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  • 2023.12.11 (最終更新日:2023.12.29)

インターンの感想で差をつけたい!企業に好印象を残せる書き方・NG文章についても解説

人差し指を高く掲げる女性
目次

インターンでは感想文の提出を求められることが多々ありますが、何を書けばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

インターン先で何を求められているのか、感想文を書く意味や意図を知ることで書くべきことが見えてくるものです。この記事ではインターンで感想文を書く意味や企業が求めているもの、伝わるように書くために押さえるポイントを紹介します。

インターンで感想文を提出することがある人や、文章を書くのが苦手な人はぜひ参考にしてください。

インターンの感想を企業が確認する理由3つ

虫眼鏡 感想文に書かれている内容次第で、ライバルに大きく差をつけることができます。インターンの感想を企業が確認する理由は大きく分けて以下の3つです。

1.参加者の意欲や能力を確認するため

企業としては、企業の利益を追い求める以上、意欲があり能力も兼ね備えている優秀な人材を欲しています。つまり大小関わらずどの企業も、数多くの入社希望の人から、文章で優秀な人を炙り出そうと必死です。

インターンの感想次第で、次の選考ステージに進めるか否が決まるため、気が抜けません。 エントリーシートに繋がるよう、ガクチカ(学生時代力を入れたこと)の内容なども絡めながらインターンの感想を伝えることで、意欲や能力を伝えるのも有効な方法です。

2.選考の参考にするため

インターンは職業体験の意味合いが大きいものですが、それと同時に実際の業務を通じて適性や能力を測る意図があります。企業は職業体験を通じて適性がある人、優秀な人を早い段階で目星をつけているのです。

書類選考や面接など本格的な選考の前段階として、目の荒い大きなザルでふるいにかけているイメージと言えるでしょう。書類選考や面接など本選考前に必要な過程として働いているのがインターンです。

3.インターンが今後の学びに活かされているか知るため

インターンを企画する企業は、学生にとって将来の人生選択の機会を与えているといえます。学生の今後の学びや将来に活かしてほしい思いから「学生のための企画」の一面もあるのです。学生のための企画である以上、今後の学びにきちんと活かせるか、改善点はないか知りたいと考えています。

企業側はフィードバックが欲しい意図から、アンケートや感想文で正直な気持ちや感想を汲み取り、次回以降に活かしてブラッシュアップしていこうと考えているのです。

【インターンの感想】基本的な構成の流れ

紙とペン インターンの感想で一歩リードするためには、基本的な構成を押さえておく必要があります。奇をてらった感想でなく、基本を押さえた読みやすい文章こそ企業に求められていると言えるでしょう。インターンの感想文における基本的な構成は以下を参考にしてください。

1.インターンのお礼と感想

社会人のビジネスマナーは、良好かつ円滑な人間関係で成り立っています。良好な人間関係を構築する上で、お礼や挨拶を重視する傾向にあるのです。お礼の直後に、インターンにおける自分なりの感想を続けてください。

2.インターンを通じて学んだこととその根拠

インターンは社会人になるために必要な学びの1つです。企業から与えられた職業体験の経験を通じて、どのようなことを学び身につけたのか伝えます。

学び身につけたことと同時に、考えの根拠も添えて説明することで説得力ある文章になるのです。普段から感じたことや思ったことに対して「なぜそう思うのか」と深掘りして、言語化する習慣をつけておくと役立つでしょう。

3.その他印象に残ったことや今後の抱負

インターンの場面で、印象深かったことや考えさせられた出来事について取り上げてください。印象深い出来事や考えを今後の目標などに繋げることで、目的意識を持ってインターンに参加していたことを伝えられます。

より熱意を持ってインターンに参加していたことを伝えるためには、社員の発言など資料になかった情報を盛り込むのも有効です。他参加者との交流で感じたことを伝えるのも、企業が重視する汎用性の高い力の1つであるコミュニケーション力をアピールする手段といえます。

さらに、今後もインターンを開催する場合、さらに学生のためになる可能性を考慮したプラスアルファの提案に触れると好印象です。具体的に今後のビジョンを書く、印象に残ったことから新たな提案をするなど話題を広げていくことで、多面的な物事の見方ができるアピールに繋がります。

4.インターンのお礼と締めの挨拶

ビジネスマンの文章は、お礼挨拶に始まり、お礼の挨拶に終わります。 お礼挨拶は円滑なビジネスの基本中の基本です。最後はインターンに参加させてもらったお礼と締めの挨拶で閉じてください。

