• 就職/転職
  • 2021.03.30 (最終更新日:2022.04.06)

面白い仕事がしたい人へ。見つけ方や分類ごとの職種を紹介します

目次

面白い・楽しい仕事とはどんな仕事か

仕事 笑顔 やりがい 「面白い・楽しい仕事」とはいってもその定義が漠然としていると、仕事に就いてからのギャップで悩む可能性があります。人それぞれ面白い・楽しい仕事の定義は異なりますが、どのようなものがあるのか見てみましょう。

自発的に動ける仕事

何を以て面白いと捉えるのかを考えたとき、大事なのが自発的に動ける仕事かどうかです。たとえば意思決定を自分で行ったり仕事内容の改善のために行動を起こしたりすることが、自発的な働き方。自己判断で目標を達成するためのPDCAサイクルが回せる仕事です。しかし自分勝手に動くのは、自己判断とはまた異なります。両者の違いは、自分以外の社内の人間にも分かりやすいかどうかということなので、こまめな「報・連・相」が欠かせません。自発的に動ける仕事とは、ただ他者からの指示を待つだけに限らず、自己判断をして行動を起こし続けられる仕事のことをいいます。仕事のやり方が良くなるようにと考えた自分の意見が受け入れられたら、やる気が向上し働きぶりがよくなることに繋がるのです。

職場環境に恵まれている仕事

職場環境に恵まれているかどうかは、仕事に面白さを感じるか否かで大事なポイントです。気分よく働けない職場では、面白さという余裕を感じられなくなります。男女どちらも楽しく働ける環境は、とても大事です。モラハラやセクハラは受けている人間だけに限らず、周囲まで嫌な気分にさせます。社員同士がお互いに尊重しているかどうかは、仲の良さよりも大事な点です。誰か1人が見下した態度を取っていると、その態度を受けている本人ではなくても気分が悪くなります。働きやすい職場環境は、社員同士の協力によって成り立つのです。

雰囲気の良い職場の見分け方を少し解説します。面接のときに、職場の雰囲気を見極める方法はあるのでしょうか。雰囲気の良い職場は働きやすいので、年齢層が高い社員が複数人在籍している傾向にあります。40代や50代の社員が活躍している会社は、長く働きやすいところだと言えるのです。採用の面接で会社へ訪れる人に対して、最低限のコミュニケーションである挨拶をきちんとする社員の多い会社は、明るく生き生きしている会社だと言えるでしょう。

以下のコラムでは、働きやすい職場について説明しています。働きやすい職場の条件や探し方を紹介しているので、合わせてご覧ください。

おすすめコラム
働きやすい職場とは?健康経営の実施で期待できる効果とは?!

世の中の流行と合っている仕事

世の中の流行やIT技術の進化と合っている仕事を選ぶのもポイントです。流行やIT技術の進化から遅れていると、需要や将来性を感じられず不安になります。仕事をしていて「今の時代に、この仕事は需要があるのだろうか。」との考えが頭をよぎるようでは、面白さを感じられませんよね。しかし技術の進化と合っている業界では、業界自体のスピード感が際立っており個人が尊重される傾向にあるのです。事業で手掛ける新しいサービスや商品が最新の技術を活用していると、技術を習得しようと勉強するため成長しやすくなります。最新の技術を活用した職場環境は、企画や開発をしてみたい人に向いているでしょう。

豊かな将来性のある仕事

忘れてはならないのは、現在の仕事の将来性です。将来を考えたときにキャリアに繋がらない仕事内容なら、仕事を続けるやる気がなくなってしまいます。将来のことを考えるうえで、会社に職歴を積む道を掲示されたり昇進の可能性があったりすることは大切なポイント。将来が不安定だと精神も不安定になりがちですが、安定していると良好に保ちやすいです。

仕事内容と待遇のバランスが良い仕事

仕事内容と待遇のバランスが良いかどうかも、仕事選びの基準として大事なものです。たとえば仕事内容と給料が釣り合っていなければ、そのことばかりが頭をよぎってしまうので「仕事が面白い」という考えに至らない可能性があります。社員のワークライフバランスに配慮してくれる会社なら、苦手な仕事であっても頑張る意欲が湧きますし仕事の面白さに繋がるのです。近年は健康経営の取り組みの一環として、社員のワークライフバランスに配慮する会社が増えています。
当コラムでは健康経営について情報発信をしているので、以下も合わせてご覧ください。社員のワークライフバランスに配慮するため、会社がどのような取り組みを行えるのか紹介しています。

おすすめコラム
個人のワークライフバランスは企業が考える時代に。そしてその方法とは?

