• 健康経営
  • 2021.08.26 (最終更新日:2022.04.06)

どんな仕事が大雑把な人に向いてるのか|特徴や改善方法など解説

目次

大雑把な人の特徴とは

仕事 大雑把な人に向いている仕事を知るには、どんな人が大雑把な人で、自分はその特徴に当てはまるのか考えるのがおすすめです。ここでは、大雑把な人の特徴を紹介します。

あまりこだわりがない

大雑把な人には、あまりこだわりがない人が多くいます。こだわりのないところは持ち物やファッションにも表れるので、「人から進められたものを使う」ことも多いです。長所としては、流行に流されず同じものを使い続けるところが挙げられます。また、「自分の周りを綺麗にしなければいけない」という考え方自体がないのが、大雑把な人の特徴。女性は綺麗好きな人が多いと考えられていますが、大雑把な性格の女性は身の回りが散らかっていてもあまり気にしないのです。「仕事ができる人は自分の机を綺麗にしている」と考える人がたくさんいるため、仕事ができない人に見えてしまうのがデメリットだと言えます。

楽観的である

物事を前向きにとらえて楽観的なのが、大雑把な人の傾向です。ほかの人が「進む前にチェックした方がいいのではないか」と考える内容の仕事でも、本人が良ければそのまま進めます。このように考えると短所と捉えられますが、楽観的なことは長所でもあるのです。壁にぶつかってもポジティブな発言をするので、周囲の人の悩み相談を受ける場合もありますよ。物事がうまく行かなくても、ネガティブな感情を引きずらないのが大雑把な人の長所です。

決断や行動が早い

大雑把な人は、決断や行動が早いです。男女問わず細かく考えませんから、決めがたい内容でもすみやかに決断します。はじめての仕事で決断が必要なとき、すぐに決められない場合もあるでしょう。大雑把な性格の社員がいれば、通常なら悩むことでも速やかに決断して仕事を進めてくれます。社内にこのような人がいれば、ネガティブに考えがちな人にとって心強いでしょう。

空気が読めない

空気が読めないのも、大雑把な人の特徴です。周囲の雰囲気を察知しないので、「今自分はどのように行動するべきか」と細かく考えません。また、空気が読めない人の中には時間に対してルーズな人もおり、人を怒らせてしまうこともあります。その場にふさわしくない言葉遣いなど非常識と思われる行動をとって、場の空気を凍らせる人もいるでしょう。良くも悪くもフランクなので、時と場合によってその振る舞いが気に入られる例もあります。

人懐っこい人が多い

人懐っこい人が多いのも、大雑把な人の特徴。隠し事ができずポジティブな性格は、人に好かれやすいです。また、細かいことを気にせずプレッシャーを与えないので、一緒にいるとどこか安心感があります。人に深く関心を持たないので、適度な距離感で付き合えるのです。意識せずとも、人とつかず離れず良い関係を築けます。

大雑把な人の職場での立場とは

オフィス 大雑把な人は、自分で自覚していない人も多いです。ここでは大雑把な人が、普段職場でどのように見られているのか確認してみましょう。

仕事を任せないと思われている

大雑把な人は、頼んだ仕事を丁寧に仕上げられません。「出来上がった」らしい仕事を確認してみたら、伝えた内容とずれていたり誤字脱字だらけだったりするわけです。このような仕事をする人に、「次回も仕事を頼みたい」と思う人はいないでしょう。ミスが多ければ、仕事を頼んだ人が修正しなければならないため、迷惑をかけてしまいます。相手が何のために仕事を依頼したか分からなくなってしまうので、大雑把な人は信用を失っていることを自覚しましょう。

フォローが大変である

大雑把な人は計画性がないので、結局周囲のフォローが必要になってしまいます。最悪の事態を想定しつつ行動すれば少しでもミスを防げるのに、想定をしません。大雑把な人は、先の事を考えながら仕事をするのが苦手な傾向にあるのです。スケジュールがギリギリなので、想定外のミスが起きてもカバーをしきれずに慌てます。行き当たりばったりで仕事をするので、ミスをしたときのサポートを先輩や上司にさせるなど、他の人がフォローする必要があるわけです。

仕事の意味を把握できていない

基本的に大雑把な人は、目の前のことしか見ません。仕事内容を伝えられたら、その仕事が「なぜ必要なのか」「全体のうちどの段階なのか」を考えずに進めてしまいます。事前の確認をしないので、指示を受けた内容からずれてしまい注意される例も多いです。また、仕事の意味を理解できない人の中には、相手の意図を汲み取るのが苦手な人もいます。お伝えした通り他人に無関心な特徴もあるので、そもそも共感や理解をしようという考え方がありません。人に興味がなければ、話の内容が頭に入ってこないので、理解するのも難しくなるわけです。

