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  • 2024.02.21 (最終更新日:2024.02.29)

保険会社に就職するには?業界の実情や就職するためのポイント、注意すべき点を解説

保険を紹介する人
目次

保険会社は、文系学生の就職先として毎年人気を集めています。好待遇や高収入が期待できるほか、安定した経営状態による倒産や損失のリスクが低いことが人気の理由でしょう。事実、2023年卒の就活生を対象にしたマイナビの調査では、上位10社のうち3社が保険会社です。

参考:「マイナビ・日経23卒大学生就職企業人気ランキング」上位100社を発表 | マイナビニュース

しかし、保険会社は人気である一方、そのブラックな企業体質が問題視されることも少なくありません。実際に「保険会社はやめとけ」という意見は多く、不安を覚える就活生も多いでしょう。待遇や口コミについては、こちらのリンクも参照してください。

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実際に保険会社は、これからの就職先としてどうなのか。この記事では、保険会社の実情や就活のためのポイントを解説していきます。

保険会社の概要

保険販売員 一口に保険会社といっても、生命保険や火災保険、自動車保険など数多くの保険が存在します。利用する人も多い一方で、保険会社がどのようなことをしている会社なのか知らない人も多いのではないでしょうか。まずは、保険会社の概要について解説していきます。

保険会社とは?

総務省が定める日本基準産業分類では、保険会社は金融業界に属します。銀行や証券会社と同じように、保険加入者から保険料を集め、その保険の販売利益や保険料を運用することで利益を上げています。
主な業務は保険商品の販売ですが、販売後のアフターフォローや新しい保険の開発も業務の一環です。ただ、昨今は健康に対する意識の高まりや、少子高齢化などの影響もあり、業界全体で新規の契約者が減っている状況です。

その中で、どのような販路を開拓するかが課題となっています。そのため、各社ともに既存商品の変更や新商品の開発を進めています。これらの商品は、企業の特色が強くあらわれるため、就職を目指すならば、それぞれの違いを理解しておきましょう。

保険会社が就職先として人気な理由

保険会社が人気を集める理由の1つに、給料の高さが挙げられます。保険会社は総じて給与が高く、大手の保険会社になると30代前半で年収が1,000万円を超える場合もあります。全体的に高収入といわれる金融業界のなかでも高い水準です。加えてインセンティブを採用している企業も多く、実績を積むほど報酬を受け取れます。

また、女性が活躍しやすいことも理由の1つでしょう。保険という人の健康や生活を預かる商品を販売しているため、話題はデリケートなことになります。そのような話は女性の方が話しやすく、保険の販売員は女性が多くいます。

そのため、働く女性のことを考えて、産休や育休などの制度が充実しています。短時間勤務なども取りやすく、総じて女性が働きやすい職場環境といえるでしょう。また、従業員への健康投資にも積極的であり、健康経営優良法人も数多く存在します。

このように保険会社は、高収入であり好待遇の期待できる企業が数多いことが就職先として人気を集める理由です。

保険会社が求める人物像

保険は人生を守るためのものです。そのため、それを扱う保険会社は就職する人に対して、「誰かの人生に関わりたい気持ちがある人」を求めています。相互扶助の精神は生命保険事業の根幹です。保険会社へ勤めるためには、まずは「他人や世の中に尽くしたい」という志が欠かせません。

また、保険を利用する人は何かしらの不安を持っています。その悩みに対して、本質を見極められるだけの観察眼も必要でしょう。加えて、問題を発見するだけではなく、そこから問題の解決に向けて動ける行動力も求められます。

自己PRや志望動機は、保険会社が求める人物像を踏まえて考えます。採用ページに掲載されているので、志望する企業の人物像は必ず確認しましょう。

保険会社に就職するためのポイント3つ

応募書類を書く人 保険会社は、毎年人気の業界です。そのような業界へ就職するためには、エントリーシートや面接などで、積極的にアピールしていかなければなりません。

ここからは内定を獲得するためにしておきたい3つのポイントを紹介します。このポイントは、保険会社への内定に向けて、エントリーシートや面接で求められるポイントです。この3つのポイントをおさえて、就職に臨んでください。

ポイント1.自己分析で保険会社に合った強みを探す

保険会社への就職を目指すならば、自己分析は欠かせません。保険会社は、他人の人生に直接かかわる仕事であり、また営業会社としての面が強い業界です。そのため、能力的にも心理的にも、合う合わないが明確に出ます。

自己の認識と周囲の評価にギャップがあると、就活は上手く進みません。もし就職できてもギャップは解消されないため、その後の仕事に大きく影響します。まずは、自分が本当に保険会社に向いているのか、ということから確認しましょう。

保険会社は、病気や事故、家事、盗難などさまざまな困難に直面した顧客と関わります。そこで求められるのは、誠実さや責任感、そして、顧客立場に立って任務を成し遂げようとする使命感です。また、柔軟性や現場の対応力も大切です。

過去の経験や成功体験を振り返り、自分の強みを見つけましょう。自己分析がしっかりできていれば、エントリーシートや面接のときのネタに困りません。自分の強みが保険会社の求める人物像に当てはまることを、具体的なエピソードを交えてアピールしていきましょう。