面白い・楽しい仕事を見つけるには

スマホ 検索 仕事

今の仕事を続けてやりがいを探す

仕事の面白さや楽しさは、やりがいと深く関わりがあります。仕事に面白さを求めて転職活動を開始する前に、今の仕事でやりがいを見つけられないか一度考えてみてください。しんどい思いしかしていなければ、そこに面白さを見出すことは難しいでしょう。最近では、「しんどい思いを我慢してまで同じ職場に居続けるのはよくない」との考え方もあります。しかししんどい思いしかしていない職場で働き続けることが、必ずしも悪いことではありません。なぜなら、働き続けるうちに面白さや楽しさが見つけられるかもしれないからですね。何事も加減が大事ですから、身体に不調を来すようなら仕事を休んだり転職したりすることを考えるのも大切です。

趣味をどれくらい好きなのか見極める

面白さや楽しさを感じるのは、自分の趣味や好きな作業ができることです。好きなことを仕事にすると嫌いになるとの考え方がありますが、全てがそうではありません。好きな仕事が嫌いになる理由の多くは、選び方の問題です。対象がどのくらい好きなのかは、人それぞれ違うことが分かっていないことが原因で起こります。

たとえば、同じ歌手を好きな人が3人いるとします。Aさんはその歌手の1曲だけ好きな人。BさんはCDを全て集めて家で聴くぐらい好きな人。Cさんは遠方にまでライブに行くぐらい好きな人だとします。同じ好きなことでも、この3人では好きのレベルが異なることが分かりますでしょうか。Aさんに全ての曲を聴くように指示を出したとすると、この歌手のことが苦手になる可能性もあります。しかしBさんやCさんなら、まだ好きでいる可能性があるのです。Aさんは歌手に対する好きの度合いが強くないので、そこから起こすアクションも少ないというわけですね。

同じことが仕事にも言えます。趣味に対する好きのレベルがAさんと同じぐらいだったのに、仕事にしてしまうと苦手になる可能性があるのです。面白さや楽しさを求めて趣味を仕事にしようとしているのなら、どれぐらい面白さを感じるのか具体的に分析してください。

求めている条件に合った仕事を探す

前項にて自分の感情だけに限らず、仕事内容と待遇のバランスも大事だとお伝えしました。面白さのある仕事でも、毎月ぎりぎりで生活しなければならないとしたら、心に余裕ができません。出勤するのに毎日2時間以上かかるのなら、疲れ切ってしまいますからこれも面白いと感じる余裕ができませんよね。あまりにもしんどい体力仕事だったら、休日は寝て過ごすだけになってしまい何のために働いているのか分からなくなってしまうことでしょう。そのため感情だけを優先して仕事を探すのではなく、給料や勤務時間、仕事内容などもしっかり考えます。
 

面白い仕事を3つの分類ごとに紹介

提案 プランナー ここでは、面白さを感じる仕事を紹介します。ただし何に対して面白いと感じるかは人それぞれ違いますから、面白いと感じる物事の分類別に分けました。

①提案することの面白さが得られる仕事

提案することが好きな人におすすめの仕事は、プランナーやコンサルタントです。プランナーやコンサルタントと言っても、さまざまな種類があります。プランナーという職種で多くの人が知っているのは、ウエディングプランナーの仕事でしょう。ウエディングプランナーは、結婚式の企画を総合的に行う仕事です。ファイナンシャルプランナーは、暮らしに関わるお金の相談に幅広く応じます。基本的にプランナーはクライアントの立場に立って考える必要があるので、人を喜ばせることが好きであったり会話のスキルがあったりする人に向いているといえるのです。

提案することが好きな人には、コンサルタントも向いているといえます。経営コンサルタントは会社の業績を上げるために、事業ごとの戦略を考えるのです。考えた企画をクライアントである会社へ、単純に伝えるだけでは意味がありません。きちんと統計をとったうえで、なぜその戦略が必要なのか分かりやすく説明します。経営コンサルタントとして経営課題を解決できれば達成感に繋がるので、仕事の面白さを感じられるのです。論理的な思考力やプレゼンテーションの経験があれば活かせるので、過去にこのような経験を積んだ人はやりがいを感じられることと思います。
以下のコラムでは、経営コンサルタントの仕事内容や魅力を紹介しましたので、合わせてご覧ください。

おすすめコラム
経営コンサルタントとは?仕事内容や業界の動向を解説します

②人と関わる面白さが得られる仕事

人との関わりが好きな人におすすめの仕事は、営業職や接客業などです。営業職は人との会話が仕事の要になるので、向いているか否かは著しく分かれます。成果に対して支払われる給料が多い会社に勤めれば、頑張った分給料になるのでやりがいを感じられるのです。しかし営業職は成果が上がらなければ肩身が狭い気持ちになるので、注意してください。

