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  • 2023.12.14 (最終更新日:2023.12.29)

Web履歴書の写真はスマホでも大丈夫?撮影方法や貼り方・サイズ調整についても解説

履歴書とキーボード
目次

就職・転職サイトの充実から、現在履歴書はWeb上で作成する形が主流となっています。紙で出力する場合もパソコンで作成するのが一般的になり、今までのように紙媒体に手書きする履歴書は、大幅に減りました。

しかし、そこで問題になるのが履歴書に貼り付ける写真です。今までは証明写真などで手軽に撮影できましたが、Web履歴書には使えません。

今回は、Web履歴書に貼り付ける写真について、好印象の写真をつくるために、撮影の方法や履歴書への貼り付け方などを徹底的に解説します。印象の良い写真を使って、第一志望の企業への入社を目指しましょう。

Web履歴書の写真について

履歴書と写真 就職活動において履歴書は欠かせません。最近はネットの隆盛もあり、多くの企業がWeb履歴書の導入を進めています。また、多くの就職・転職支援サイトでは、自分のプロフィールやアピールポイントなどを入力するだけで、自動的に履歴書を作ってくれるサービスも存在します。

まずは、Web履歴書とはどのようなものなのか、そして、その履歴書に貼り付ける写真について解説します。

Web履歴書とは

Web履歴書とは、Web上で作成・保存、そして表示までできる履歴書を指します。今や多くの企業が自社のホームページを持っており、求職者の応募もネットが主流です。そのため、企業は独自のWeb履歴書のフォーマットを応募者ページに展開しています。また、就職・転職支援サイトでは、独自のフォーマットに即したWeb履歴書が作成可能です。これを利用すれば、一度履歴書を作成した後は、応募ボタンを押すだけで企業側へ自分の履歴を送れます。

また、Web履歴書は求職者だけではなく、企業にとっても非常に便利です。従来の紙媒体では、膨大な履歴書を整理しなければならない上に、保管にも細心の注意が求められます。しかし、Web履歴書であれば、パソコン上で一括管理できるため、これらの手間が必要ありません。また、寄せられたデータを元にした就職希望者の傾向分析や分析に基づいた募集方法の改善など、今までの紙媒体から一歩進んだことも可能です。

Web履歴書に必要な写真

Web履歴書でも、紙の履歴書と同様に写真が求められます。基本的には、紙の履歴書と同様に胸から上の顔が写っている写真です。ただ、データで貼り付ける、もしくは、別でアップロードするため、企業によっては写真のサイズに指定があります。指定がない場合も、企業側の「見やすさ」を考えたサイズを選びましょう。履歴書へのデータ挿入を想定した560×420、Webへのアップロードを想定した600×450、印刷時の仕上がりを想定した800×600、用意する写真は3つのいずれかのサイズへの調整が必要です。

また、いずれのサイズであっても、データの容量は2MB以内に収めなければなりません。ビジネスで用いられているメールソフトの多くは、添付ファイルの許容容量が2MBまであることがほとんどです。そのため、2MBを超えると受信さえできません。仮に受信できたとしても、ダウンロードに時間を要するため、企業側にとっては非常に手間です。スムーズに相手に写真を見てもらうためにも、許容量は注意しましょう。

Web履歴書の写真で企業がチェックしているポイント3つ

履歴書を確認する女性 企業は送られてきた履歴書を元にして、書類選考を始めます。求職者の志望動機や自己PRは重要な審査対象ですが、貼り付けられた顔写真も重要な審査項目の1つです。ここでは、企業が履歴書の写真を確認するときの審査ポイントについて解説します。

1.写真のサイズ・データ形式

企業は届いた履歴書の写真を、いきなり確認することはありません。まず企業は、提出時に写真のサイズや形式のほか、データ名や作成日時など写真の内容以外のポイントの確認から始めます。多くの企業は、応募写真のサイズやデータ形式を指定していますが、これは「こちらの指示を確認しているか」という企業側から求職者への確認です。指示やルールが守れない人材のふるい落としは、この段階で始まっています。

また、指示がない場合であっても、Web履歴書の写真は基本的にjpgかpngの形式を用います。送受信できるデータ容量の兼ね合いもありますが、それ以外のデータ形式では送った写真が開けない可能性があり、企業としても手間がかかります。良い写真を撮影しても、見てもらえないのでは意味がありません。提出前に規定に沿った写真になっているか十分に確認しましょう。

