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  • 2024.02.20 (最終更新日:2024.02.29)

産後に働きやすい仕事3選 | 働き方別のメリット・デメリットや転職するためのポイントも解説

赤ちゃんを抱っこしながらパソコンを見る女性
目次

妊娠・出産を機に、自分や家族の生活が大きく変わることになるでしょう。そのため、ライフスタイルに合わせて働き方も見直していく必要があります。現代は働き方が多様にあるため、産後の女性が働きやすい環境も存在するのです。ここでは産後に働きやすい仕事の紹介に加え、転職の際に意識しておきたいポイントも紹介します。

産後でも働きやすい仕事・職場を求める女性は増えている

パソコンを見る人 国立社会保障・人口問題研究所が2022年9月に発表した第16回出生動向基本調査(2021年6月実施)によると、第一子を出産後も仕事を継続する女性の割合は、69.5%です。7割近くもの人が出産を経て仕事を続けたいという意思のもと続けているため、適した職場が求められます。

社会全体で見て、働き方が多様化しているといえるでしょう。感染症の流行や技術の発達により、テレワークやフレックスタイム制など働き方も多様化してきました。産後の女性にとってもありがたいことに、働き方が選べる時代になったといえます。

しかし、民間調査会社のしゅふJOB総研が2022年1月におこなったアンケート調査によると、「結婚・出産後の就職活動」に関して、92.6%の方が「難しい」と回答しています。実際に働いている産後女性にとって、誰もが働きやすい環境があるとはいえないのが現状です。自分の生活スタイルや将来設計に基づいた、最適な働き方を選択する必要があります。

産後に働きやすい仕事3選

2人の女性 働く上で、環境や仕事内容などは働きやすさの明暗を分けるポイントといえます。産後の女性にとって働きやすい仕事は以下のとおりです。

オフィスワーク

事務職、コールセンターなどオフィスでの勤務は体力を使う場面が少ないため、産後の体でも無理せず働けるメリットがあります。仕事における会話のキャッチボールでビジネスにおけるコミュニケーション能力が身に付く点もポイントです。

その場その場に応じた臨機応変なアクションや、きめ細やかな対応が求められます。妊娠出産後の子供のお世話などで身につけたマルチタスクをこなす力や観察力が活かされるでしょう。

工場勤務

工場勤務は同じ作業をコンスタントにこなすことが求められるため、個人プレー中心の単純なレーン作業がメインとなります。専門的な動きや、周囲との煩わしい人間関係といった過度なストレスが少ないため、初心者でも働きやすい環境である点がメリットです。
稼働時間が厳密に決まっているため、急な残業や休日出勤が少ないところも、産後の女性にとって働きやすい環境といえます。

資格が必要な仕事

資格が必要な仕事は専門的な知識や経験に基づいて行われるため、誰でもできる仕事ではありません。だからこそ、給与や働きやすさがある程度確保されているともいえます。保育士、薬剤師、栄養士など資格を活かす仕事の場合、ブランクがあっても復帰しやすい点がポイントです。

産前に資格を持っていない場合でも、産後に働きながら資格を取得できるケースもあるため、興味関心のある分野に注目するのも1つの方法といえます。産後の女性におすすめの産後資格取得は児童養護関係です。児童養護施設の勤続年数などで要件を満たし、受験資格を得られるケースもあるため、スキルアップに最適です。

【産後の働き方別】メリットとデメリット

外出先でスマホを使う女性 産後の女性の働き方や勤務時間、スタイルなどは分かれますが、それぞれメリットがあると同時にデメリットも併せ持っています。メリットとデメリットを理解した上で働きましょう。

正社員

正社員として正規に雇用され、定年まで働くことを前提としています。給与や働き方など、非正規の場合とは大きく異なる点があるので、ゆとりある生活をしたい、仕事で自己実現をしていきたいと考える人におすすめです。

メリット

正社員のメリットは安定性です。正規の雇用として定年まで働く、会社に直接的に利益をもたらすことを前提としているため、仕事の幅が広く給与も高く設定されています。正社員として、安定した中で働きながら決まった収入を手に入れることも可能です。今後のライフプランニングの選択肢を広げたい人におすすめです。