たくさんの人と関わる接客業も、おすすめできる仕事です。お客さんによって求めるものが違うので臨機応変な対応が必要ですが、時と場合に応じた対応ができる人には向いているといえます。特定の個人をお客さんにしている仕事と比較して、責任が大きくなりにくいのもポイントです。その反面、自分がどれだけ役に立ったかということが数字として見えにくい仕事でもあります。旅館や喫茶店など接客業もいろいろあるので、興味のある業界で働けば面白さを感じられることでしょう。

③自分のペースで働く面白さを感じる仕事

自分のペースで働ければ面白さを感じられる人には、ドライバーや警備員が向いているでしょう。ドライバーも種類が豊富で、トラックや宅配、タクシーなどがあります。トラックドライバーには長時間労働のイメージが強い人も多いかもしれませんが、働き方改革によって少しずつ労働条件の改善が進んでいますよ。2019年にコンプライアンスの確保を目的とした法律が開始したので、運転時間や休憩時間はさらに厳しく管理されるようになりました。トラックドライバーは多くの時間を1人で過ごせるので、自分のペースで働きたい人におすすめです。人と接する場面もありますが、運転中の車内は自分だけの空間なので、自分のペースで働きたい人に向いていると言えます。
警備員は警備するものや環境によって内容が変わりますが、ノルマがありませんし仕事だけに集中できるので、自分のペースで働きたい人におすすめです。巡回や見回りなど、人と関わる機会が少ない仕事もあります。エアコンの効いた室内で座っていることが多い仕事もあるので、自分のペースで働きたい人に向いていると言えるのです。

面白い環境作りに取り組む会社がある

健康 面白い環境作りに取り組んで、社員の離職率の低下を目指す会社があります。健康経営の取り組みの一環として、ユニークな施策を行う会社があるのです。健康に関する活動を行う社員に対して、社内で利用できる独自のポイントを配布したり独自のボーナスを与えたりする会社があります。忙しい毎日では「今はやってもやらなくてもどちらでも良いこと」は後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし「やったらやった分だけ返って来るものがはっきりしている」環境だと、後回しにしていた健康に関する活動もやる気が出ることがあります。

会社が社員のために行う健康経営と聞くと、どこか堅苦しいもののように感じたり表面上しか実施されていないように感じたりする人もいることでしょう。しかし必ずしもそのような会社ばかりではありません。少し前までは無理してでも働いた方が良いとの考え方をする人が多かったので、健康に対する考え方を変えるところから始めなければなりませんでした。ところが現在、ようやく健康に対する意識や活動を持続的に行うための取り組みに変わってきたのです。
以下のコラムでは、楽しく健康経営を行うために考えられたユニークな制度を紹介しています。多くの人が知っている会社を例に挙げており、ユニークな健康経営の事例を確認できるのです。社員食堂に注目した会社では、揚げ物料理の値段を上げた代わりに魚料理の値段を下げました。別の会社では、社員が自由に使えるキッチンがあるので好きに料理を作ることができます。健康意識の高い社員同士が一緒に料理を作れば、健康増進に繋がるのです。以下のコラムも合わせてご覧ください。

おすすめコラム
楽しく健康経営を行うために考えられたユニークな制度

新型コロナウイルスと健康経営の考え方については、以下のコラムもご覧ください。

おすすめコラム
ウィズコロナでの健康経営をしている企業としていない企業の在り方

就職・転職活動では健康経営の取り組みを確認することで、会社を分析する一環になります。健康経営を行う会社が増えてきたので、情報収集のときに調べてみるのはいかがでしょうか。

まとめ

面白い仕事の見つけ方や探し方を紹介致しました。面白い仕事だけに限らず仕事に対して希望があるときは、その考えを深掘りして本質を見つける必要があります。それと同時に職種や会社に対する情報収集を行うことで、実際にその仕事に就いた後のミスマッチを防ぎやすいのです。現在は仕事内容も多様化しているので情報収集や分析をすれば必ずしも合う会社に就職できるとは限りません。しかし本質に近づいているので、今後の失敗を防ぐための役に立ちます。面白い・楽しい仕事を探したいのなら「どんなことに対してどれぐらい好きだと感じているのか」という部分をしっかり深掘りしてください。
Facebookシェア twitterシェア Lineシェア
Facebookシェア Twitterシェア Lineシェア

関連マガジン

問い合わせ
各種取材やサービスに関することなど、
お気軽に問い合わせください。