- 就職/転職
- 2022.11.22
働きながら転職活動をする不安を解消。具体的な方法&注意点をご紹介します。

- 目次
転職を考えている人の中には、働きながら転職活動するべきか、退職してから転職活動に専念するべきかで悩まれている人も多いのではないでしょうか。
働きながらの転職活動は、時間的な制約があるので簡単なことではありません。その分、多くのメリットもあります。
この記事では、働きながら転職活動を行うメリット及びデメリットをご紹介します。働きながらの転職活動を成功させるコツや注意点についても解説しているので、ぜひご一読ください。
転職活動を働きながら行うメリット

経済的な不安がない
会社で働いている間は、毎月の給料および年に数回のボーナスが支給されます。働きながら転職活動をする場合、定期的な収入を得た上でできるため、経済的な不安がありません。退職後に転職活動すると無収入の期間が発生するため、経済的にも精神的にも大きな不安材料になるでしょう。
ブランクを作らずに転職できる
一度会社を辞めてから転職活動を始めることで発生するのが、離職期間(ブランク)です。 ブランクが長くなると、- なぜ転職活動がこんなに長いのか
- 採用されない決定的な欠点があるのではないか
- 会社を選り好みしているのではないか
というマイナスイメージを与えかねません。これは転職活動においては非常に不利でしょう。
働きながらの転職活動は、ブランクを作らないという点でも有利に働きます。
現職にとどまるという選択ができる
転職活動を進めても、納得のいく企業が見つからない可能性があります。人によっては、「今の会社が一番自分に合っていた」と気づくこともあるでしょう。その時点で転職活動を終了して現職にとどまれるのは、大きなメリットと言えます。
転職活動中は、現職にとどまるという選択肢を残しておくために、転職活動していることを公言することは避けた方がよいでしょう。
転職活動を働きながら行うデメリット

面接日程の調整が難しい
平日の日中に仕事をしていると、転職先との面接調整が難しくなります。面接日が決まった場合でも、仕事の都合で延期せざるを得ない可能性もゼロではありません。面接の延期が続くと、「スケジュール管理ができない」といった理由で不採用になるケースもあります。
入社時期を確定できない
働きながら転職活動すると、退職の交渉や退職時期の決定といった段階を踏んでいません。転職先が決まった後に退職を申し出ても、上司から引き止められる可能性もあるのです。そのため入社時期が確定できず、「急募求人」に応募しても採用されないことがあります。
時間的にも体力的にも辛い
働きながらの転職活動は、現職と転職活動を両立する必要があるため、以前より忙しくなります。それに加えて、休日に面接が入ってしまうと体を休める時間もとりにくいでしょう。 結果として時間的にも体力的にも辛い状況になる可能性があります。働きながら転職活動を進めるための5つのコツ

