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  • 2022.07.19

ベンチャー企業への転職するときのポイント|メリット・デメリットと注意点を解説

人差し指を立てるビジネスマン
目次

ベンチャー企業へ転職すると、短期間での成長が期待でき、スキルアップを図るにはおすすめの環境と言えるでしょう。一方で、チャレンジしていた新しい取り組みがうまくいかなくなると、業務撤退といった可能性もあります。

この記事では、これから転職を考えている人、またベンチャー企業に転職が決まった人に向けて、ベンチャー企業の特徴をご紹介します。

ベンチャー企業とは

遠くを見るビジネスウーマン

ベンチャー(venture)とは「冒険」を意味する単語ですが、そもそもベンチャー企業とは、どのような企業のことでしょうか。

ベンチャー企業とは、新しい技術・ビジネスモデル・サービスを展開し、急速な成長を目指す成長過程にある企業を言います。従業員の規模でいうと中小企業と同等とも言えるベンチャー企業ですが、新規分野へ取り組み、かつ成長のスピードが速いといった点が中小企業との違いです。

また、ベンチャー企業について会社の規模などの法律的な定義はありませんが、会社の設立が数年〜10年程度の若い新興企業を指すことが一般的です。

そのほか、以下のようないくつかの特徴があります。

20〜30代の若手人材が多い

設立年数が浅く若い企業で、社員も若い世代が中心となります。社長が20代・30代ということが多い傾向です。特に年齢制限があるわけではありませんが、40代以降でベンチャー企業に転職する場合は、上司や社長が年下になることも少なくないでしょう。

将来的に有名企業になる可能性を秘めている

世の中にない新しい技術・サービスを追求していることから、成功すると新しい価値を見出した企業として有名になる可能性が高いと言えます。

ベンチャー企業の中には、高い給与設定を行い、優秀な人材を集めているところもあります。また、経営陣がそれぞれある分野において専門的な知識・スキルを持っているなど、ビジネススキルが高いといった企業もあるでしょう。

現在は成長過程で不安定な状態だとしても、優れた社員が集まり、志高く事業を推進していくことで、成功する可能性を秘めています。

向上心や熱量が高い

ベンチャー企業には、「新しい価値を提供したい」「将来性のある企業で成長したい」「企業の成長に貢献したい」といった人が集まりやすいです。

また、専門家で組織が成り立っていることが多く、今までにない技術で世の中を変えたい、あるいは社会に貢献したいという気持ちが強い傾向があります。学生時代から起業している学生ベンチャーなどは、新しいことで何かを成し遂げたいという、情熱が強い企業であると言えるでしょう。

ベンチャー企業に転職するメリット

男性と女性が握手

ベンチャー企業へ転職するメリットを具体的に確認していきましょう。

新しいことに挑戦できる

ベンチャー企業は新しいビジネスモデルを構築して社会に発信していくことを目的としており、それに向けて社員一丸となって挑戦していきます。失敗よりチャレンジしていく姿勢が評価されることが多く、新しいことに積極的に挑戦していこうという社風があります。

社長を含めた上層部とも距離感が近く、社員が直接意見を言いやすい環境であることから、会社の課題についても改善提案しやすい環境です。少数精鋭の組織であるため、社員一人ひとりの取り組みが、会社全体の取り組みとして反映されるケースもあるでしょう。

経験値もスキルもアップする

企業規模が小さいほど、業務分担をする人員の余裕がなく、社員一人がカバーする業務範囲が広くなります。そのため、裁量が大きい業務を任される可能性が高いです。失敗もあるかもしれませんが、その分成功体験を味わえるケースが多く、経験値を上げることができます。

短期間で幅広いスキルの習得が期待できるでしょう。

実力主義で出世や昇給が早い

年功序列は重要視されておらず、成果をあげれば年齢や社歴に関係なく、社内での地位が優遇され、昇進や昇給が見込めます。また、成果を出した分だけインセンティブをもらえるなど、実力主義な傾向があります。

職場の風通しが良い

ベンチャー企業は、社員数が少ないということもあり、チームワークが良好で、風通しの良い環境であることが多いでしょう。社長や上司、社員との距離が近くなりやすく、コミュニケーションが取りやすいと言えます。

なかには、社員の誕生会を毎月開催してお祝いするなどの企業もなり、上下関係がなくフラットな印象です。

ベンチャー企業に転職するデメリット

頭を抱えるビジネスマン

福利厚生が整っていない

ベンチャー企業ではそれぞれが担う業務の内容が幅広く、仕事量も多くなりがちで福利厚生などのバックヤードは後回しになることもあります。退職金がないこともめずらしくありません。現在は福利厚生がなく、福利厚生は自分たちで考えて作っていくものと考えていることがあります。

決まった昇給制度や教育制度がない

ベンチャー企業では、人材を育てるよりビジネスを育てることを重視される傾向です。「まだ昇給制度も、体系的な教育制度も整っていない」といったところも少なくないでしょう。手厚いフォローがない場合も多く、環境や機会を生かして指示を待たずに自分で考え動いていくような、自走式の人材が求められます。

ベンチャー企業に転職するなら知っておきたい注意点

注意マークを持つビジネスマン

ベンチャー企業に転職する場合、以下のような特徴を事前に知っておくと、転職後に「イメージと違った」というようなミスマッチが少なくなるかもしれません。

常に目に見える成果・数字が求められる

ベンチャー企業の風土は、勤続年数に応じて昇進や昇給がある年功序列の大企業などとは大きく異なります。前述の通り、ベンチャー企業では年齢や役職、社歴の長さなどとは関係なく、成果主義であることが多いです。スピードと共に、過程より結果を求められるケースがほとんどでしょう。

主体的でいる必要がある

ベンチャー企業では、新しいことに対して自分から行動し、挑戦していく姿勢が必要です。失敗を恐れず、どんなことにも挑戦したいという向上心の高さや、新しいことに対して積極的に取り組めるチャレンジ精神の旺盛さが求められます。

これまで、上司からの指示を待って指示通りの仕事をしてきた人は、ベンチャー企業の社風に戸惑ってしまうかもしれません。

方針が常に変わる

ベンチャー企業は小回りが利きやすいとも言えますが、戦略や事業方針に関しても、大きく変わる可能性があります。会社の状況によっては、180度方向性が変わる可能性や、一度決まった方向性も次の日には変わるといったこともあるでしょう。

変化に臨機応変に対応できることが必要で、その場で決定した方向性に頭を切り替えていかなければなりません。ルーティンワークを理想の働き方とする人は、ついていけなくなる可能性が高いでしょう。

ベンチャー企業への転職が失敗にならないために

ベンチャー企業へ転職する場合は、創業者の思いや働いている社員の熱意、事業の将来性などにも注目して、企業研究を行うと良いでしょう。目指すものが共有できたときの成長スピードや目標達成スピードは早いという傾向がある一方で、方向性が違うとせっかくの転職が「失敗」になりかねません。

また、スピードを求めるあまり長時間労働になる傾向があります。働きやすさを重視したいという場合は、従業員の心身の傾向を大切にする「健康経営」を行う大企業・中小企業も、転職先の候補として検討することをおすすめします。

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