デメリット

正社員として働くため、仕事に対する責任感や負担が重くなる点がデメリットです。産後で体調や生活リズムが戻っていない中、妊娠前と同等のパフォーマンスを求められます。そのため、仕事と家庭の両立が難しく、スケジュールの融通が効きにくいところがデメリットです。

非正規社員

非正規社員はパートやアルバイト、契約社員など正規社員とは反対の働き方を示しています。正規に雇用されているのではない、期間が限られているからこその自由度や仕事の内容があるのがポイントです。

メリット

非正規社員の働き方は正社員に比べると自由度が高く、融通がきくのがメリットです。限られた時間で限定的な利益をもたらすことを前提としているため、正社員ほどの大きな責任やプレッシャーはないといえます。無理せず、自分のできる範囲で働きたい人におすすめです。

デメリット

非正規雇用ならではの不安定さがあるため、給与や雇用契約の更新に関わってきます。いつ仕事がなくなるかわからない部分があるため、仕事を失う危険性やストレスとも隣り合わせといえます。また、正社員と比べると身につくスキルや経験は少ない傾向があるため、専門的な知識や経験を活かしてバリバリ働きたい人には不向きです。

フリーランス

フリーランスは個人事業主として自分の仕事を自分1人で管理する働き方です。インターネットの発達などもあり、仕事も多様化してきたためフリーランスとして働く人が増えつつあります。

メリット

フリーランスは、自分の働きやすい働き方をコントロールできる点がメリットです。会社に雇われている場合、会社の目標やスケジュールで動かなくてはならないため、自分のプライベートや体調を犠牲にしてしまう場面もあります。しかし、フリーランスは会社や他人に縛られることなく働けるので、ライフスタイルや体調にあわせて幅広く対応しながら働き続けることができるでしょう。

デメリット

フリーランスは自分の身ひとつで仕事しているため、何かあった時に守ってくれる存在がない点がデメリットです。お金の管理も、仕事で失敗した時のフォローも全て自分でやらなければなりません。

また、フリーランスの働き方は労働基準法適用外となるため、働き方や契約によって思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあります。自由度が高いゆえに手に入るお金が安定せず、将来の不安が大きくなりやすいのもデメリットです。

産後に働きやすい仕事の判断基準4つ

パソコンを見る赤ちゃん 産後に働く場合、無理せずに働けるか否かは自分や子供のためにもチェックしましょう。産後に働きやすい職場で働くために確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

基準1.産休・育休を利用して働いている人がいるか

産休育休の制度を利用しながら、実際に働いているか否かはみるべきポイントです。なぜなら、産休・育休の取得実績実績のみでは産後の女性が働きやすい職場かまで判断できないからです。

産後の女性にとって働きにくい職場の場合、産休・育休のみ取得し、復職せずに退職する場合もあります。実際に産休育休制度を利用した後に働いている人がいるかに加え、産後に無理のない働き方ができる柔軟性があるかを見定めるポイントです。

基準2.自由度の高い勤務体系があるか

子供がいると、予想外の出来事なども多く、自分の仕事の裁量だけではカバーしきれない部分も出てくるでしょう。フレックスタイム制度や在宅勤務など多様な働き方があると、状況に応じた働き方ができます。産後の体調や子供のアクシデントなど何があるかわからないからこそ、自由度の高い働き方ができるか、できる範囲で仕事を進められるかがポイントです。

基準3.残業が少ないか

残業の時間数は働きやすさを図る上で重要なポイントです。残業によって子育てや家族との時間に支障が出ている状態では、働きやすい職場とはいえません。残業の時間そのものの他にも、残業対応の有無や必要性なども確認すべきです。他に働いている人の実績や平均と照らし合わせて考えるべきでしょう。

基準4.認定を受けているか

子育てをしている女性が働きやすい職場づくりに力を入れているかについては認定の有無で判断できます。子育てや女性が働きやすい職場づくりに力を入れている企業は「くるみんマーク」の認定を受けていますが、このマークは国の厳しい基準をクリアしていることが条件です。そのため、企業全体の理解度を図ることも可能といえます。