2.応募者の服装と髪型

規定に会わない写真を除いた上で、いよいよ企業は中身の確認を始めます。このとき、重要になるのは求職者の髪型や服装です。ビジネスシーンに限らず、第一印象は非常に重要です。特に、企業の採用担当者は履歴書を通して、初めて求職者の顔と名前を確認します。ここで良い印象を与えられるかで、今後の選考にも大きく影響します。

Web履歴書の写真は、基本的には減点方式での評価です。例えば、ビジネスパーソンとして相応しい髪型をしているか、着ているスーツにしわや汚れがないかなど、企業の担当者だけではなく、誰が見ても清潔感のある格好をしましょう。

3.応募者の顔

最後に顔周りを確認します。例えば、男性であればひげや眉毛、女性であればメイクも審査されます。ビジネスシーンでは、相手からの印象で多くの物事の成否が決まることも多々あります。相手に良い印象を与えるためにも、身だしなみを整えることは欠かせません。

もう1つ重要なポイントとして、写っている人の表情も評価対象です。極端な例を挙げれば、いくらスーツを着こなして身だしなみが整っていても、不愛想であったり、眉間にしわがよっている人に対して、採用担当は良い印象を受けません。好印象を与えるためにも、自然な笑顔で写真は撮影しましょう。また、あまりにも口角を上げてしまうと、今度は礼を欠いている印象を与えてしまうため注意が必要です。

Web履歴書の写真を撮影する方法4つ

スマホで自撮り 最近のスマートフォンには高性能なカメラが搭載されており、Web履歴書の写真をスマホで撮影するアプリもあります。しかし、写真館やスピード写真機もデータ出力できるものが増えており、Web履歴書の写真を撮る方法は様々です。ここではWeb履歴書の写真を撮影するための4つの方法をそれぞれ比較します。

1.写真館

1つ目の方法は、写真スタジオでの撮影です。やはり紙の履歴書同様、Web履歴書の写真も写真スタジオでの撮影がベストです。専門の機材とプロの撮影により、写真の仕上がりは素人の撮影とは全く異なります。また、撮り直しも利くため自分が納得するまで写真を撮り続けられることも魅力の1つです。

昨今は紙の写真だけではなく、写真をデータ化して渡してくれるサービスを行うスタジオも増えています。受け渡しの媒体もCD-ROMやWebでの受け渡しなど、求職者の要望に柔軟に対応してくれるので、まずは最寄りの写真館での撮影を検討しましょう。

2.スピード写真機

2つ目は、コンビニや駅に設置されているスピード写真機での撮影です。こちらも昨今はデータでの受け渡しに対応した機種が増えており、Web履歴書用の写真を比較的安価に撮影できます。値段も手頃であることも、ポイントの1つです。

ただ、撮影の仕上がりがプロが撮影した写真と比較すると、やや劣る点は否めません。また、撮影のやり直しが利かず、写真の仕上がりも実際に確認するまで分からないため、満足のいく写真を撮ることが困難です。

3.スマートフォンのアプリ

3つ目はスマートフォンを活用する方法です。昨今は高性能なカメラを搭載したスマホも増えているため、自分で写真を撮影して履歴書に貼り付けることも可能です。また、紙の写真を読み込み、証明写真のサイズに整えてくれるアプリもあります。Web履歴書はスマホからでも作成できるため、スマホ1台で応募が完結する手軽さは魅力的と言えるでしょう。

ただ、Web履歴書に限らず履歴書の写真は、滑らかな肌ざわりをした白色や青色の背景が必要です。背景色の指定をする企業もあるため、個人撮影だと求められるハードルが中々超えられません。また、周辺の光量によっては暗い仕上がりになることも考えらえます。スマホの活用は、どうしても写真が用意できないときの最終手段にしておきましょう。

4.手持ちの証明写真をデータ化

4つ目は撮影方法ではありませんが、手持ちの紙の証明写真のデータ化も方法の1つです。例えば、スキャナーでパソコンに取り込んだり、スマホのカメラで撮影するなどの方法が考えられます。しかし、いずれも画像がぼやけたり、暗くなったりするため、あまり良い方法とは言えません。