①転職の目的を明確にする
なぜ転職したいのかを明確にしないと、希望の転職先を探す時点でつまづいてしまいます。- ワークライフバランスを保ちながら働きたい
- 結婚・妊娠・出産後も働き続けられる企業に転職したい
といった明確な目的を持ちましょう。
このような目的であれば、下記に当てはまる企業を選択肢としてあげることができます。
- 健康経営を推進している企業
- 女性の活躍推進に取り組む、えるぼし認定企業
- 子育てサポート企業の認定を受けている、くるみん認定企業
②いつまでに転職するかを明確にする
いつまでに転職したいかをはっきりさせることで、具体的な転職活動のスケジュールが明確になります。転職活動とひとくちに言っても、そのための行動はさまざまです。主なものとしては、
- 履歴書や職務経歴書作成
- 応募
- 面接
- 内定後の入社準備
- 退職前の引き継ぎ
などがあります。
明確なスケジュールがあることで、これらを確実に進めることが可能です。
転職時期を明確にすることで、人事異動や転勤辞令の時期と重ならない時期に転職することもできます。
③有給休暇を活用する
面接日が平日の日中になった場合は、有給休暇を利用しましょう。会社によっては午前だけ、午後だけといった短時間で有給休暇を取得できるところもあります。ただし、複数の企業を受けるときは、何度か有給休暇をとる必要があります。面接前日など、直前の休暇申請を繰り返すと仕事に支障をきたす恐れもあるでしょう。ほかにも、上司に「なぜこんなに休暇が増えているのか?」と不信感を持たれる可能性もあります。
そのため、面接日は計画的に設定して、早めに休暇申請を行うのがおすすめです。
④Web面接を活用する
コロナ渦の影響で、Web面接を取り入れている企業が増えています。移動がない分、時間に余裕ができるので、積極的に活用しましょう。特に複数の企業を受けるときは、Web面接を利用することをおすすめします。面接開始時間を調整してもらうことで、1日で面接を終わらせることも可能です。
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⑤転職エージェントを活用する
働きながらの転職活動は、時間そして体力的にも負担が大きくなります。その負担を軽減してくれるのが、転職エージェントです。- 希望に合った求人の紹介
- 応募書類や面接に関するアドバイス
- 面接の日程調整
転職エージェントでは、上記のようなサポートを受けられます。
ほとんどの就職エージェントが無料で登録できるので、活用してみてはいかがでしょうか。
働きながら転職活動する際の注意点5つ

①会社のパソコンやスマホを使って転職活動をする
会社のパソコンやスマホを使って転職活動を行うのは絶対にやめましょう。Webサイトのアクセス履歴や通話履歴などから、転職活動中であることを知られる可能性が高いからです。もし会社に知られた場合、厳重注意を受けたり、ときには懲戒解雇されたりする危険性もあります。
転職活動は自分のパソコンやスマホを使うよう徹底してください。
②転職活動中であることを職場の人に話す
たとえ信頼できる親しい間柄の人でも、職場の人には話さないのようにしましょう。いくら「ここだけの話」として打ち明けても、その人が他の同僚や上司に話す可能性もゼロではありません。職場に広まると、転職してもしなくても気まずいことになってしまいます。
転職について相談したい場合は、社外の人や家族に話しましょう。前項でも紹介した就職エージェントに登録して、担当者に相談するのもよい方法です。
③SNSに転職活動のことを書き込む
SNSはいつ誰が見ているか分かりません。匿名で書き込んでも、その前後の書き込みで自分だと特定される可能性があるのです。転職活動のことが知られると、勤務先の会社や転職予定先の会社に多大な迷惑をかけてしまいます。
転職活動中であることや面接を受ける会社名を書くことは、百害あって一利なしと理解してください。
④就業規則を確認せずに転職活動を行う
就業規則を知らずに転職活動を行うと、スムーズに転職できない危険性が大きいので注意が必要です。退職の申し出から実際の退職までの所要日数を事前に理解しておかないと、退職時にトラブルになることもあります。
転職は今まで在籍した会社に少なからず迷惑をかける行動です。迷惑を最小限にとどめ円満に退職するためにも、転職活動前に就業規則をきちんと確認しておきましょう。
⑤人事異動や転勤の可能性を考慮せずに転職活動を行う
転職活動中に人事異動や転勤の辞令が出た場合、転職活動がストップしてしまいます。もし転職を優先して辞令を断った場合、円満に退職することができないので注意が必要です。転職時期を決める場合は、人事異動や転勤の辞令が出る時期を避けましょう。
5つのコツ&注意点を頭に入れて、働きながら転職活動を進めよう
転職は人生において大切な出来事の1つです。不安なく新しい職場で働けるように、転職活動を進めていきましょう。
転職を検討しているけど、希望の転職先が決まらないという人は、健康経営優良法人に認定されている企業がおすすめです。健康経営を推進している企業なら、生き生きと活躍している社員がたくさんいるため、業務上の課題解決はもちろん、職場の雰囲気がよい企業がほとんどです。ぜひ検討してみてください。
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