• 働き方改革
  • 2022.10.01

在宅でも稼げる【難易度別】おすすめ在宅副業9選|選び方のポイントもご紹介

赤ちゃんを抱きながら仕事をする男性
目次

終身雇用が崩壊しつつある近年、副業への関心が高まってきています。副業によるメリットが認められ、容認する企業も増えている現状です。在宅でできる仕事なら、本業やプライベートとも両立させやすいでしょう。

収入が増えることはもちろん、新たな出会いや発見、スキルやモチベーションの向上が期待できる副業は、今後も拡大が見込まれる働き方です。今回は在宅でできる副業やその始め方、健康経営との関わりについてご紹介します。

在宅でもできる副業

自宅に作られた仕事場
副業のなかには在宅でできるものもあります。本業やプライベートとの両立も可能な在宅副業。副業志向の高まりとともに、今後ますます注目される働き方のひとつです。

副業志向が高まる近年

5年ごとに発表されている「就業構造基本調査」では、2017年に副業をしている人は雇用者全体の4.0%にあたる267.8万人。また副業を希望している人は約424.4万人でした。副業をしている人・希望している人の数はいずれも増加しています。

副業に注目が集まる背景として、働き方の変化があげられます。2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、副業を認める姿勢を示しました。終身雇用制度の崩壊や少子高齢化による定年年齢の引き上げなどによって、個人の働き方は変わりつつあります。

副業には2つのメリットがあります。1つ目は副業によって収入を得ることで金銭的なリスクマネジメントができる点です。厚生労働省が2020年に発表した「副業・兼業に関する労働者調査」では、働いている人の約1割が副業をしているという結果が出ました。副業をしている人の収入は、毎月5万円以上10万円未満が13.5%と最も多く、副業も収入源のひとつとして確立されています。

2つ目のメリットはスキルの向上・習得を図れる点です。本業で培ったスキルを生かして仕事をしたり、全く新しい仕事に取り組むことでスキルアップや経験値の向上が期待できます。副業で得られたスキルが本業に還元されることもあるでしょう。

副業には金銭的な支えやスキルアップというメリットがあります。急速に変化しつつある働く人を取り巻く環境において、副業のメリットに着目し、実践する人が増えているのが現状です。

在宅ワークのメリット

在宅でできる副業なら通勤にかかる時間を削減できます。時間調節も可能なので、副業で圧迫されがちな家庭や趣味との両立もしやすいでしょう。空き時間や休日など、ライフスタイルにあわせて仕事ができるのは大きなメリットです。

またネット環境が整っていれば始められる副業が多く、コストがかかりにくいという特徴もあります。個人作業がメインとなるため、人間関係に煩わしさがないのもうれしいポイントです。

【難易度別】おすすめの在宅ワーク副業9選

家で仕事をする男性
在宅でできるおすすめの副業をご紹介します。難易度別に分類しているので、収入ややりがい、スキルアップなど目的にあわせて選択してみるのもおすすめです。

1【初級】ポイントサイト

「ポイ活」といわれ、主婦や学生にも人気が高いのがポイントサイトです。サイト上で広告動画を視聴したりセミナーへ参加したすることでポイントを得られます。たまったポイントは現金や他のサービスに交換が可能。通勤や昼休みなどのスキマ時間にもできるので、ポイントサイトを活用する会社員は多くいます。もちろん在宅でも作業できるので、平日の帰宅後や休日のちょっとした時間を活用してできる副業として、初心者や未経験者におすすめです。

2【初級】アンケートモニター

商品やサービスなどを体験してアンケートに回答するアンケートモニター。食品や美容品を実際に使ってみて、使用感や効果を回答します。登録から商品・サービスの受け取り、体験、アンケートの回答まで在宅で行えるので、本業やプライベートを圧迫せずに取り組めるでしょう。時間や作業量を調節できるため、副業の時間が確保できない会社員も気軽に始められます。

3【初級】データ入力

顧客や商品の情報、手書きのアンケートなどのデータをエクセルやワードに入力するデータ入力業務。ネット環境とパソコンさえあれば作業でき、特別な知識やスキルは必要ないので誰でも簡単に始められます。自分のペースで作業できるため、早朝や深夜などライフスタイルにあわせて働けるでしょう。常に一定の需要がある仕事なので、毎月安定した収入が期待できます。

4【中級】ライティング

文章を執筆するライティング業務。仕事内容は口コミから専門性の高い長文記事までさまざまです。文章を書くのが好きでタイピングに自信がある人は負担に感じることなく続けられるでしょう。本業の知識や経験を生かしたライティングが、専門性の高い記事として認められる場合もあります。報酬は記事の難易度によって異なるため、高い収入を目指すなら専門性を生かした記事の執筆がおすすめです。

5【中級】動画編集

拡大傾向にある動画市場で、その編集業務を請け負います。編集作業は音声やテロップを挿入するだけのものから、構成を練って動画として仕上げるものまでさまざまです。YouTuberが撮影した動画や結婚式のイベントムービー、企業の商品・サービス紹介など多くの需要があります。作業にはインターネット環境やパソコン、動画編集ソフトが必要です。また動画編集ソフトを使いこなすスキルを養う必要があります。本業で得たスキルを生かしたり独学で学んだりするのはもちろん、動画編集を指導するスクールも多くあるので検討してみるとよいでしょう。

6【中級】ブログ運営

Googleやアフィリエイトの広告収入を得るブログ運営。アフィリエイトとはインターネット上の広告プログラムのひとつです。自身のWebサイトに掲載された広告から商品やサービスが購入されれば、広告収入につながります。興味のある分野でブログを開設し、閲覧数が上がれば広告収益も期待できるでしょう。まずは閲覧数の大きいブログサイトを作るため、記事の作成やコンテンツの醸成が必要です。

