- 就職/転職
- 2022.11.05
ワーママの転職成功のポイントは面接にあり!よく聞かれる質問と対策を解説

転職を成功させるには、面接を避けて通ることはできません。ワーママ(ワーキングマザー)の転職面接は、就活時の堅苦しい面接とは異なり、フランクなものが多いようです。この記事では、ワーママならではの面接の注意点について解説します。
面接で企業側が知りたいこと

面接の目的は、採用側の企業が求める人材と、応募者の能力や条件が合っているのか確認することです。面接でミスマッチが判明すると、不採用という結果になります。しかし、企業側の要求に無理して応えるようなアピールをしてしまうと、自分の意図とは異なる状態で採用されてしまい、応募者そして企業の双方にとって良くない結果になるでしょう。
ここでは、面接時に企業側が知りたいことをまとめました。ミスマッチを防ぐための参考にしてください。
会社の文化に合っているか
面接官は会話の中で「応募者がこの会社の社風に合っているのか?」を感じ取ります。もちろんこれは感覚的なものなので、面接官によってその感じ方は異なります。
「仲間として一緒に働きたい!」と感じてもらえるように、無理せず緊張しすぎず、自然な笑顔で”いつもの自分”で受け答えできることを心がけたいところです。
活躍してくれるか
入社後どれくらい活躍してくれるのかを見極めるために、面接官は様々な質問を応募者に投げかけます。「活躍してくれる人材」=「問題解決能力と対応力がある人材」と言えます。
- 過去の成功体験
- 自分の強み
この2つはよく聞かれる質問です。
- どんな課題や問題に
- それに対し、どう考え、どう行動し
- その結果どうなったのか
この順番で、わかりやすく簡潔に回答できるエピソードトークを準備しておくと、面接時に焦らずに落ち着いて対応できます。
長く働いてくれるか
企業は、採用した人材が長期間に渡って働いてくれることを望んでいます。いくら優秀で即戦力となる人材であっても、すぐに辞めてしまう人は困りものです。「私はこの会社で長く働くことを望んでいます!」という意思表示をするためには、
- 今回なぜ転職したのか?
- この会社をなぜ志望したのか?
- 将来どんな仕事がしたいのか?
この3つを一貫性を持って伝える必要があります。
条件面が合っているか
企業側が「この人材をぜひ採用したい!」となり、また応募者と相思相愛状態になったとしても、お互いの条件が合わない限り、望んだ結果は望めません。その条件とは、
- 年収
- 入社時期
- 就労時間
の3つになります。応募側の希望年収が高すぎる、入社可能時期が先すぎる、働ける時間が短すぎるなどの理由で、企業側が採用を見送る場合があります。このようなミスマッチを防ぐために、ワーママ専用のエージェントを利用して交渉してもらう方法もあります。
必ず聞かれるワーママ特有の5つ質問と回答例

ここでは面接時に必ず聞かれる質問と、その回答例について説明します。面接準備の参考にしてください。
前職の退職理由は?
この質問に対しての回答ポイントは、下記2つです。
- 自分なりに努力した姿勢を伝える
- 会社の悪口を言わない
【回答例】突発的な残業が多発し、子育てと両立できない状況でしたが、私にとってやりがいのある職場だったので続ける方向で会社側と何度も話し合いをしました。しかし、お互いの合意点に達することができず、転職を決意しました。
子どもの急な体調不良の時の対応方法は?
この質問に対しての回答ポイントは『具体策的な対応策を提示すること』です。
【回答例】病児保育施設と、自宅から車で45分程のところに住んでいる義両親にサポート依頼済です。万が一私が休む場合に備え、常に業務内容をチーム内で連携できるようにしておきます。
残業できますか?
この質問に対しての回答ポイントは、下記2つです。
- できないことをはっきり伝える
- できないだけで終わらせない
【回答例】残業は基本的には難しいです。ただし、繁忙期など事前に残業が分かる場合は。家族間で調整可能です。出社時間を早める、または仕事を持ち帰るなど、残業以外での対応をご検討いただけると助かります。
出張は可能か?
この質問に対しての回答ポイントは『できる、できないをはっきり伝えること』です。
【回答例】日帰り出張であれば可能です。宿泊の出張はこの先2年は難しいです。子どもの成長と共に状況が変わってくると思いますので、その時にご相談させてください。
2人目は考えているのか?
ハラスメントの要素を含む質問ですが、実際にはまだ聞かれることも多いようです。上手くかわす対応をしましょう。
【回答例】しばらくは考えていません。まずは仕事に集中したいと考えています。
ワーママの転職面接での注意点

転職面接では、その場の状況によって想定外の質問をされることがあります。その時には下記3つに気をつけて、焦っていきなり回答することは避けましょう。
的確な回答を心がける
相手の質問に対し、的確かつ具体的に答えるように心がけましょう。まず結論を述べてから、その理由を付け加える順番で話すと良いでしょう。例えば「18時以降の残業は可能ですか?」という質問に対しては、
「できません。なぜならば、基本私が保育園の送迎を担当しているからです。保育園の最終お迎え時間が19時なので、遅くとも18時までに会社をでなければならないからです。」
というように、結論→なぜならば→理由の流れで話します。また、くれぐれも良く思われたい一心で、嘘やできないことを「できます」と言わないようにしましょう。
悪口を言わない
転職理由を聞かれた時に、どうしても言いたくなるのが「前職の悪口」ではないでしょうか。しかし「自分は悪くない。会社の環境が原因で辞めるしかなかった!」と、退職の理由を会社のせいにするのはNGです。同僚や上司の悪口を他で言う人と一緒に働きたいと思う人はいません。
勤務条件や福利厚生のことばかり聞かない
面接の最後に「何か他に質問はありますか?」と聞かれた時に、給与、休暇など、会社側が何をしてくれるのかという待遇面の質問ばかりするのは避けましょう。給与や福利厚生は、あくまでも仕事あってのものです。仕事の内容に関しての質問よりも、条件面の質問を優先させることは避けましょう。
面接は事前対策をすればOK!コミュニケーションを楽しんでワーママ転職を成功させよう!
今やママが働くことは珍しくない時代になったのにも関わらず、未だにワーママの転職時の面接では、特有の質問をされることも多いようです。しかし、企業側からの質問の傾向を把握し、面接対策をしっかりとして臨めば希望の企業の採用を勝ち取ることも難しくはありません。
ワーママの働く環境の条件は、子どもの成長にによって変わってくるので、転職・面接は避けて通れません。とはいえ、面接はお互いの条件をすり合わせるコミュニケーション場です。緊張することなく面接官との会話を楽しむことが大切です。また、転職先が健康経営優良法人に認定されている企業の場合、福利厚生やワーママが働く環境が整っている可能性が高いので、判断基準の1つに加えてみるとよいでしょう。
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