女性が就く給料が高い仕事ランキング！探す方法や注意点・やるべきことについても解説

自分の理想とする生活を送るため、将来への不安を軽くするためなど給料が高い仕事に就きたいと思っている女性もいるのではないでしょうか。今回は給料が高い仕事と年収についてのランキングをご紹介します。

また、高収入な仕事に就くためにやるべきことや必要な資格なども解説しますので、理想の生活や安心のために給料が高い仕事に就きたいと考えている人は参考にしてください。

女性で給料が高い仕事に就いた場合どのくらい稼げるのでしょうか。「年収500万円以上の女性で給料が高い仕事」について、厚生労働省が行っている令和元年賃金構造基本統計調査を元にご紹介します。

1位.航空機操縦士

航空機操縦士の仕事は名前のとおり、飛行機を操縦し人や貨物を目的地まで安全に送り届けることです。飛行機もタクシーやバスなどと同様、技能を証明するための特別なライセンスが必要となります。

操縦技術はもちろんのこと、トラブルやアクシデントに即座に対応できる力や倫理観も求められるのです。航空大学校に入学しライセンスを取得する方法の他に、航空会社に就職してからライセンスを取得する方法もあります。応募を行っている会社が少ないことに加え、訓練費用がかからず給与がもらえる高待遇がポイントです。航空会社に関しては100倍を超える非常に高い倍率とも言われており、一握りの人だけが就くことができる仕事といえます。

2位.大学教授

講義を通して学生に専門知識を教えながら、自身の研究を論文にまとめ、所属学会や学会誌に定期的に発表することが仕事です。自分の学びたい分野を突き詰めていき、新しい学問を探求していきたい人に適した仕事といえます。

大学教授になるためには、大学院での研究を重ね研究室に所属しながら学問を探求し続ける根気強さが必須です。また、勤続年数や研究成果によるため、すぐに高収入が期待できるとは言い切れません。また年収に差はあるため、若い段階では想像以上に低い給与で過ごす場合も多いものです。日々の給料よりも自分の深めたい学びを探究し続けていきたい研究者タイプの人が適しているでしょう。

3位.医師

医師は給料が高い仕事の代表格とも言われることが多いようです。人間の体や病気のスペシャリストとして、病院などで人々の健康や安全を支える仕事をしています。医師になるためには、医学部を卒業し、国家資格の「医師免許」を取得していることが条件となります。

非常に高い学力を求められるのはもちろん、人間の命を預かる仕事のため、プレッシャーに強い精神力も必要です。勤務医や個人での開業など働き方や働く場所が柔軟に選べるため、長い目で見て生涯働き続けることができる仕事ともいえます。

4位.大学准教授

大学准教授は講義を通して学生に専門知識を教えながら、自身の研究を論文にまとめ所属学会や学会誌に定期的に発表するのが仕事です。研究や講義することで給与を受け取る点は大学教授と同様ですが、権限の違いが大きく扱える業務に差があります。研究の成果や勤続年数で大学准教授になれるタイミングは異なります。

5位.弁護士

弁護士は、犯罪の疑いをかけられている人の弁護活動などを行うのが仕事です。人々の自由、財産、健康などの権利を守ることでみんなが安心して暮らせる社会になるようはたらきかけます。

法律のスペシャリストとして活躍する姿はドラマや小説などで目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。一度は憧れるこの職業ですが、法律は膨大にあることからもわかるように弁護士資格は非常に難関です。誰でもすぐにできることではないからこそ高い給料が保証されているともいえます。

6位.記者

記者は作成した記事を通じてメディアを通して正確な情報を発信することが仕事です。記事の執筆や現場でのリポートで多くの人に影響を与えることができる仕事であることから高い人気を誇っています。

テレビ局や出版社に採用されるのが一般的なルートですが、高い人気も去ることながら入社試験の難易度は高く採用までの道のりは長いのが特徴です。自分の書いた記事で多くの人に影響を与えたい、人々に伝えたいことがある、文章を書くことが好きな人におすすめです。

仕事は人生において長い期間行うことだからこそ、選択は慎重に行うべきです。給料が高い仕事をしたいと考えている女性に気をつけてほしいことは以下のとおりです。

1.年収だけを優先しない

年収の額面だけを見て仕事を決めるのはおすすめしません。仕事は人生において大部分を占めることもあるからこそ、適性や生活スタイル、ライフプランなど数多くのことを考慮して検討しなければなりません。自分の考え方にあった仕事・やりがいを得られる仕事の中から選択することで、長く安定して仕事を続けることができるでしょう。

また、「楽」「やりがい」「給料が高い」など仕事に関する物事の定義は人によって異なるため、周囲の声ではなく自分自身の本心に従うのが第一です。仕事が厳しい、難易度が高いから年収がそれに比例して高いとは限りません。どのような生活を送りたいか、仕事を通じて何を成し遂げたいか考えることからはじめてください。

2.ストレスがかかりやすい仕事は避ける

ストレスがかかりやすい仕事についた場合、体調を崩してしまう、精神的な負担から仕事が続けられないなどマイナス面が大きくなってしまいます。人によってどのようなことがストレスになるかは異なるため、自分の気持ちやこれまでの人生で感じたことなど振り返ることで自分のストレス原因がわかることもあります。自分にとってストレスと感じること、苦手と感じる仕事は避けたほうがいいでしょう。

これまでの人生において考えたことやあゆみなどを振り返ることで、自分にとってのストレスが何か見えてきます。これまでの人生の棚卸しがポイントとなるため、人生の分岐点やターニングポイントを迎えた時の正直な気持ちを洗い出してみてください。