細かい部分でも周囲と感覚が違う

大雑把な人は周囲と違う感覚を持っているので、職場の人を困らせてしまうケースがあります。たとえばFAXへの用紙の入れ方から、ファイリングの仕方、机周りの整頓など、自分が気にしていないだけで周囲の人は気になっているのです。「はっきり伝えると角が立つから」と控えめに注意をしてみたら、自分では丁寧に仕事していると思い込んでいる場合もあります。仕事の丁寧さは、雑用のような一見重要ではない業務に出てくるもの。「自分の仕事は丁寧だ」と思い込んでいても、周囲の仕事ぶりを確認して感覚を合わせるのも大切ではないでしょうか。

大雑把な部分を改善するには

仕事

チェック項目を作ってミスを防ぐ

大雑把な人はいわゆる「マルチタスク」を行ったり、業務に優先順位をつけたりするのが得意ではありません。1つ仕事が増えると、今まで丁寧にやっていたつもりの仕事がいい加減になってしまうことがよくあります。また、一度にたくさんの仕事を与えられると、何から取り組むべきか分からなくて、状況を整理するまでに時間がかかるのです。このような混乱を防ぐためにも、チェック項目を作って事前にやるべきことを書き出してください。

「仕事の納期はいつか」「仕事のゴールはどこか」「仕事を完成させるために必要な業務は何か」など。このようにチェック項目を作れば、個人の感覚で仕事を進めません。そのため、ミスが減りやすいです。慣れないうちはざっくりとしたチェック項目になりがちなので、周囲の人にチェックリストを確認してもらいましょう。苦手な部分を理解して、それをカバーすればいいわけです。

頻繁にメモを取る

大雑把な人は、メモを取るのも苦手な傾向です。たとえば「資料室 3階」のように、まるで検索キーワードのようなメモの取り方をしてしまいます。後でメモを見返したときに曖昧なのは、1つ1つに繋がりがないからですね。このメモでは重要なポイントや詳細など、大事な部分が分かりません。メモを取ったときに注意点を書いておけば、見返したときに同じ間違いを繰り返さずに済みます。

仕事内容で不明点があった場合は、必ず1度周囲の人に聞いてください。メモを確認しても不明だったときでも、素直に「見返したが、このままではミスをしそうなので確認をして欲しい」という旨を伝えましょう。メモを取るのが得意でないなら、メモの取り方のポイントをおさえておきます。

確認を習慣にする

業務が終了する前に「ミスを防ぎたいので確認をお願いします」と、先輩や上司にチェックしてもらってください。ミスの確立を下げるには、誰かにもう1度確認してもらうようにします。ミスを防ぐためであれば、嫌な気持ちになる人は少ないはず。慣れないうちは、しっかり確認しに行きましょう。

日常の動作を丁寧に行う

大雑把な性格は、日常の動作に現れます。ドアの閉め方や書類の置き方、整頓の仕方など、几帳面な人が見ればすぐに「大雑把な人だ」と分かってしまうことでしょう。普段からそのように見られていたとしたら、良い気分はしませんよね。そこで、普段から日常の動作に気を配り、丁寧な行動を意識してください。日ごろから意識すれば、少しずつ丁寧に扱う感覚が分かるようになります。

周囲の人に確認してもらう

仕事を丁寧にするのが苦手なだけではなく、身の回りのものを粗雑にしがちです。周囲の人は、誰が大雑把な人なのか分かっていることが多いのです。自分の大雑把さを理解しており直したいと考えているのなら、周囲に協力をしてもらう方法もありますよ。雑な振る舞いをしていたら、周りから伝えてもらうようにするわけです。このように、自分1人で改善するのが困難なら、周囲の協力を得る方法もあります。

大雑把な人はどんな仕事に向いているのか

デスク ここでは、大雑把な人に向いている仕事と、その理由を解説しています。

営業職

営業職は、大雑把な人に向いていると言えます。営業職は、ビジネスマナーを身につけ身だしなみに注意を払わなければならない仕事だと考えがちです。その通りなのですが、「失敗しても仕方がない、次に行こう」と切り替えが早いところが大雑把な人の強みになります。飛び込み営業では知らない人にも積極的になる必要がありますから、ポジティブで自然体な部分を活かせるはずです。

営業職では時にお客さまを言いくるめている気分になるので、真面目な人には向かないところがあります。しかし大雑把な人なら、余計なことを考えず速やかに行動できるでしょう。リラックスして仕事をしていたりユーモアがあったりする方が、お客さまとの距離を縮めやすいです。精神面・肉体面ともに疲れる営業職は、大雑把で行動が早い人が向いていると言えます。

