• 就職/転職
  • 2024.01.25 (最終更新日:2024.01.31)

面接の合格・不合格フラグを見逃すな!採用されるサイン・落ちたと思ったときの対処法を紹介

面接の結果が来なくて不安な男性
目次

採用面接は、求職者にとって不安な瞬間です。一方で、面接官の行動や発言から合格・不合格フラグを読み取ることができれば、より確かな予測ができるでしょう。

この記事では、面接の合格フラグと不合格フラグについて解説します。また、フラグと勘違いしやすい面接官の行動・発言や不合格フラグを感じたときの対処法、合格フラグが立ちやすい応募者の特徴をご紹介します。

この記事を読んでいるあなたが、採用面接で自信を持って臨むための情報を提供するので、ぜひ最後までご覧ください。

面接での合格フラグとは?採用される可能性が高いサイン8つ

OKサインを出す男性 採用面接はキャリアの節目において重要なステップです。そのため「合格しているかどうか気になって仕方がない」と考えるのは自然なことです。

実は、面接官の態度や言葉遣いから合格の可能性を見極められます。以下に紹介する「合格フラグ」を知り、合格の可能性を探りましょう。

1.次の面接・入社後の話題が出る

面接中に次の面接ステップや入社後の具体的な話題が出る場合は、合格フラグです。株式会社マイナビが転職経験者に行った調査によると「最短入社可能日を聞かれると合格フラグを感じる」と回答した人が最も多く、全体の28.5%の人が上記のように回答しています。

面接官がビジョンを共有するのは、応募者をチームの一員として考えているからです。具体的な話を面接官がした場合、「あなたとともに働きたい」という意図があると推測されます。また、本当に入社する意志があるかどうかを確認する目的もあるでしょう。

加えて「次の面接では自己PRを少し長くした方がよい」「グループ企業について勉強しておいた方がいいよ」など、面接中にアドバイスを受けることも合格フラグといえます。理由として、面接官は不採用にしようとする人に対して、わざわざ期待を持たせる発言はしないからです。

面接官から次のステップに関する話が出たら、合格フラグとみなしてよいでしょう。

2.面接官が入社するメリット・企業の魅力を多く話してくれる

企業が応募者に期待を抱き、自社の魅力を積極的にアピールする姿勢は、合格フラグといえます。面接官が企業の魅力や入社メリットについて積極的に語ることは「あなたに興味があるサイン」だからです。

企業が自社をアピールする理由は、魅力を感じた学生が自社に就職するのを望んでいるからです。企業によっては、学生のキャリアプランを叶える環境や注力事業に関する情報を提供してくれる場合もあるでしょう。

特に最終面接では、企業側も入社希望者に対して「最後のアピールを行いたい」と考えています。企業理念に共感する応募者に対しては、企業も積極的に自社をPRするでしょう。

面接官が自社へ入社するメリットについて発言すれば、合格のサインといえます。理由として、企業の「応募者にとって魅力的な要素を伝え、優秀な人材を確保したい」という意欲が表れているからです。

3.面接官に「社風に合っている」と言われる

面接官から「あなたは当社の社風に合っている」という言葉をもらえたら、合格フラグといえます。企業は技術や経験だけでなく「チームに溶け込めるかどうか」も重視するためです。

また、最終面接の面接官は社長や役員など、その企業の社風を体現しているケースが多く「どのタイプの社員が活躍できるか」も知っています。あなたが面接官や活躍している社員に似た部分がある場合は、合格しやすいでしょう。

応募者からしても、無理して合わない社風の企業に入社してしまうと、あとからつらい思いをしたり、早期離職につながったりする可能性もあります。面接ではありのままの自分をアピールし、社風に合う人材かどうか判断してもらいましょう。

面接官からの「社風に合っている」というコメントは、合格フラグです。

4.面接時間が長くなる

面接時間が予定よりも長くなるのは、面接官が応募者に興味がある証拠であり、合格フラグといえます。面接官が応募者の経歴や能力について「詳しく知りたい」と思っていると質問が増え、会話が長引くこともあるからです。

例えば「大学ではどんな勉強をしていますか?」「この資格を取ろうと思ったきっかけを教えてください」など、応募者の履歴書をみて興味をもったことを質問したり、応募者の回答をさらに深堀したりするでしょう。

また、応募者からの質問にきちんと答えてくれたり、1つの話題について深く話してくれるかもしれません。面接官によっては、会話が止まったときには「ほかに聞きたいことはないですか?」と聞いてくれる場合もあります。

