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  • 2021.09.15 (最終更新日:2022.03.26)

アパレル業界から転職したい!おすすめの職種についてご紹介

目次

アパレルから異業種へ転職する人口は多い

アパレル 転職 好みの服を着て、好みの服に囲まれて、お客様と楽しくおしゃべりをする。
服が好きな方にとって、趣味が仕事になり、毎日楽しく働けそうというのはとても魅力的に思えます。
今時はSNSで影響力のあるインフルエンサー的な店員もいて、その店員目当てに店舗に行く方もいるでしょう。
アパレル店員は憧れの職業として定番と言えます。
しかしいくら好きなことでも、仕事となると楽しいことばかりではありません。
さまざまな理由で、アパレル以外の業種へ転職を志望する方も多いのです。
今回はアパレル勤務でよくある悩みを紹介し、異業種に転職することのメリット・デメリットをお伝えします。
もしあなたが今アパレルで働いていて転職を考えているのなら、ぜひこの記事を参考にしてください。

なぜアパレルから異業種に転職したいと思う方が多いのか?

アパレル 仕事内容 アパレルを辞めて異業種に行く理由、アパレルで働き続ける上での不安要素を紹介していきましょう。

給与が安い

アパレルは全体的に給与水準が低めです。
会社が扱う商材が服であるため、ブランドものでない限りそこまで高価な商品はありません。
特に昨今のプチプラブームでより安価な服の取り扱いが増えています。
数を売らないことにはなかなか利益が出ないため、従業員の給与として還元するのは大変でしょう。
大手の会社でない限り、月の支給額もボーナスも、大きな期待はしない方が良いでしょう。

賃金に見合っていない

上で書いたように給与が安いことに加え、その割に仕事がハードという面があります。
おしゃれをして笑顔で接客するキラキラしたイメージが強いと思いますが、商品の納品やストック作業、在庫整理、売り場の変更など体力を使う仕事がほとんどです。
力仕事も多く、女性スタッフは苦労することも多いでしょう。
一日中立ちっぱなしだったり、忙しい時には終始小走りだったりもするため、足の疲れもたまりがちです。

将来性がない

若いうちはどんな服も着こなせますし、店頭に立っていて格好がつきます。
ただその会社の扱う服の系統次第では、年を重ねていくとなかなか着づらいデザインのものもあるはず。
マネージャー職や本部での仕事など、販売員の先の道筋が見えていれば良いものの、そこが曖昧だといつまで店頭に立ってやっていけるかは不安を感じる一つの要素です。

地方色が強い会社だと異動が多い

大型のショッピングモールは全国各地にありますが、それだけアパレルのお店も全国にたくさんあります。
大きな会社ならほとんどの地方に店舗があるでしょうし、同じ県内だけでいくつも店舗があります。
入社時に全国転勤可としていれば、新店のオープンや従業員の退職など、会社の都合で異動はいくらでもあります。
近隣の異動に限らず遠くの地方に急に飛ぶこともあるため、旅行感覚で楽しめる方にとっては良いかもしれませんが、地元志向が強い方や家族がいる方は、なかなか異動に前向きになれないでしょう。

休みが不安定

職業柄、土日祝日は出勤のことがほとんどです。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始もアパレルにとっては繁忙期なため、長期の休暇はまず取れず、取れても時期がずれるでしょう。
シフト制なため毎週の固定休はなく、その時々の他スタッフの予定次第で休みは決まります。
前もってまとまった休みを確定することが難しいため、例えば旅行の計画が立てにくいという弊害があります。

アパレルからの転職におすすめの業種

アパレル業界 特徴 いざ転職するとして、どんな業種がいいのでしょう。
未経験でも大丈夫なものや、スキルが活かせるものなど、いくつかご紹介します。

接客業・サービス業

同じ接客・サービス業でも、アパレル以外になるだけで、休日を固定にできる点など、変化が増えます。
業務自体には大きな違いが少ないため、これまでの経験がそのまま活きる場面が多いでしょう。

営業職

スキルが活かせる点で営業職もおすすめです。
アパレルで接客に携わっていれば、お客様が欲しいものをヒアリングし、それに合わせたご提案をするということはすでにできます。
相手に自社の商品を知ってもらいそれを売り込むという営業職は、アパレルでの勤務が非常に役に立つはずです。

事務職

事務職は未経験でも取り組みやすいという利点があります。
もちろん覚えることは多々ありますが、特別なスキルはあまり必要にならないので、アパレルからに限らず異業種からの転職先としては候補にしやすいでしょう。
また、事務といっても受付や電話応対などでコミュニケーションはあるため、その点においては接客の経験があると強いですね。

運送業

免許さえあれば始められる運送業も、事務と同じく未経験でも安心できる職業と言えます。
大型免許が必要になるケースもありますが、取ってしまえばそれは一つ武器になりますし、体力があれば長距離ドライバーでそれなりに稼いでいけるでしょう。

アパレル関連会社

同じアパレルでも、メーカー勤務やバイヤー業務に携わったり本社勤務を選択したりすれば、販売員よりも息が長く働けます。
特に昨今のコロナ禍ではリアル店舗の売上が見込めない分、ECサイトでの販売が強くなっています。
例えばそういった部門で働くなど、違った視点から服に関わることで、アパレル経験を存分に活かしつつ好きな服を仕事にし続けられます。

