• 働き方改革
  • 2022.09.20

Z世代の仕事の価値観とは?仕事をする上で重要視していること・問題視していることも解説

空を見上げているビジネスウーマン
目次

Z世代とは、アメリカの世代論から生まれた概念です。1990年代中盤~2010年代中盤に生まれた人たちを指しますが、年齢への明確な定義はありません。経済成長が成熟した時代で育ったという背景やスマホ第一世代であることから、発信欲求や承認欲求が高い傾向にあります。

今回は、マーケティング業界でも注目されている、Z世代の仕事における価値観をご紹介。また、Z世代が仕事で重要視していることや問題視していることについても解説していきます。

Z世代の仕事における価値観

ポイントを指さすビジネスウーマン

成果主義の環境を好む

Z世代は、「年功序列」よりも「成果主義」の環境を好み、合理的であると言われています。長く働いていれば評価される職場より、自分が頑張ってきた実力・成果を評価される職場が好かれる傾向にあります。

専門性を磨くことを重視

Z世代は、幅広い分野に詳しいことよりもひとつの分野において、専門性を磨くことを重視する傾向が強いです。転職をするにしても多くの仕事をするのではなく、同じ職種に関わり続けながら、より専門性を身に付けたいという人が増えています。

やりがい・充実感を求める

Z世代は仕事をする上で、「収入が多ければよい」というわけではなく、仕事自体のやりがいや充実感を重視しています。
また、やりがいを感じられる職場で働きつつ、安定を求める傾向があります。長く働き続けることを前提に、バランスを取りながら働けることを大切にしているのです。

ワークライフバランスを重視

Z世代はワークライフバランスを重視する人が非常に多いです。プライベートのない状況でバリバリ働くより、プライベートの時間も大切にしながら、仕事も楽しみたいと考えている人が増えています。

キャリアに対して安定を求める

Z世代は、将来への不安によって消費金額が減っているほか、キャリアの安定や就職先のを求める傾向が強くなっています。
また、キャリアの安定っといってもずっと同じ立場でいるわけではありません。業績を伸ばしていける企業に就職し、その中でキャリアアップしていくことを求めています。

Z世代とY世代の違い

屋外にいる笑顔のビジネスウーマン2人

1990年代中盤~2010年代中盤に生まれた世代を指す「Z世代」に対して、その少し前にあたる1980年代序盤~1990年代中盤に誕生した世代を「Y世代」と言います。

Y世代は「ミレニアル世代」とも呼ばれ、バブル崩壊や経済成長停滞などによって就職難に襲われ苦労を重ねた時代でもあります。現代は知らない人ともSNSを介して気軽に関われる外向きなものが主流です。しかし、Y世代はSNSがなかった時代ということもあり、知り合いとの関わりが中心となる内向きなものでした。

Z世代が仕事で重要視していること

タブレットを持つ笑顔のビジネスウーマン

副業OK

Z世代は、副業をして収入源を複数作れる環境が好まれています。また、Spotifyがおこなった調査では、Z世代の53%が「大学や企業などの大規模組織に頼ることは危険」だと感じていることが分かっています。
(Spotify Advertisingの「Culture Next 2020」より)

平等性のある職場か

人事評価や福利厚生などの公正な評価だけでなく、業務内容から福利厚生まで給与にしっかりと見合っているかどうかに重きを置いています。
不特定多数から大量の情報を受け取ることができる環境にいるZ世代。従業員としてはもちろん、社会人として平等な扱いを求めています。

キャリアップができる

Z世代は、学生時代の職業体験やインターンシップなどによって自分のキャリアについて考える機会を多く与えられてきた世代です。安定した雇用によって成長の機会を失わないようにし、その上でキャリアアップにも積極的に臨んでいます。

また、雇用の安定の捉え方が「長く同じ企業で働けること」から「キャリアアップや成長できる環境であること」へ変わったことによって、キャリアアップの機会が多い企業が求められています。

オープンで気軽なコミュニケーション

自分のことをSNSで公開することに慣れているZ世代は、さまざまな人とつながりを持つ傾向があります。自分の考えを積極的に発信したり、同じ考えを持つ人とコミュニティをつくったりする人も多いです。

そのため、仕事においてもオープンで気軽なコミュニケーションを求めることがほとんどです。

効率のよい業務

Z世代は、業務ルーティンや多数の会議など、今まで当然のように繰り返されてきた、無駄で非効率なことに対して、素直に疑問を抱くことができます。また、それらに対する改善を求めています。