面接官は、ほかの応募者との面接やさまざまな業務で忙しいので「一つの面接に必要以上の時間をかけたくない」と考えるでしょう。それでも面接時間の延長や時間切れが起きると、合格フラグだと判断できます。

5.ほかに応募している企業があるか聞かれる

面接官がほかの応募先について尋ねるのは、応募者に対する関心の高さを示しています。面接官は「応募者が他社と比較してどの程度自社に興味を持っているか」または「競合他社との採用競争においてどのような位置にいるかを把握したい」と考えているからです。

企業は応募者の状況から採用通知のタイミングを見計らっています。仮に他社の選考が進行中の場合、自社で迅速に内定を出すための調整を行う必要があるからです。したがって「入社してほしい」と思っている人材を採用するには、迅速に内定を出す必要があります。

「弊社のほかに応募しているところはありますか?」「入社する意欲はどのくらいですか?」などの質問を受けた場合は、合格フラグと考えてもよいでしょう。

6.面接官がメモを多くとる

面接官が応募者の話に耳を傾け、積極的にメモを取る行動は、応募者の言葉に価値を見出している証拠です。特に応募者の強みや経験に関するメモが多い場合、採用に前向きな検討をしているでしょう。

質問の多さと同様に、メモをとる理由は「応募者に興味があるから」です。面接終了後、人事部と選考を行う際に高評価であった応募者の特徴を正確に伝えるため、忘れないようにメモをしているケースも考えられます。

また、メモの情報も踏まえて、面接中に質問をする場合もあります。例えば「学生生活で特に頑張って取り組んだことを教えてください」といった、履歴書の内容から踏み込んだ質問が多くなるでしょう。

面接官がメモを多く取るのは、あなたのことを人事に伝える目的があるため、合格フラグと考えられます。

7.面接官がプライベートの話をしてくる

面接官がプライベートなトピックに触れる場合、面接官は応募者に対して親しみを感じているか、あるいは「応募者の人間性をより深く理解したい」と考えています。

面接官からすると、採用しない人と時間をかけてプライベートの話をするメリットは少ないです。あなたを採用したいからこそ、自社を気に入ってもらえるようにプライベートな話をしてくる可能性があります。

例えば「私も同じ大学出身だけど、学食おいしいよね」「私も休日によく〇〇に行くよ」など私的な話題が増え、雑談のような面接になるでしょう。

面接官が業務とは関係ないプライベートの話をした場合は、合格フラグです。

8.面接官がこちらの話をしっかり聞いてくれる

面接官があなたの話に真剣に耳を傾けてくれる場合は、合格フラグと捉えられます。特に面接官があなたが話す内容に強く共感する姿勢がみられたら、あなたへの興味・関心が強く、採用を考えているからです。

特に最終面接では、社長・経営者など企業のトップやそれらに近いポジションの人が面接を担当します。高い役職の面接官が共感的な態度をとる場合は「この応募者は自社と相性がよい」と感じているでしょう。

面接官があなたの話をしっかり聞いてくれるのは「合格フラグ」とみてよいです。

不合格フラグとは?落ちたかもしれないときのサイン4つ

コインを水の入ったコップに落とそうとする男性 面接には合格フラグがある一方で、不合格フラグも存在します。合格フラグと同様に、面接官の発言・態度から「自分が選考に落ちたかどうか」を推測できるのです。

面接官がこれから紹介する発言や態度をとっていた場合、選考に落ちたかもしれません。

1.面接官の態度がそっけない

面接官の態度が冷たく、応募者に対してあまり関心を示さない場合は、不合格フラグといえます。応募者に対して積極的な態度を取らないのは、採用を考えていないからです。

例えば、あなたの意見に対して納得していない様子だったり、質問を返さなかったりするでしょう。これはあなたの回答が的を得ていなかったり、もしくは不十分だったりするのが原因です。

特に志望理由や「学生時代に力を入れていたこと」など、面接でよくある質問に適切な回答ができないと、面接官にそっけない反応をされます。例えば「わかりました」や「問題ありません」などの単調な返事や反応をされた場合、面接は最低限の会話で終わるでしょう。

