大切です。

女性のセカンドキャリアとして多いのは、ライフイベントを経ても同じ職場に復帰すること。産休や育休後の職場復帰や、子育て中の短時間勤務など、仕事と子育てを両立させた働き方が重視されます。また、正社員からパートへ雇用形態を変えることも多いようです。どのような選択でも、人生において何を重視するのか、そのために必要なことを考えなければなりません。

セカンドキャリアの見つけ方

本が並ぶ図書館の本棚
働き世代のセカンドキャリア構築は、現職と並行して進めなければならないため、きちんとスケジュールをたてて準備することが大切です。セカンドキャリアを見つけるためのポイントを見ていきましょう。

ライフプランを明確にする

まずは、どのような生き方をしたいのか、ライフプランを明確にします。ライフステージに合わせてプランを変更するのは悪いことではありません。その時々に、人生の目標となるライフプランを描くことが重要です。何歳まで働くのか、どのような領域で、どのような仕事をするかなどを明確にしておくと、次にとるべき行動が明確になります。

資格を身につける

新たな領域にチャレンジしたいと考えたとき、資格が必要だったり、取得しておくことで有利になる場合があります。取得にかかる期間や費用、専門的な教育機関に通う必要性など、しっかりと確認しておきましょう。準備期間や内容を考えて、計画をたてることが大切です。

税理士や公認会計士、ファイナンシャル・プランナーは、セカンドキャリアを考えるうえでおすすめの資格です。税理士や公認会計士は難易度が高い国家資格であり、社会的信用度が高い職種といえます。また独立開業すれば定年がないため、長く現役として活躍することが可能です。ファイナンシャル・プランナーは金融や保険、不動産業界はもちろん、多くの業種・業態で必要とされる知識を備えており、その需要は今後も高くなると考えられます。その資格を生かしてどのように働くかを考えながら、取得を検討するとよいでしょう。

キャリアアドバイザーに相談する

セカンドキャリアを考えて、キャリアアドバイザーに相談することも方法のひとつです。一人ひとりのキャリアコンサルティングを支援するキャリアアドバイザーは求人の提案のみではなく、相談者の思考を整理して、生涯を見据えたキャリアプランの構築を支援してくれます。個人の経験やスキルを見直し、整理することもできるので、仕事に対する意識が向上したり、新たなキャリアを考えることにもつながるでしょう。

キャリアアドバイザーによるキャリアコンサルティングは、ハローワークや転職エージェントで受けることができます。また、セカンドキャリアを支援するセミナーや、講座でもキャリアコンサルティングを受けることが可能なので、参加してみるとよいでしょう。セミナーに参加することで、情報や知識を得たり、同じ悩みや目標をもつ仲間と出会えるかもしれません。新たなキャリア形成の第一歩となるでしょう。

セカンドキャリアセンターを利用する

国も、セカンドキャリアの形成を支援しています。ハローワークやシルバー人材センター、セカンドキャリアセンターなど、相談・支援施設を開設しているので、利用してみるとよいでしょう。

また、就職に有利な知識教育のために、厚生労働省が訓練プログラムを実施しています。公共職業訓練といわれ、50歳以上を対象とした高齢科目コースを設ける場所もあります。公共職業訓練施設は全国にあり、在職する職場や学校、離職者であればハローワークから申し込みが可能です。

セカンドキャリアを支援する健康経営制度導入企業

従業員のセカンドキャリアを積極的に支援する企業もあります。健康経営優良法人認定制度を導入する企業もそのうちのひとつです。経営的な成果を期待して、従業員が健康に生き生きと働くことを目指す健康経営。健康診断の実施や健康相談といった直接的な健康推進はもちろん、ワーク・ライフ・バランスに配慮した働き方改革や、スキルアップ研修を行なってメンタル面の健康を図るなど、さまざまな取り組みがおこなわれています。

セカンドキャリアを考えるセミナーを定期的に開催する企業もあるので、就職や転職の際に意識してみるとよいでしょう。健康経営制度を導入する企業で、長く生き生きと働けるかもしれません。

セカンドキャリアを成功させるために

明るい表情でたたずむスーツ姿のミドル世代
セカンドキャリア構築のために新たな選択をする場合、不安はつきものです。少しでも和らげ、自信をもってキャリア構築に取り組むために、セカンドキャリアを成功させるポイントをご紹介します。

自分事として捉える

自分の人生を考えるうえで、受け身の姿勢では何事も前進しません。自主的に学び、行動することが大切です。特に、新たな分野に挑戦する場合には、知識や経験を得るべく、積極的に行動しなければなりません。

自らのキャリアを棚卸しし、今の自分に何ができるのか、今後何をしなければならないのかを考えましょう。必要な情報を集めることで、次にやるべきことが見えてきます。積極的な姿勢が、セカンドキャリア構築のカギになるでしょう。

ライフプランをたてる

長く生き生きと働くために向き合うセカンドキャリア。その構築のために、まずは仕事を含めたライフプランを検討しましょう。どんな場所で、どんなことをしながら、どのように働いていきたいか、10年後・20年後の自分を想像することが大切です。

ライフプランは、ライフステージにあわせて変化します。結婚や出産、育児や介護、退職など、その時々にライフプランを見直さなければなりません。小まめにライフプランと向き合うことで、理想の生き方の実現に近づけるでしょう。

資格を取得する

資格は、自分のキャリアや知識を客観的事実として伝えることができます。転職や独立の際に有利となる場合もあるでしょう。自信をもってセカンドキャリアを構築するためにも、資格取得を視野に入れておくことも必要です。

転職において未経験分野に挑戦したいと考える人もいるでしょう。年齢があがるにつれて即戦力を求められる場合が多いので、できるだけ早く勉強し、経験を積むことが大切です。その際に、資格を取得しておくと知識の証明になるでしょう。興味のある分野ではどのような資格や知識が求められるのか、あらかじめリサーチし行動することで、転職活動を有利に進められるかもしれません。

人生100年時代!自分らしいキャリアプランをたてよう


セカンドキャリアの見つけ方や、資格・制度をご紹介しました。定年退職や早期リタイア、出産・育児後に訪れる第二の人生として注目されつつあるセカンドキャリア。人生100年時代といわれる近年において、長期的視点でとらえて理想の自分に近づくために行動することは重要です。現役の働き世代も自分の人生と向き合って、どのように生きていきたいか、そのために必要なことを考えてみるとよいでしょう。

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