接客業

接客業は神経質な人はストレスを受けやすいですが、大雑把な人に向いていると言えます。お客さまから理不尽なクレームをつけられたり嫌なことがあったりしても、気にしすぎず楽観的に接客ができるでしょう。コミュニケーションを楽しむ余裕があるので、利用者が多い職場の方が働きやすいです。接客業でも、全てのお店が大雑把な人にとって働きやすい訳ではありません。高級店など細かい気配りが必要なお店もあるので、注意してください。

ディレクター

大雑把な人は、テレビ番組に関わるディレクターに向いていると言えます。この仕事はたくさんの関係者と関わるうえ、急な内容の変更に対応することもあるので、人懐っこく行動力のある大雑把な人が活躍できるでしょう。逆に、神経質すぎるとほかのスタッフに気を遣わせてしまいます。ときには細かい作業も必要ですが、自分の性格を理解しているディレクターは作業が得意な人に仕事を任せているわけです。大雑把な部分を活かせるので、ディレクターが適していると言えます。

自分に向いている仕事の見つけ方とは

オフィス 上記で紹介したのは、「大雑把な人」という大きなカテゴリーで見た場合の職業です。ここでは、自分に向いている仕事の見つけ方も合わせて紹介します。

自分が優先させたいことは何か考える

自分の人生で優先させたいことを考えるのは、向いている仕事を見つけるうえで大事な手順です。1人で趣味に集中する時間を優先したい人もいれば、家族と過ごす休日を優先したい人もいるでしょう。なぜこの考え方が大事なのかと言うと、選ぶ仕事によって働き方が全然違うからです。趣味に集中する時間が欲しいのに、平日は残業が続き、毎日終電で帰っているようでは趣味に打ち込む時間がありません。

反対に、仕事をしている方が満足感を得られるのに定時で帰宅できる仕事を選んだら、働き方に不満を感じる可能性があります。自分の中で優先順位が高いのは何か、と掘り下げて考えれば、自分に合った働き方が見えてくるでしょう。

どんなときに自分が楽しめるのか考える

「どんなときに自分が楽しいと思うのか」について深く考えたことはありますか。若い内に「自分の人生で何を成し遂げたいか」と聞かれても、簡単に見つかるものではありません。だから、何に対して自分は楽しめるのか、と考えるのです。大勢の人の前で演奏するのが楽しい人もいれば、機械に向かって1人でものづくりをするのが楽しい人もいます。少しのヒントで自分の性質が分かるときもありますから、どんな内容でも構いません。楽しいと感じる時間が仕事になれば、充実感を得られるでしょう。

苦手なことと得意なことを理解する

得意なことを探しにくい場合は、苦手なことから探してみましょう。苦手なことなら、見つかりやすいのではないでしょうか。たくさんの人に気を配るのが苦手だったり、部屋の片づけをするのが苦手だったり、楽しめるときと同様にさまざまです。苦手なことを理解して、それを避ける方法もあります。学生時代から詳細を思い出していけば、何が苦手なのか気づけるでしょう。

苦手なことと一緒に、得意なことも思い出してください。得意なことは必ずしも、自分が好きなことではないのが注意したいポイントです。自分では特別好きではないのに、人から高評価をもらった経験や、簡単にできてしまうものはありませんか。好き嫌いは本人の主観ですし、得意はどちらかと言えば客観的なものです。掘り下げれば、このような内容にも気づけるわけですね。得意なのに好きではないものは、気づいたら好きになっている可能性が高いです。

ホワイト企業の探し方とは

転職や就職をするときに「ホワイト企業に入りたい」と考える人は多いです。ホワイト企業を探す方法には、
  • 厚生労働省が認めた企業から探す
  • 就職四季報から探す
  • 企業の公式サイトを確認する
  • 口コミを確認する
などたくさんありますが、今回はもう1つホワイト企業の探し方を紹介します。それは「健康経営優良法人」に認定されている企業を確認することです。本制度は経済産業省が運営しており、2020年には6204もの法人を認定しています。
当コラムでは、健康経営について情報発信をしております。以下では、健康経営のユニークな取り組み事例を紹介しているので、理解を深めたい方はご覧ください。

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まとめ

大雑把な人の特徴や、向いている仕事などを紹介しました。一見弱みに感じる部分でも強みになりますので、自分の性質を理解して活かしましょう。ネガティブに捉えがちですが、悪いことばかりではありません。この記事を参考にして、自分に合った就職先を見つけてください。
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