仕事においても「あのツールを活用すれば効率化できるのではないか」など、常に効率性を重視しているのです。そのため、タイムパフォーマンスを意識した会社に好感を抱きやすいといえます。

Z世代が仕事で問題視していること

頭をかかえるビジネスウーマン

非効率な仕事

Z世代は、無駄な会議や残業など、非効率的で非生産的な仕事を嫌う傾向が強いです。そのような業務が続けば、退職を検討する原因になります。

ノルマが厳しすぎる職場

Z世代である2022年卒業の大学生におこなった「2022年卒大学生就職意識調査」によると、「ノルマのきつそうな会社」が35,8%になっています。調査結果から、休日が取れないことや休日が少ないことよりも問題視されているということが分かります。
(マイナビリサーチLabの「2022年卒大学生就職意識調査」より)
目標に向けて仕事をしていくことは大切ですが、仕事とプライベートを両立させたいZ世代にとって、ノルマの厳しい職場は敬遠されやすいでしょう。

副業NG

企業の規則で副業が禁止されていると、ネットを通じて単発的に収入を得たり本業以外に違った業種でキャリアをを築いたりなど、Z世代が望む働き方のほとんどが実現できなくなってしまいます。
将来的に企業からの退職金も期待できない背景で育っていることから、複数の収入源を断たれてしまうことは、Z世代にとって生きづらい環境となってしまうのです。

コミュニケーションの強制

Z世代は、勤務時間を超えた飲み会やイベントを抑え、プライベートの時間をしっかりと作っておきたいと考える傾向があります。
「飲みニケーション」といった無理強いされるコミュニケーションは基本NGであると捉えておきましょう。

残業・休日出勤の多い職場

本業の仕事だけでなく、副業をしたりプライベートを充実させようとするZ世代は、残業が多い職場や休日出勤を嫌う傾向にあります。
以前は残業を「頑張っている人の証」「みんな残業をしているのだから帰ってはいけない」などと捉える風潮がありました。しかし、Z世代にとっては「非効率な業務の証」とも感じられ、敬遠される働き方といえるでしょう。

Z世代が求めている仕事の仕方とは

プレゼンテーションをするビジネスウーマン

副業OK

Z世代は、本業だけでなく副業もしていきたいと考えている方が多いです。
本業のスキルを活かせる仕事だけではなく、新たに経験のない職業に挑戦して、複数の収入源を作りたいと考えているのです。

フレックス制度など自由に働ける環境

Z世代はフレックス制度など、自由な働き方をしたいと考えています。フレックス制度とは、勤務時開始時間や終了時間が決まっておらず自由に業務を進めることができる働き方をいいます。自由に勤務時間が決められることによって、自分の好きなようにスケジュールを立てやすくなります。

プライバシーが守られていること

Z世代は、デジタルタトゥーが残ってしまうようなSNSが普及している世代ということもあり、従業員のプライバシーがきちんと守られていることを重視しています。
SNSで自分のことを表現することが当たり前になっている一方、閲覧者を身内のみにしたり、自分のプライバシーに関わる住所やフルネーム、職場などを投稿しないようにしていたりなど、警戒心を持っている方が多いのです。

ほかの社員同士の個人情報がダダ漏れになっているような、プライバシーが守られていない会社を最も敬遠します。

男女平等・正しい評価など公平さを感じる職場

Z世代は、専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が多い世代ということもあり、男女関係なく平等に働ける環境や評価などをより重視するようになりました。
さらに、本質を捉えて公正さを大切にしている世代でもあり、今まで圧力でごまかされていた理不尽な指示などを嫌う傾向があります。

仕事だけでなくプライベートも充実させること

Z世代は、仕事だけでなくプライベートでの趣味や大切な人との時間を充実させることを重視しています。過度なコミュニケーションや残業が多いなど、プライベートと共存できないような仕事を拒みます。

Z世代と仕事をしていくなら個々に理解を示すことが大切

業務の効率を求めるZ世代は、デジタルやマーケティングに強い傾向があり、企業の成長にとって貴重な存在となります。

また、Z世代と仕事上でよい関係を築いていくなら、それぞれの個性を否定せずに理解を示していくことや、仕事を超えプライベートまで侵さないことが大切です。

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