面接官の態度が「そっけないな」と感じたら、不合格フラグです。

2.面接時間が予定よりも短い

面接が予定よりも短く終わる場合、面接官があなたに関心がないかもしれません。あらかじめ面接時間にゆとりを持たせていたとしても「あっけなく面接が終わった」と感じる場合は、不合格フラグです。特に面接内容が浅く、深い話にならなかったときは不合格の可能性が高まります。

面接官は採用業務と並行して通常業務を行っています。そのため「この人は自社の雰囲気に合わないから不合格」と判断した時点で、意味なく面接時間を引っ張ることはしないでしょう。

また、面接官からの第一印象が悪いと、スタート時点で「自社に合わない」と思われてしまいます。例えば、身だしなみやあいさつなどの基本的なビジネスマナーが疎かになっている場合です。特に最終面接を担当する重役は、身だしなみや基礎的なビジネスマナーに厳しい傾向があるため、一次・二次面接以上に注意しましょう。

面接時間が短い場合は「不合格フラグが立った」とみてよいです。

3.こちらの質問へ丁寧に回答してくれない

面接官が応募者の回答に対してさらなる質問やアドバイスを行わない場合、応募者の話に興味がなく、採用の可能性は低いでしょう。

一般的に、面接官は「採用したい」と考えている応募者に、好印象を与えようとします。その理由は「他社よりも自社を気に入ってほしいから」です。したがって、応募者の質問に対しても丁寧に答えてくれるでしょう。

一方で、質問内容への回答がない場合は不合格フラグと考えられます。応募者の回答に対して「△△ですね」「ありがとうございます」と返事のみで会話がストップするケースが多いでしょう。

「面接官との会話が長く続かない」と思った場合は、不合格フラグだといえます。

4.面接官が定番の質問しかしてこない

面接官が定番の質問ばかりして、あなたの特徴や強みについて深堀りしない場合は、あなたへの関心が低いと考えられるでしょう。ほかの応募者との差別化がみられない場合は不合格フラグかもしれません。

採用面接は入社後の働き方を想定しています。したがって、採用する予定の応募者には、業界・職種に関する質問が多くなるでしょう。応募者に興味をひかれ「採用したい」と考えている場合、応募者の回答をさらに深掘りして、人柄をみるのが一般的です。

面接によくある志望動機・自己PRなどの質問のあとで、あなたの回答を深掘りする質問や業種・職種に関する質問が少ないのは、不合格フラグだといえます。

合格・不合格フラグと勘違いしやすい面接官の行動・発言3つ

応募者を「エレオク」する面接官 上記でご紹介した合格・不合格フラグをみて「就活でよく聞くあのフラグがない」「この行動はフラグじゃないの?」と疑問に思った人もいるでしょう。

面接官の行動・発言のなかには、合格・不合格フラグと勘違いしやすいものが多くまぎれています。特にこれから紹介する4つの行動・発言は誤解しやすいので、ご注意ください。

1.面接後の連絡が遅い

面接後の連絡が遅いのは不合格フラグではありません。企業によっては、ほかの応募者の選考や社内の調整に時間がかかるケースもあります。したがって、連絡の遅さを過度に心配する必要はないでしょう。

面接後の連絡が遅くなる場合は、ただ単に面接官の都合が合わず、合否の連絡ができなかった場合が多いです。先述したとおり、面接官は通常業務と並行して面接を行っているため、合否の連絡が後回しになったのかもしれません。

面接の結果連絡に掛かる日数は企業によって異なりますが、平均的には「1週間程度」です。ただし、募集人数に対して応募者数が多いと採用決定に時間がかかるため、合否連絡が遅くなりやすいでしょう。

連絡期日を過ぎても合否連絡がない場合は、応募企業へ問い合わせるのも1つの手です。その場合、回答期日を過ぎて1日以上空けたり、メールを確認したりしてから問い合わせましょう。

2.エレベーターまで見送られる

エレベーターまで見送られる行為は、巷では「エレオク」と呼ばれ、不合格フラグとされています。しかし、単なるマナーとしてお客さまをエレベーターまで送る企業も存在するため「エレオク=不合格」ではなく「マナーがしっかりした会社」と考えましょう。

また、企業が応募者をエレベーターまで見送る理由はマナー以外にもあります。例えば、あなたがその日最後の面接者だったり、面接官に次の予定がなかったりするケースです。このように面接官の時間があまると、応募者をエレベーターまで見送る場合もあります。

ただし、注意したいのが「応募者の面接終了後の態度をチェックしている場合」です。多くの応募者は面接後に気が抜けてしまい、無意識のうちに言葉や仕草に本性が出てしまいます。そのため、すれ違う社員への対応や雑談をとおして、面接官が応募者の人間性をチェックしているのです。