企業から求められている写真は、求職者の人柄や表情が分かる写真です。画質が荒い写真では企業側も求職者の顔を確認できません。さらに言えば、履歴書の写真は本人確認の証明です。証明に使用できない写真の提出は絶対に辞めましょう。

Web履歴書への写真の貼り付け方【ケース別】

パソコンで履歴書を制作 Web履歴書はWeb上のフォーマットに経歴を記入し、写真をアップロードする方法が主流です。ただ、中にはデータで履歴書を作成、メールや郵送することを求める企業も存在します。

ここでは、そのような場合に備えた写真の貼り付け方について解説します。

写真データを貼る場合(メールで提出)

写真データを貼り付ける場合は、基本的にはメールでの提出になります。この場合、履歴書をWordかExcelで作ると、ネット上などでテンプレートの履歴書データがダウンロードできるため手間がかかりません。実際に貼り付けるときには、以下の手順で貼り付けます。

① 履歴書のデータを開き、写真欄をクリック
② 上部メニューにある「挿入」から「画像」を選択
③ 「画像」を選択すると写真データが出てくるため、使用する写真を選択
④ 写真の大きさを写真欄に収まるように調整

ほかにも、コピー&ペーストを活用して貼り付ける方法もあります。また、PDF形式での提出が求められている場合も、WordとExcelにはPDFで出力する機能が標準搭載されています。

PDFで出力するときは、以下の手順で出力します。

① 上部メニューにある「ファイル」から「エクスポート」をクリック
② 「エクスポート」メニュー中の「PDF/XPSドキュメントの作成」ボタンをクリック
③ 保存するファイルを選択し、「発行」をクリック

このほか、印刷メニューから仮想プリンターを使用してPDFを印刷する方法もあります。

印刷した写真を貼る場合(郵送・手渡しで提出)

Web履歴書は基本的にメール等での提出が基本ですが、稀に郵送や手渡しでの提出が求められる場合もあります。この場合、写真と履歴書は別で印刷することがポイントです。履歴書を印刷する普通紙に写真を貼り付けた状態で印刷すると、ぼやけたり画質が荒くなるため証明写真としては不適格です。

用意する写真は、事前にサイズを調整した上で写真用紙や光沢紙などへ印刷します。普通紙とはインクの発色が異なるため、ハッキリとした写真になります。また、コンビニに持ち込むと写真専用紙へ印刷してくれるサービスもあるため、USBで直接データを持ち込んで印刷することも可能です。

Web履歴書に写真を貼るときの注意点3つ

履歴書を提出する人

1.データ形式は問題ないか

Web履歴書に貼り付ける場合も、別途写真だけアップロードする場合も、データ形式には注意が必要です。企業がデータ形式を指定する理由は、求職者のふるい落としもありますが、OSやソフトによる閲覧ができる、できないという問題を避けるためでもあります。指定がない場合も、一般的なOSであれば閲覧できるJPGやPNG形式を選択すると親切です。

また、写真だけではなく貼ったWeb履歴書のデータ形式も確認すべきポイントです。提出する履歴書のデータ形式は、基本的に企業側からの指定があります。指定と異なる形式で提出すると履歴書を開いてさえもらえないため、提出前のデータ形式は必ず確認しましょう。

2.サイズ誤りやズレはないか

一般的に履歴書に貼り付ける写真のサイズは、縦40㎜横30㎜です。このサイズを大幅に下回ったり、上回ったりする写真を貼り付けても、企業からすれば「ルールが守れない人物」であるとの評価を受けるだけです。採用担当者の心証を悪くするだけなので、サイズは必ず調整しましょう。

また、写真が貼り付け欄からずれていることも、採用担当からすれば大幅な減点対象です。「貼り付け欄を守れないだらしのない人」という印象を与えてしまい、書類審査で脱落する可能性が高くなります。

3.サイズ調整で不自然な写真になっていないか

カメラの種類や撮影時の状況によっては、証明写真に必要なサイズよりも大きくなりすぎたり、逆に小さくなりすぎることがあります。このような写真データを強引に証明写真のサイズに合わせようとすると、人物の顔が縦長や横長になるなど不自然な仕上がりになってしまいます。

また、履歴書の写真は頭頂部から胸元まで写る写真が求められています。パスポートなどに使用される縦45㎜横35㎜の写真を切り取って履歴書用のサイズにすると、胸元や頭頂部が収まらないことがあります。履歴書の写真は本人照合にも用いられるため、用途に適しません。

