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  • 2021.07.19

健康経営に大切なメンタルヘルス対策!目的や具体案をご紹介

目次

健康経営にメンタルヘルス対策は必須!

健康経営 メンタルヘルス今回は、健康経営に大きく関連する、メンタルヘルス対策について解説します。
健康経営に関する取り組みを実践している企業が増加傾向にある中、社内でのメンタルヘルス対策に頭を悩ませている…という声も少なくありません。
健康診断や生活習慣の改善といった、比較的可視化しやすい体調面での配慮とは異なり、今回触れるメンタルヘルスの面では、個人差が大きく左右する面もあるため、いわゆる「マニュアル化」した対策を打ち出すことが難しいという側面があります。
では、メンタルヘルスの観点での健康経営について、詳しく見ていきましょう。

なぜ健康経営にメンタルヘルス対策が取り入れられるのか?

仕事 ストレスまずはじめに、そもそも健康経営にメンタルヘルス対策が必要とされる理由について解説していきましょう。

メンタル面での不調を抱える社員が多い

なぜメンタルヘルス対策が必要なのか、最もシンプルな理由として、会社という場所自体がメンタル面での不調が起こりやすい環境であるということです。
恐らくほとんどの企業で、メンタル面で不安を抱えている社員についての話を聞くことがあるのではないでしょうか。
例えば業務量の多さや職場での人間関係など、仕事に関連する「環境」が原因となり、メンタル面から不調になってしまうことがあります。
メンタル面の不調の怖いところは、それが原因で体にも影響が出てしまうことです。
主に挙げられるのは睡眠不足や食欲不振、過度な飲酒や喫煙など、大きな病につながる原因の代表的な症状です。
腹痛や頭痛、めまいなど、何となくスルーしがちな不調も、もしかしたら精神的なものが原因になっている可能性もあります。
メンタルヘルスへの配慮がされていないと、気持ちがどんどん暗くなり、それに比例して体調も悪化するため、休職や離職につながる可能性が高くなります。
社員の健康を守るための対策として、メンタルヘルス対策を取り入れることは非常に重要かつ、最優先事項であることがわかります。

企業としての生産性に関連する

メンタルヘルス対策を取り入れた経営を意識することで、企業全体の生産性にも大きな影響を与えます。
例えば、体調が悪い中無理をして出社しても、不調が原因で業務効率が悪くなったり、し集中力が続かなかったりといった原因で、うまく業務をこなせなくなってしまいます。
不調が原因で業務をこなすのが困難になるのを「プレゼンティズム」といいますが、メンタルヘルスの面でもこのプレゼンティズムが大きく関わってきます。
精神面で何らかの不安を抱えた状態で出社しても、気持ちが前向きにならなかったり、塞ぎ込んでしまったりと、業務の遂行に悪影響が出てしまうでしょう。
また、出社しても業務をうまくこなせなくて辛い…と、プレゼンティズム自体が原因で精神的な負担がかかってしまうことも考えられます。
プレゼンティズムの状態が続くことで業務の進行に影響が出てしまうため、生産性が下がってしまいます。
メンタルヘルス対策は個人に向けての施策、といったイメージを持っている方もいるかもしれませんが、社員一人ひとりの不調が企業全体にも影響があるという認識を持っていた方が良いでしょう。
 

メンタルヘルス対策を取り入れるメリットは?

メンタルヘルス 健康経営では、健康経営にメンタルヘルスを取り入れる具体的なメリットについて解説しましょう。

働きがいがある会社になる

メンタルヘルス対策を取り入れている会社であれば、何かあった時に会社に頼れる!と社員が安心して働ける環境であると言えるでしょう。
もし万が一仕事が原因で精神面の不調が出たとしても、適切かつ丁寧なメンタルケアを会社で行えば、今後の業務に対して後ろ向きな感情を持つことが少なくなるかもしれません。
仕事が原因で精神面に影響が出ると、おそらくほとんどの社員が会社に対して不満や疑問を抱きます。
それにも関わらず、メンタルヘルスケアを個人で社外の医療機関などで行わせてしまっては、なんで自分でやらなきゃいけないんだ!と感じさせてしまうでしょう。
仕事を通じた精神面への影響を完全に0にすることが難しいとしても、せめてケアも社内で行います、といった姿勢を社員に示すことが大切です。
そうすることで、会社に対して不満を感じさせるリスクを軽減し、働きがいのある会社であると思ってもらえるかもしれません。
もちろん、メンタルヘルスケアが不要な会社を目指すのに越したことはありませんが、備えとして体制を整えておくことで、その姿勢が社員から高い評価を得られる可能性が高いでしょう。