採用面接では、会場を出るまで気を抜かないようにしましょう。

3.「最後にアピールしたいことはありますか?」と聞かれる

面接の最後に「アピールしたいことはありますか?」と尋ねられるのは、応募者にアピールのチャンスを与えるためです。よって、合格・不合格を予期するフラグではありません。

面接官が「最後にアピールしたいことはありますか?」と質問する場合、応募者が面接で心残りがないかを確認してくれています。全員に聞くという面接官も少なくないため「不合格フラグだ」と落ち込む必要はないでしょう。

ただし、採用基準に達していないからこそ「最後のチャンス」として聞かれる場合もあります。不安な人は、これまでに紹介した不合格フラグとあわせて考えましょう。

「最後にアピールしたいことはありますか?」という質問は、応募者の意欲をみる目的があるため、自分のできることや「入社後に何がしたいか」を伝えてください。

面接で不合格フラグを感じたときの対処法3選

応募者に圧をかける面接官 面接中に不合格フラグを感じた場合、多くの人が焦ってしまうでしょう。しかし「不合格フラグが立ったから」といって、自己アピールを諦める必要はないのです。

以下で紹介する3つの対処法を取れば、仮に不合格フラグが立ったとしても挽回したり、次の面接に活かしたりできます。

気にせず最後までアピールする

面接中に不合格フラグを感じたとしても、最後まで自分の強みや経験をアピールすることが重要です。面接官の反応が悪いと焦りが生まれ、あなた本来の力を発揮できないかもしれません。しかし、最後まで面接官の質問の意図を理解し、自分のペースで考えを話しましょう。

不合格フラグが出てしまったあとに、自分の評価を急上昇させるのは難しいかもしれません。それでも、面接官から「以上で面接は終了です」といわれるまでは「チャンスはある」と考え、最後まで自分をアピールし続けましょう。

不合格フラグが立ったとしても、自分のペースで落ち着いて回答するのが大切です。

逆質問を利用して自己アピールにつなげる

逆質問の機会を利用して企業への関心・理解を示すと、面接官にポジティブな印象を与えられるかもしれません。

面接は面接官の主導で行われるため、基本的に質問をさえぎって自己アピールをするのはタブーです。しかし、逆質問は面接のなかで唯一、応募者がコミュニケーションの主導権を握れます。例えば「質問とは離れてしまいますが、御社が第一志望であり、改めて自己PRをさせていただきます」など、入社意欲の高さを伝えても、何も問題ないでしょう。

不合格フラグが立ったときは、逆質問をうまく利用して、面接官に伝えきれていない強みや思いをしっかり訴えましょう。

次の面接に向けて改善できるポイントを探す

不合格フラグを感じた場合は、面接終了後に振り返り、次の面接に向けて改善できるポイントを見つけてください。

面接で思うような結果がでないと、当然ながらモチベーションは下がってしまいます。しかし、内定を獲得するために大切なのは、フラグをたどるのではなく適切な振り返りです。合格・不合格フラグは「あくまで参考程度にしかならない」と考えましょう。

あなたが落ち込んでいるときも、ほかの就活生は面接対策を進めています。フラグをたどる時間を自己分析や企業研究の時間にあて、次の選考までに万全の対策を整えましょう。

改善ポイントを見直すには「自分がなぜ不合格フラグが立ったのか」を推測し、原因に応じた対策を考えてください。例えば、面接の準備が不足していたのなら自己分析・企業分析をさらに深める必要があります。質問にうまく答えられなかったら、あらかじめ質問の答えを用意するとよいでしょう。

また、新たに応募する企業を探すときは「健康経営優良法人」の認定もチェックすると、あなたの理想に合った企業がみつかるかもしれません。

面接で合格フラグが立ちやすい応募者の特徴は?