7【上級】プログラミング

コンピュータープログラムを組んでシステムやソフトを開発するプログラミング業務。金融から物流、個人のブログサイトまで、さまざまなところでプログラムシステムが活用されています。プログラマーの需要は高く、人手が不足しているのがプログラミング業界です。在宅ワーカーとして個人で請け負う仕事にも多くの求人があるでしょう。

8【上級】マーケティング

市場の動向を調査し、戦略を練って実行するマーケティング業務。Googleなどの検索エンジンで上位に表示されるための方策を練るSEOマーケターやSNSを活用して商品やサービスの販売促進を行うSNSマーケター、企業や個人のWeb広告を運用して周知する広告マーケターなどがあります。マーケティングの経験はもちろん、情報収集能力や解析能力、企画力、コミュニケーションスキルなど個人の能力が求められる仕事です。

9【上級】投資

株式や不動産、FXなどで資産を運用し、利益を得る方法です。少額からでも投資できますが、大きな収益を得るためにはまとまった資金が必要です。また有益な資産運用のために投資について勉強する必要があります。収益が大きいぶん、知識や経験を得ることが大切で金銭的なリスクも大きいことを理解しておきましょう。 

副業選びのポイント

副業について検索する女性の手元
副業を始めるなら、自分に合った副業を選ぶことが大切です。まずはどのくらいの収入を得たいか、副業にどれくらいの時間を割けるかを考え、目標設定を行います。副業に求めるものを明確にするのは、副業選びの大きなポイントです。収入やスキルアップ、やりがいなど求めるものによって仕事の選択も異なります。

副業はコツコツと長期的に取り組む姿勢が大切です。なぜなら短時間で成果を出すのが難しい副業が多くあるため。安定した収入を見込める副業は、スキルや経験値を必要とするぶん、特にその傾向が強いでしょう。収入が上がらない期間も諦めずにコツコツと取り組むことが大切です。長期的に仕事を続けるためには、興味や関心のある分野から副業選びをするのがおすすめです。楽しみながら仕事をすることでモチベーションが向上し、長く続けられるでしょう。副業選びの際には、長く継続できる仕事であるかを考えることが重要です。

副業求人の探し方

自分にあった副業探しには、マッチングサービスやSNSを活用すると便利です。インターネット上で業務の受発注を行うクラウドソーシングは、未経験者が仕事を得る手段として有効です。また提示できる経験やスキルがある場合は、企業や個人に直接営業するのもよいでしょう。自分のスキルや業務をパッケージングして販売できるマッチングサービスやSNSを活用するのがおすすめです。さらに求人情報サイトでは、副業としての求人募集もあります。在宅でできる仕事もあるので、チェックしてみるとよいでしょう。

副業を始める際の注意点

副業を始める場合には、本業の就業規則をしっかりと確認しておきましょう。全国的に副業が認められてきたとはいえ、副業の可否や規定は企業ごとに異なります。副業が認められる条件や事前申告の必要性などをあらかじめ確認してから副業を始めましょう。また年間20万円以上の副業収入がある場合は確定申告が必要です。早めに準備しておくとよいでしょう。

在宅ワークは仕事とプライベートの境界があいまいになってしまうことが多くあります。仕事をするときは仕事をする、休むときは休むとメリハリをつけて取り組むことが大切です。仕事や収入より、心身の健康が第一。本業やプライベートとのバランスをうまくとりながら、無理のない範囲で副業と向きあいましょう。

在宅副業と健康経営


企業が副業を推進することは、健康経営の取り組みにもつながります。健康経営と副業の関連性やポイントについて解説しましょう。

健康経営とは

健康経営とは、企業の健康維持・増進に向けた取り組みのことです。経営理念に基づいて、従業員に心身の健康をうながすことで業績や企業価値の向上をねらいます。健康診断や健康相談を定期的に開催したり、ストレスチェックを取り入れたりするのが一般的な事例です。また働き方改革を推進したりワーク・ライフ・バランスを見直したりして、従業員が生き生きと仕事に取り組める職場づくりを進めるケースもあります。

健康経営に通じる在宅副業

副業は多様な働き方のひとつです。よって副業の支援は、多様な働き方を認める健康経営の取り組みにも関連するといえるでしょう。実際、2021年にパーソル総合研究所が発表した「副業に関する調査結果」では半数に近い企業が副業を容認している結果になりました。副業を認めることで従業員のスキルアップや企業イメージの向上につながります。また在宅で行える副業なら、子育てや介護、趣味の時間などプライベートとの両立もしやすいでしょう。

ただし半数に近い企業が副業を容認しているということは、もう半数は副業解禁に否定的であるということです。その理由として労務管理の煩雑化や情報漏えいの危険性があげられます。これらの懸念は副業の解禁にあたって、あらかじめ社内規定を設けることで払拭できるでしょう。

副業は人材育成コストの削減や本業へのモチベーション向上にも効果的です。副業に取り組みやすい職場づくりが、ひいては帰属意識の醸成や自社への定着につながります。生産性の向上も期待できるため、副業を推進する取り組みは健康経営に通じるといえるでしょう。 正しい方法で行われる副業の推進が、従業員の働き方を改革します。

プライベートとの両立を実現する在宅副業


在宅でできる副業やその始め方、健康経営との関わりについてご紹介しました。社会的に注目が集まる現状に、副業を容認する企業も増えています。収入が増えることはもちろん、新たな出会いや発見、スキルやモチベーションの向上も期待できる副業。在宅でできる仕事なら、子育てや介護、趣味の時間などプライベートとの両立もしやすいでしょう。今回ご紹介した副業を参考に、自分にあった副業を見つけてみてください。

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