インターンの感想でライバルに差をつけるコツ3選

応援する男性 インターンの感想における「いい書き方」を理解すると同時に、避けるべき書き方も知ることで、どのような感想文が求められているかが見えてきます。インターンの感想でライバルに差をつけたい人は参考にしてください。

感想や学びはすぐにメモで残しておく

感想文を書く上で5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)は必須のキーワードです。しかし、時間が経つと忘れてしまうためメモすることが大切といえます。日にちが経ち、インターン直後の感想や思いを忘れてしまうと、きちんとした文章が書けなくなってしまうのです。

簡単なことであっても、その日のうちに学んだことや感じたことをすぐに書き留めておいてください。メモの取り方のコツは「事実と感想の両方を書いておくこと」です。5W1Hに基づく事実を書き留め、そこに学んだことや感じたことを付け加えていく方法をおすすめします。

提案を添える

ウォルトディズニーの名言「ディズニーランドはいつまでも未完成である。現状維持では後退するばかりである」に通じるように、インターンも仕事も、100%完璧ということはありえません。一見すると完璧に見えるものであっても、何かしら手を加えることでさらによくなるところがあるはずです。

インターンの感想の中に今後のことも含めた自分なりの提案も添えることで、アピールにつながるでしょう。問題意識を持ち、提案力や解決能力があることもアピールできるのです。

ポイントは提案を添える場合はその根拠も付け加えることといえます。 ただの思いつきや根拠のない提案の場合、思慮の浅さや知識不足が出てしまうため、逆効果になるので注意してください。

少しでも早く感想を送る

仕事もインターンもスピードが肝心であり、提出期限がない場合でも早めに感想を送るべきです。スピード感を持って仕事に取り組める人は、要領が良くスケジュール管理能力がある人、仕事遂行能力が高い人と見なされます。

インターンから日にちをあけてしまうとやる気がない、仕事もスピード感を持って取り組めないなどマイナスに捉えられてしまうのです。早く送ることで、志望度の高さややる気もアピールできます。

しかし、ただ単に早ければいいというものではありません。郵便マナーやメール送信時の注意点も意識し、失礼がないようにしてください。

【インターンの感想】NG文章の特徴3つ

バツマーク インターンの感想でいい印象を与えることができる一方で、書き方によっては悪い印象を与えることもあります。避けるべきNG文章の特徴は以下のとおりです。

1.当たり障りのない文章

自分の意思や気持ちが感じられない当たり障りのない文章は、インターンの感想文として適切ではありません。耳障りのいい賛辞謝辞ばかりの文章には魅力がないばかりか、趣旨から外れているとみなされます。

熱意や能力が感じられない文章では、マイナス評価は避けられません。 企業がインターンの感想で求めているのは学生からの口先だけのお世辞ではないのです。インターンの感想を提出する意味や求めているものを、今一度考え直す必要があります。

2.空欄が目立つ感想文

空欄が目立つ感想文の場合、仕事に対する意欲がないとみなされます。自分の気持ちや感想をまとめる文章力がないと判断されるため、空欄はなるべくないように書く必要があるのです。

欄に収まりきらないほどに書かれた感想文と、スカスカの空欄が目立つ感想文では、どちらを読みたいと思うかは一目瞭然です。読みやすさを考慮して文字の大きさを揃え、9割は埋めるよう意識してください。

3.いきすぎた自己PR

感想文の中で自己PRを行い、ライバルと差をつけようと考える人も多いようですが、やりすぎは逆効果といえます。感想や意見に絡めた多少の自己PRであれば問題ありません。しかし、度がすぎる自己PRは感想を求めている趣旨や意図から外れてしまい、逆効果です。強くアピールしたい内容は、エントリーシートや面接の場面で行うようにしましょう。

インターンの感想文は書き方を押さえて好印象を目指そう

この記事でご紹介した内容をまとめると、以下のとおりです。

  • インターンの感想文は、選考にも関係する重要な提出物
  • いいインターンの感想文を書くためには、構成や事前準備が肝心
  • 当たり障りのない文章や、いきすぎた自己PRは逆効果
インターンの感想文は、言われたから適当に書いて提出するというものではありません。自分の気持ちや意思、やる気を伝える有効な手段であると念頭において行動すべきです。

インターンの感想文を書く段階で自分の力が発揮できるか見極める必要があります。社員の健康に配慮した健康経営に力を入れている企業であれば、社員1人ひとりの力が十分に活かせるでしょう。

この記事で紹介した方法を参考に、ライバルに差をつける感想文を書いて希望企業への一歩を踏み出してください。

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