また、併せて資格取得も強みをつくる上でおすすめです。ファイナンシャルプランナーや簿記などの金融・経理関係の資格を持っていると有利になることは覚えておきましょう。

ポイント2.深い業界研究・企業研究をする

自己分析と同時に、業界研究・企業研究も深いレベルで行いましょう。この研究の深さは、志望動機や自己PRに影響します。保険会社は人気の業界のため、例えば「とりあえず金融業界で安心・安定を」などの浅い動機では内定は得られないでしょう。

充実した志望動機を書くためにも、業界研究は欠かせません。一口に保険会社といっても、企業によって扱う保険はさまざまです。生命保険や火災保険、自動車保険など保険の種類によって、他人への人生の関わり方も大きく異なります。

その関わり方の違いは、企業の今後の経営方針や商品開発に大きな影響を与えています。それぞれの会社の特徴を深く理解すれば、自分に合った保険会社を見つけることもできます。どの企業でも通じるような志望動機では、保険会社の内定は獲得できません。深く理解すれば、志望動機も「絶対に貴社でなければ」という動機になるでしょう。

ポイント3.エージェントやアドバイザーを積極的に活用する

保険会社への就職は、エージェントやアドバイザーを積極的に活用するとスムーズに進みます。保険会社は業界全体で人気の業界です。企業ごとに力を入れている部分も異なるため、1人だけの業界研究や企業研究では、なかなか内定まで進みません。

そこで、エージェントやアドバイザーの出番です。エントリーシートの添削や面接練習など、自分の就職をフォローしてくれる存在がいると、保険会社への就職に一歩近づきます。転職エージェントや大学の就職課・キャリアセンターなどを積極的に活用していきましょう。

保険会社への就職で注意すべき3点

悩んでいる人 保険会社は就職先として人気ですが、多くのネガティブな意見がある業界でもあります。特に、販売する商品の特異性もあり「保険会社ならでは」の注意点も数多くあります。

就職前には、必ずネガティブな意見も確認しておきましょう。それらを知らないまま就職すると、後で必ず後悔します。また、企業や業界の実情を知らないと、選考を突破できないことも考えられます。業界研究を忘れてはいけません。

注意点1.求人は営業職がメインになる

保険会社の求人は、主に営業職が中心です。どのような職種で採用されても、営業に配属されることも多く、最初は営業を経験することが保険会社では一般的になっています。

営業職は高い報酬が望める一方で、販売ノルマや営業件数などの厳しい要求が常に求められています。成果主義・能力主義が強い業界のため、契約が取れれば昇給や昇進も早い職種です。総合職であれば、その後のキャリア変更もスムーズに進むでしょう。

ただ、仕事の合う・合わないが明確に現れやすい職種です。高い報酬が期待できることは、それだけ求められる能力も必要になります。また、企業の風土や経営方針が生理的に合わないこともあるでしょう。いずれにせよ、合わない人には徹底的に合いません。

そのため、転属する前に辞めてしまうことも考えられます。事前にどのようなキャリアを経験することになるのか、どれくらいの期間を予定しているのか、など応募時の職種ごとに必ず確認しておきましょう。

注意点2.新卒採用は学部学科が不問であることが多い

保険会社は、銀行や証券会社と並ぶ金融業界の一角です。そのため経済学部や経営学部出身が有利という印象を少なからず持っているでしょう。実際のところ、それほど就職者の出身にこだわりはなく、幅広い人材を受け入れています。

特に、新卒採用においては、就活生の学部学科が不問とされていることが一般的です。これは多くの新卒者にチャンスがある一方で、裏を返せば学部や学科による有利不利が存在しないことを意味します。

つまり、どれだけ企業研究を行ったか、自己分析ができているかが、採用の成否を分けることになります。高い就職倍率になるため、中途半端な研究や分析では合格することは難しいでしょう。

注意点3.就職後も勉強することは多い

保険会社は、就職後も勉強することが数多くあります。例えば、生命保険は入社後に「生命保険募集人」の資格を習得しなければ、仕事ができません。働きながら資格のための勉強をしなければならないため、負担は大きいといえます。

また、昨今の保険会社は新商品を日夜開発しています。健康への意識や少子高齢化、円安など社会情勢に合わせた商品開発は欠かせません。そのため、販売する保険の数は年々増え続けています。

保険の数が増えたことで、資料の量も増えました。その資料を常に持ち運ぶことは不可能なため、デジタル化も進んでいます。今では保険の説明から契約までを、タブレット1台でできることが、保険会社では一般的です。

実際に顧客に営業するためには、増え続ける保険商品や機材の扱いなどを知っておく必要があります。高いインセンティブを得るためにも、積極的に勉強を続けていきましょう。

保険会社は人気が高い就職先の1つ | 注意点も踏まえて内定を目指そう

保険会社は高収入・好待遇が期待できるため、毎年人気の業界です。一方で就職後は営業のノルマが大きく「やめておけ」と言われていることも事実です。ブラックな体質の企業も少なくないでしょう。

どうしても就職のときは、高い給与や待遇に惹かれてしまいます。しかし、それだけを見て就職していると、入社後のギャップに悩まされることになります。保険会社への内定を目指すならば、高い給与の裏にあるものにも目を向けましょう。良い面も悪い面もどちらも知ることが、内定への第一歩です。

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