ライター

ライターも未経験でも始めやすく、パソコンさえあれば取り組めるのでおすすめです。
副業としてもスキマ時間にやりやすいため、いざアパレルを辞めて転職するという時に、前もって練習や準備がしやすいのもメリットです。
記事を書くにあたってその内容について調べることは、毎回新しい知識が身につくため、好奇心旺盛な方や勉強が好きな方はやりがいをもってできるでしょう。

転職後に活かせるアパレルでの経験

アパレル 経験 次にアパレルで経験したことで転職後活かせるものはどんなものがあるのか、少し詳しく見ていきましょう。

チームで仕事をすることへの意識

アパレルに限った事ではありませんが、売上をとっていく、お店を回すということはチームで協力して仕事をする意識が不可欠です。
社員、フリーター、主婦さんや学生アルバイトと、年齢も立場もさまざまなスタッフが集まって働いている中で、全員が同じ方向に向かって同じ熱量で働くことは簡単なことではありません。
これ一本でやっている社員と、プライベートで子育てや学校などもあるアルバイト達とで仕事の温度差があるのは自然なこと。
お互いの立場を理解し、尊重し、助け合える関係が築けないとチームとして機能しません。
どんな職場でも人間関係のトラブルは付き物ですが、幅広い年代の方たちと共に働けるという経験は必ずプラスになっています。

数字や予算の管理能力

どんな会社にも予算はありますが、末端のアルバイト一人ひとりまで予算を意識させやすいのはアパレルならではないでしょうか。
年間予算を月ごと、日ごとと細分化していきますが、さらに営業時間中の1時間ごとまで分けていき、出勤のスタッフにその日の予算を振り分けていきます。
いわゆる個人売り、ノルマを課すことで、社員だけでなくアルバイト全員がその日の予算、その時々の売上を意識しながら働けるようになります。
明確に数字としての目標があるため、そこに向けてどうしていくか、接客や声かけなど自分にできることは何かを考えながら働けます。

コミュニケーション能力

これが最もアパレル経験者に対しすでに期待されている部分でしょう。
接客業で日々さまざまな年代のお客様とふれあい、商品をおすすめし満足して帰っていただくという仕事は、自然とコミュニケーション能力は向上しているはずです。
最初から服の話だけではお客様も警戒してしまいますから、取り留めのない話をしながらまずは楽しく感じてもらって、この店員から買いたいという意識を持ってもらえることが重要なため、上手な店員さんはみなこういった雑談力が高いと言えます。
どんな業種でも人と人とのコミュニケーションは必要不可欠です。
その能力が比較的高いアパレル経験者は、その点で一歩リードと言えるでしょう。

アパレルから異業種への転職で得られるメリット

アパレル メリット アパレルからの転職によるメリットをいくつか紹介します。

モチベーションが上がる

新しいことを始める時には誰しもモチベーションが上がるものです。
特に全く違う業種へのチャレンジとなれば、不安も当然あれど、そもそもやりたいことを見つけてそこに転職するわけなので楽しみの方が勝つでしょう。

人脈が広がる

アパレル業界での勤務で関わる方は、他社アパレルの方やバイヤーさんやメーカーさんなど、当然服に関連する方が多い傾向です。
異なる業種で新たに出会う人は当然その業種に関わる方のため、今までとはまるで違う人脈ができます。

休日・給与が増える可能性がある

暦通りの休みの会社であれば、アパレルでは取れなかった長期休暇も夢ではありません。
固定の休みに加え、人員体制次第で取ろうにも取れなかった有給も取れるようになれば、年間の休日が増えることもあるでしょう。
また給与もアパレルの水準が低い分、異業種への転職がそのまま給与アップにつながることもあります。

アパレルから異業種に転職するデメリット

アパレル デメリット 続いてデメリットです。

慣れるまでの時間が負担になる

これまでと全く違うことを始めるため、しばらく慣れるまでは大変です。
服や接客に特化した仕事だったため、例えば事務作業やパソコン業務などはデスクワークならではの辛さを感じるでしょう。

人間関係の再構築がネックになる

人間関係も一度リセットされます。
ある程度若いうちから転職したとしても、入った先では一番後輩になるため、年下の上司に教わることも多くどことなくやりづらさはあるかもしれません。

生活リズムが崩れてしまう可能性がある

転職先によりますが、少なからず今までとは生活リズムが変化することでしょう。
しかしもし夜勤がある仕事や朝が早い仕事に変わっても、今までのリズムが抜けず上手く移行できなければ、生活習慣の乱れから体調を崩してしまうこともあります。

まとめ

アパレル 異業種 アパレル業界には服が好きという憧れのような理由が先行して入ってくる方も多く、その分思い描いていた理想の働き方と現実のギャップで悩み転職を考える方も多い業種です。
今回そんな方に向けて、異業種を受けるにあたり武器になるアパレルでの経験と、おすすめの職種をご紹介しました。
社会人としての必須スキルであるコミュニケーション能力など高く、今後に活かせるさまざまな経験を身につけられます。
あとは転職の際のメリット・デメリットもしっかり確認して理解した上で、自信を持って安心して転職への一歩を踏み出してください。
転職は人生の大きな節目。
後悔のない選択ができるように祈っています。
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