Web履歴書の写真サイズが合わない場合の対処法3つ

カメラマンの撮影

企業はWeb履歴書の写真のサイズをとても気にしています。紙媒体同様に貼り付け欄の大きさに合致していることは勿論ですが、大きすぎるデータは読み込めないこともあるため、選考する企業にとっては負担でしかありません。もし、微調整では済まないほどに写真サイズが異なる場合は、もう一度撮影することも必要です。サイズが合わない場合は、次のような対処を考えましょう。

1.写真館で撮影し直す

最も良い方法は、写真館で撮影し直すことです。専門の機材とプロの腕前で素人が撮るよりも数段上手な写真が撮影できることは勿論ですが、この場合の一番のポイントは、証明写真に適したサイズを用意してくれることです。専門の機材はカメラやフラッシュだけではありません。撮影後の写真加工もプロが使用する専門ソフトで、大きすぎる写真も自然な仕上がりに調整してくれます。

たかが履歴書に貼り付ける写真で、企業に与える自分の第一印象が決まります。素人が撮影の上に下手な編集を加えた写真とプロの手による写真、同じ人物でも後者の方が就職にかける意気込みが伝わるのではないでしょうか。

2.自分でサイズ調整する

2つ目は、自分自身でカットしてサイズ調整する方法です。特に、写真を出力し紙媒体の履歴書に貼り付ける場合は、最も有効なやり方と言えるでしょう。写真の余白部分を切り取って、縦40mm横30㎜の写真へと加工します。

ただ、強引にカットした跡が分かってしまうと、企業としては「その場しのぎ」で履歴書を用意したように思われてしまいます。自分の計画性のなさが露呈するため、企業からの印象は良くありません。また、写真を切り抜いたことで証明写真に求められる要素を満たさなくなる可能性もあるため、自分でのサイズ調整は時間がないときの最終手段です。

3.アプリでサイズ加工する

3つ目は、大元の画像データ自体のサイズを調整する方法です。画像をリサイズするソフトは非常に多く、なかには無料で使用できるソフトも存在します。必要な写真のサイズを選んでボタンをクリックするだけなので、編集に特殊な技能や操作は全く必要ありません。

ただ、元の写真によっては調整にも限界があるため、過信は禁物です。また、アプリで加工した写真の提出を禁止している企業もあります。サイズ変更のみで背景処理や肌をきれいにするなどの加工処理でなくとも、忌避されることは十分にありえるため、事前に提出要綱は確認しておきましょう。

Web履歴書の写真で好印象を与えるためのポイント5選

写真撮影する女性 Web履歴書の写真は、企業にとって求職者の顔を最初に見るタイミングです。どんな経歴であるかという履歴書に書かれたことも重要ですが、写真もまた、その人の人柄を知るための重要な要素になります。

特に、従業員のこと第一に考えている健康優良企業や、好待遇・高収入が期待できる大企業は求職者も多いため、写真の第一印象で最初の合否が決まると言っても過言ではありません。自分が働きたいと思っている企業に就職するためにも、Web履歴書の写真は最高に印象の良い1枚を選びましょう。

ここからは、良い印象を与えるための写真の撮り方・作り方を解説します。

撮影は写真館がベスト

Webでの履歴書提出が主流になっている現在、スマホ1台で写真撮影から履歴書の提出も全てが完結します。非常に便利ではありますが、カメラがどれだけ高性能でも撮影する人は素人です。また、カメラ以外のフラッシュや背景などの機材の用意もままなりません。

良い写真を撮影するには、やはり写真館での撮影がベストです。必要な機材がすべて揃っているだけではなく、プロの目線から見て印象を上げるためのアドバイスもしてくれます。また、撮影後の写真も紙や適切なサイズでデータを用意してくれるなどのアフターサービスも万全です。間違いなく採用担当に対して、自分の意気込みを強く伝えられる写真が用意できるため、一生を決める大事な写真の撮影は写真館で行いましょう。

服装はスーツ着用が基本

履歴書の写真は、基本的にはスーツ着用で撮影します。Web履歴書の写真は、求職者が実際に就職したときに客先に晒す姿です。自社のイメージを守るためにも、ビジネスパーソンに適さない格好の人材はふるい落とします。写真を撮影するときは、「相手から」どう見られるかを常に意識しましょう。目標は、企業が「このまま客先に出ても問題ない」と思えるレベルです。