健康管理に力を入れている健康経営であれば、健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組むことが可能です。家族のため、自分のため産後も自分らしく働くためには、健康経営の認定を受けているか否かもぜひ確認してみてください。

産後も働きやすい仕事に転職するためのポイント4つ

ポイント 産後も働き続けるためには働きやすい職場環境が必要不可欠です。産後も働きやすい職場で働くために転職する場合、押さえるべきポイントがあります。産後も働きやすい職場で自分らしく働きたいと考えている人は参考にしてください。

ポイント1.キャリアプランやライフプランを整理する

現代は多様な働き方を選べるようになってきているといえるでしょう。人生における選択肢が増えてきたからこそ、どのような道を歩みたいのかあらかじめ整理しておくことが重要となります。

人生における大きなポイントや軸となるところから決め、枝葉をつけていくことで具体性があるプランを考えることができます。いつまでにどのくらいのお金が必要か、子供が何人欲しいか、転勤や介護なども考慮して考えることで、ライフプランの見直しになるでしょう。組み立てたライフプランを元に、働きやすい仕事や勤務体系を考えていくことでより適した計画になるはずです。

ポイント2.転職サイトやエージェントに登録する

産後に、子育てに理解がある会社で働くためにマザーズハローワークを利用して職場を探してみてはいかがでしょうか。マザーズハローワークは名前のとおり、母親のためのハローワークです。そのため、マザーズハローワークは子育てと仕事の両立を目指す求職者に対して、就職支援を実施すべく、母親が就職相談しやすい環境が整っています。

子供連れでの相談に対応してもらえるほか、子育て支援情報の紹介、育児中の女性向けの職業相談も行っております。子育てをしている人が在籍している、休暇が取りやすい、融通がきく働き方ができるなどメリットがある会社で働けるよう、常に転職サイトやエージェントでアンテナを張っておくのがポイントとなります。

女性が働きやすい環境を整えている会社の特徴や仕事選びで気をつけておきたいポイントは以下のリンクをご覧ください。

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ポイント3.資格を取得する

資格取得が転職や産後の勤務や昇給に有利に働く場合があります。すでに持っている資格を活かした働き方を選択するのももちろんですが、これから資格取得を試みるのもいいでしょう。

女性が働く上で有利になる資格を参考に、無理のない範囲で時間を見つけながら資格取得を試みてはいかがでしょうか。簿記、MOS、医療事務、保育士などは働き方や勤務場所などを問わず活用できるため。選択肢が広がるといえます。

ポイント4.提出書類や面接の対策をしっかり行う

提出する書類や面接の準備で就職の可否が決まるといっても過言ではありません。自分のスキルや人柄をわかりやすく、適切に伝えるためにも書類や面接は外せないポイントになります。履歴書や職務経歴書などで、自分のこれまでの経緯やスキルなどをわかりやすく伝えるためにできることの一例は以下のとおりです。

  • 文字は丁寧に誤字脱字のないように書く
  • 部署名、業務名は正式名称で書く
  • 専門用語を乱用せず、誰にでもわかる言葉で言い表す
面接はスキルの他に人当たり、人柄をみられる場面といえます。産後、子供がいることで企業側が採用を迷う場合もあるため、企業とのすり合わせができるよう面接対策も行いましょう。一般的に産後ということで他の求職者と比べると不利になりやすいため、できることとできないことを明確にする他に、将来的な「働く意欲」につなげて回答することをおすすめします。

まとめ:産後も働きやすい仕事を探すなら健康経営優良法人の認定を参考にしよう

出産を経て、子供がいる中で働くのは簡単なことではありません。周囲の協力や自分自身の工夫が必要になるからこそ、産後も働きたい場合は職場環境や制度が整った職場で働くことをおすすめします。

産後は体調が万全ではないことに加え、子育てに家事にと忙殺される時だからこそ、体調管理がカギとなります。産後も働きやすい仕事を探したいと考える人は、健康経営に配慮した企業を探してみてください。健康経営優良企業の認定はホームページなどで確認できるため、確認してみてはいかがでしょうか。

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