社外からの評価が高まる

メンタルヘルス対策を充実させることで、社員はもちろん社外からの評価も高まるというメリットがあります。
例えば社員の親族からここは良い会社だ、と思ってもらえれば、社員にとっても嬉しいことです。
また、メンタルヘルスケア対策がしっかり行われていることで、投資家や株主など、経営に大きく影響を与える外部の方からの評価も高くなるでしょう。

メンタルヘルス対策は3段階に分けられる

仕事 ストレス 予防メンタルヘルス対策は、1次予防・2次予防・3次予防の3段階に分けられます。
それぞれの概要を見てみましょう。

1次予防

メンタルヘルスに不調が出る前に予防をする段階です。
具体的な施策としては、研修やストレスチェックの導入などを行うことで、社員一人ひとりが各自でメンタルヘルスに対する意識を高めます。

2次予防

メンタルヘルスに不調が出た社員に早期で対処する段階です。
社員が相談できる窓口の設立や、産業医との面談の機会を設けるなどの対策が挙げられます。
同じ環境で業務をする上司が社員の異変を観察することも大切です。

3次予防

メンタルヘルスの不調が原因で休職してしまった社員の復帰をサポートする段階です。
復帰に向けたフォローはもちろん、復帰後の再発防止も重要な対策になります。

継続的に必要な4つのケア

メンタルヘルス 対策上述した3段階の予防を踏まえた上で、以下4つのケアを継続的に行うことが大切です。
  1. セルフケア
  2. 会社全体によるケア
  3. 専門知識を持つ外部機関によるケア
  4. 部門ごとの管理者によるケア
この4つのケアを、ストレスの3段階に関する取り組みと共に継続的に行うことで、社員の精神面での健康を守れるため、メンタルヘルス対策が充実した企業と認識されるでしょう。

主なメンタルヘルス対策をご紹介

ストレスチェック 導入最後に、主なメンタルヘルス対策として挙げられる施策の例をご紹介します。

ストレスチェック

ストレスチェックは、健康経営におけるメンタルヘルス対策として、最も優先度が高いといっても過言ではありません。
一般的に従業員の人数が50人以上の企業であれば、1年に一度のストレスチェックが義務付けられています。
ただし、少人数で事業を展開しているベンチャー企業などは、導入されていることの方が少ないでしょう。
ストレスチェックを実施することで、従業員がどのようなストレスを抱えているかがわかるため、ストレスが原因による休職や離職を防止することができます。
また、社員一人ひとりが自身の感じているストレスを実感する機会にもなります。
ストレスチェックの導入はもちろん、結果に応じたケアについても検討しておくべきでしょう。

労働環境の改善

ストレスチェックと同様に、メンタルヘルスケアの対策として導入すべきなのが、労働環境の改善です。
そもそもストレスチェックで悪い結果が出てしまうということは、そのまま労働環境の悪さに直結します。
むしろ、ストレスチェックをしっかり実施して対策を打つために、労働環境の改善が重要視されると言って良いでしょう。
社員が働きやすい労働環境を意識した取り組みを立案・実施することで、先ほども挙げたメンタルヘルスを取り入れるメリットへと直結します。
単に働きやすいかそうでないかだけでなく、人間関係や労働時間など、それぞれに感じるストレスが異なるため、何をどう改善するべきかという答えがすぐに出ないことも考えられます。
そのため、社員から集めたストレスに関するデータを基に、まず何をして最終的にどういった環境を作っていくかを吟味し、実行する必要があります。

産業医のサポート

健康経営におけるメンタルヘルスケアには、産業医の協力・連携が必要不可欠と言えます。
ストレスチェックの実施・労働環境の改善など、社内の人間だけでできることはいくつかありますが、精神的な不調に関する専門知識のある人材が不足しがちなのも事実です。
そのため、豊富な専門知識を持った産業医との面談などのサポートが重要になります。
産業医のサポートがあれば、メンタル面での不調をカバーできることはもちろん、不調を未然に防ぐことも可能です。
また、上司や社内の人間に言いづらい不満も、中間の立ち位置に入ってくれる産業医になら話しやすいかもしれません。
産業医は不調に対するケアのみでなく、社員と会社をつなぐパイプとしても貢献してくれるでしょう。

まとめ

健康経営 ストレス今回は健康経営において重要視される、メンタルヘルスケア対策について紹介しました。
ストレスチェックなど、大企業であれば当たり前に導入しているものでも、これからのあ発展が期待できるベンチャー企業などではなかなか導入が難しいのも事実です。
しかし、だからといって何の対策も立てずにいると、社員の不調に気付けずにリタイアさせてしまい、結果的に会社にとっての負債になってしまいます。
そのため、メンタルヘルスケアについての施策を導入することは、会社の歩みを進めるためにも非常に重要であることがわかります。
今回の内容を受け、健康経営に関する取り組みでメンタルヘルスケアについて検討している方が、少しでも前向きに今後の対策について考えることができれば幸いです。

 

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