採用されて喜ぶ応募者 面接で合格フラグが立ちやすい応募者は、企業から採用されたり、次の選考に進めたりします。

しかし、合格フラグを立てるのは決して難しくありません。以下で紹介する4つの特徴にあてはまれば、あなたも合格フラグを立てられるでしょう。

身だしなみ・マナーが守れている

清潔感のある身だしなみと適切なビジネスマナーは、社会人としての基本的な要件を満たしているため、面接官に好印象を与えられます。反対に、スーツにしわが入っていたり、靴が磨かれていなかったりすると、面接官にだらしない印象を持たれてしまうでしょう。

また、身だしなみだけでなく、面接を受ける際のマナーも見られています。気持ちのよいあいさつをしたり、相手の目を見て話したり、面接官の質問を最後まで聞いたりすることは、基本的なマナーとして身につけましょう。ほかにも、髪を触ったり、時計を見たりといった動作にも注意が必要です。

加えて、面接を受ける態度にも気をつけましょう。例えば「どうすればうちに来てくれる?」などと質問をされると、気持ちが緩んで言葉遣いや姿勢が崩れてしまうかもしれません。もしそうなると、あなたが非常に優秀な人材だとしても、面接を受ける態度一つで不合格になる恐れがあります。

採用面接では、ビジネスマナーや相手に対する敬意を忘れず、最後まで緊張感を持って臨みましょう。

結論ファーストで話せる

面接においては結論を先に述べ、その後に理由やエピソードを説明する「結論ファースト」のアプローチが効果的です。結論ファーストで話すと話の着地点が分かるため、聞き手は安心して耳を傾けられるからです。

特に最終面接を担当する社長や重役は、会議を効率的に進めて物事を決める立場にあります。そのため、普段から結論ファーストで話す習慣がついている人も多く、回りくどい話し方が大きな減点に繋がる可能性もあります。

「面接での受け答えが苦手」という方は、PREP法を使って話しましょう。PREP法とは「読み手が理解しやすい文章を書くための法則」で、以下の要素から成り立っています。

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)
PREP法では、最初に結論を述べたあとに理由を説明し、結論と理由を裏付ける具体例を挙げて、再び結論を述べます。このように話すと、自分の言いたいことをうまくまとめられるでしょう。

質問に対してスムーズに回答できる

面接官の質問に対してスムーズに回答できる応募者は、採用されやすいでしょう。理由として、質問に対しての回答の仕方や一度に話す量など、適切な会話のキャッチボールができているからです。 採用面接は「一緒に働きたいと思えるか」を判断する場です。質問に対して的外れな回答が返ってきたり、コミュニケーションが一方的になったりすると「今後この人と一緒に働けるのだろうか」と、採用担当者は不安になるでしょう。反対に、質問への回答がスムーズであれば、面接官に「この人は受け答えがしっかりした人だな」と好印象を与えられます。 質問に対してスムーズに回答するには、事前に質問される内容を予想し、対策するのが大切です。加えて、適度にリラックスして面接官と会話をすると合格する確率が高まります。

企業の社風にマッチしている

応募者が「企業の社風や価値観にマッチしている」と感じられる場合、面接官は「この人を採用しよう」と強く考えるでしょう。

企業が求めている人材とマッチしているかどうかを知るためには、事前に業界研究を行う必要があります。応募する企業を事前に調べ、基本理念や求める人物像に合った志望動機・自己PRを考えてから面接に臨むと、面接官に「採用したい」と思われやすいです。

反対に、企業のニーズとズレた回答をしたり、PRする強みを間違えたりすると、企業とのマッチング度に疑問を持たれてしまいます。今までの面接で得た情報や雰囲気と合わせて、質問をされても企業のニーズに合った回答を準備しましょう。

面接を受けるまえに企業のビジョン・方向性を理解できているか見直すと、合格の可能性が上がります。

面接の合格・不合格フラグはあくまでも参考程度にしよう

面接の合否は、面接官の行動や発言からある程度予測できます。

合格を予期する「合格フラグ」は、次の面接や入社後に関する話題が出たり、面接時間が長くなったりしたときに立ちます。また「社風に合っている」という旨の発言や、他社の選考状況・プライベートに関する話題、メモを多くとる様子、共感的な態度も合格フラグです。

一方で、不合格を予期する「不合格フラグ」としては、面接官のそっけない態度や極端に短い面接時間が挙げられます。ほかにも、面接官がこちらの質問に丁寧に答えてくれなかったり、定番の質問しかしなかったりする場合も、不合格フラグの可能性が高いです。

ただし、面接の合格・不合格フラグはあくまでも参考程度にしましょう。フラグは確実なものではなく、最終的な結果には企業の内部事情やほかの応募者の状況など、多くの要因が影響するからです。

面接が終わったあとは、フラグに一喜一憂することなく、次のアクションに集中しましょう。どんな結果であれ、経験を次へのステップに活かすのが大切です。

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