働く人の健康に配慮した健康経営に力を入れている企業の場合、大きすぎるストレスがかかることは避けられます。自ら健康に配慮することはもちろんですが、企業としても働く人の健康に意識を向けられるところであればベストなパフォーマンスで働き続けられるものです。健康経営に力を入れている企業は健康経営優良法人2023で調べることができます。

3.将来性がある仕事か考える

今は時代の流れや技術の進歩が目覚ましいため、仕事のありかたも大きく変化しているのです。コンピューターに取って代わられる仕事も数多いと言われていることからもわかるように、将来性がある仕事、ない仕事が顕著に分かれています。

仕事そのものに将来性があるかどうか、身につくスキルが汎用性があるかなども考慮することで、給料が高い仕事か否かを見ることができます。女性の一般的な勤続年数に関しては以下の記事をご覧ください。

関連コラム

女性は何歳まで働くのが理想？既婚・独身女性の平均的な退職年齢は？

給料が高い仕事につくためには本人の努力やタスク管理も必要になります。今すぐできることもご紹介しますので、給料が高い仕事に就きたい人は参考にしてください。

1.キャリアプランやライフプランを立てる

どのような人生を歩みたいか、仕事で成し遂げたいことは何か考え目標にすることで充実したビジネスライフを送ることができます。やるべきことややりたいことなどを考慮しながら計画を立てることで、見えてくるものがあるはずです。

そもそも給料が高い仕事に就きたいと思う場合、何かしら理由があるものです。例えば趣味の時間を捻出するため、家族との時間を大切にするためなどが挙げられます。「給与が高い仕事につきたいのはなぜか」という理由まで掘り下げていくことで、働く目的や生活スタイルが浮き彫りになります。

女性はライフステージの移り変わりによって働き方を変える必要に迫られることもあるため、ライフステージが変わったとしてもフレキシブルに働けるか否か確認するべきです。

2.女性が活躍している職場か確認する

職場によって女性の活躍度合いは異なります。女性役員の割合や人数、保育園に預けながら働いている人の割合や時短勤務の働きやすさなども調べるといいでしょう。女性活躍の目安として、くるみんマークやえるぼしなどの認定の有無を確認することをおすすめします。

役職についている女性の割合や産休育休後の復帰率などは企業として情報公開していることがありますが、実際に働いている人に尋ねることで実態が掴めることもあります。OBOG訪問の際に質問してみてはいかがでしょうか。

3.資格を取得する

資格を取得することによって専門的な知識が身に付き、ビジネスシーンで活用することが期待されます。資格がそのまま仕事に直結しないこともありますが、その分野に対する熱意をアピールすることにもつながるため損はありません。

学力や難易度、勉強できる時間など考慮しながら資格取得を目指してみるのもいいでしょう。仕事で活用できる場面が多い資格として、以下のものが挙げられます。

• お金に関係するもの：簿記やFP
• 社会人としてのマナーをアピールできるもの：秘書検定
• ビジネスツールを使いこなせることをアピールできるもの：MOS、ITパスポートなど

女性が給料の高い仕事を効率よく探すためにはいくつか方法があります。給料の高い仕事を探すための方法は以下のとおりです。

転職エージェント

転職エージェントは転職を希望する求職者のアドバイザーとして最適な求人を紹介する、いわば求職者と企業の橋渡しをする存在です。転職エージェントを活用することで、提出書類添削や面接対策などを行ってくれる、面接の約束や年収の交渉などを代わりに行ってくれるなどメリットも大きいのがメリットです。

忙しくて転職活動に時間を割けない人や、転職に自信がない人など、第三者の視点からみたアドバイスは参考になるでしょう。転職のパートナーにもなり得るエージェントですが、それぞれ得意分野が異なるのはもちろん、担当者との相性が合わないこともあるので注意が必要です。

女性向け、男性向け、ハイクラス転職、資格保有者向けなどさまざまなタイプがあります。自分に適したところを選び複数箇所を同時進行するのがポイントです。

リファラル採用

リファラル（referral）には推薦・紹介という意味があることからもわかるように、自社の社員から友人や知人などを紹介してもらう手法です。企業側にとっても、求職者にとってもメリットが大きい採用方法で、今日の採用活動においては注目を浴びているともいえます。

求職者にとっては採用フローが短縮化される、企業にとっては採用コストを削減しながら適切な人材とのマッチングが可能になるなどのメリットが挙げられます。人と人との信頼感や信用がカギとなる採用方式だからこそ、給料が高い仕事を紹介してもらえる可能性も高まるのです。

転職サイト

転職サイトの機能をフルに活用することで、給料が高い仕事に就く可能性が高まるといえます。転職サイトによってはスカウト機能などで、企業から直接オファーメールが届く場合があるのです。可能性を広げたり、企業研究をしたりするためにも登録をおすすめします。

転職サイトの利用で可能性を広げるためには、登録情報がカギとなります。自分の経歴や目指しているものを登録しておくことで企業の目に留まるチャンスが拡大するのです。できる限りわかりやすく詳細を登録してください。

給料が高い仕事についてご紹介しました。高い給料を手に入れることで人生の選択肢が広がる、ゆとりが生まれるなどメリットも大きいといえます。しかし職業を選ぶ際に給料だけを見て選ぶのはおすすめしません。人生において大きな選択になるからこそ、自分に適した職業、健康的に働き続けられる仕事を選ぶようにしましょう。

社員の健康に意識した健康経営優良法人の場合、健康的に働ける工夫や取り組みが数多くされているといえます。健康経営優良法人として認定されている企業か否かを確認することで見えてくるものがあるので、ぜひ確認してみてください。