また、単にスーツを着るだけでは意味がありません。スーツに汚れやシワがないことは勿論ですが、体形に合ったサイズのスーツを着用することも重要です。大きすぎるサイズはだらしなく、小さすぎるサイズは幼い印象を相手に与えます。合わせるネクタイやシャツも、ほつれや汚れが目立つものや派手すぎるもの、慶弔用の白と黒は避けましょう。

ただし、「適する」格好は志望する業界によって異なるため注意が必要です。例えば、保険会社や銀行、公務員などの固い業種であれば、スーツはシンプルな黒や紺、シャツも白や薄い青が好まれます。反対に美容師やアパレル、クリエイティブ職などはスーツの写真は、相手に堅苦しい印象を与えるため好まれません。どのような服装が好まれるのかは、事前に業界研究や企業研究を通して確認しましょう。

女性のメイクは業界に合ったモノにする

女性の場合、メイクも重要な審査項目になります。自分を魅力的に見せることは必要ですが、ビジネスパーソンとしてのマナーも求められるため、写真撮影にはナチュラルメイクで臨みましょう。特にファンデーションをはじめとしたベースメイクは重要です。首周りと肌色が異なると顔だけ浮いた印象になるだけでなく、照明の影響で顔が白っぽくなるため不健康そうに見えてしまいます。チークやリップも派手すぎず地味すぎない、自然な仕上がりにすることで相手に好印象を与えられます。

Web履歴書の写真に求められるのは「万人受け」です。そのため、清楚や清潔感を重視したメイクがWeb履歴書の写真としては無難な選択でしょう。ただ、マスコミやアパレルなどの「常に人から見られる」業界など、業界・企業によっては華やかなメイクを好むケースがあります。ナチュラルメイクが100%の正解ではないため、服装と同様に「企業が求めている人材である」とアピールできるメイクにしましょう。

出力する場合は写真は別紙にする

全ての企業がWeb履歴書を導入しているわけではないため、紙媒体での応募を求める企業も存在します。このとき、貼り付ける写真は履歴書とは別に出力しましょう。一般的に使われる普通紙に写真を印刷すると、画像がぼやけたり、荒くなったりと履歴書の写真として適さないものになってしまいます。この問題を解決するためにも、写真だけは別刷りで写真専用用紙や光沢紙などを使用しましょう。

ただ、やはり貼り付ける写真は、スピード写真機や写真館で撮ったものを貼り付ける方が無難です。いくら専用の紙を使用しても家庭用プリンターの機能には限界があります。また、企業に対しても「写真を使いまわしているのでは」という、あらぬ疑念を抱かれかねません。些細なことでマイナスイメージを抱かれて書類審査で不合格にならないためにも、できるだけ実際の写真を貼り付けるようにしましょう。

3か月経ったら撮り直す

Web履歴書の写真は、求職者の「現在の姿」を伝えるものです。そのため、撮影してから長い時間が経った写真は、どれだけ良い写真であっても破棄しなければなりません。法律で決められているわけではありませんが、Web履歴書の写真は本人確認のための証明写真としての役割もあります。そのため、各種免許証や公的証明書と同様に、3か月から6か月を目安として撮り直しを行いましょう。

ただし、撮影から3か月以内であっても、髪型や体形に大きな変化があった場合は、撮り直しましょう。外見の変化は、自分では気が付かなくても、相手が気が付くことはよくあります。外見が変わってしまっていては本人確認ができないため、企業に不要な負担をかけることになりかねません。

Web履歴書に貼る写真はポイントを押さえて好印象につなげよう

Web履歴書の写真は縦40㎜横30㎜の非常に小さいものです。しかし、この小さな写真から採用担当者は、求職者の熱意や人柄を判断しています。この写真の出来栄え1つで書類審査から先の選考に進めるかが決まるとなれば、力を入れないわけには行きません。企業に良い印象を持ってもらうためにも、身だしなみや表情は勿論のこと、Webならではのファイル形式やデータ量などにも注意が必要です。

多くの人が就職を希望するホワイト企業には、日々、多くの履歴書が集まっています。その中で最高の第一印象を与えるためにも、自分が用意できる最高の写真を用意しましょう。

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