• キャリアデザイン
  • 2023.11.18

時短勤務でキャパオーバーになる原因は?すぐにできる工夫や解決策を紹介

悩む女性
目次

働く女性が出産や育児を理由に時短勤務を選択した場合、両立がうまくいかずキャパオーバーになることもあります。キャパオーバーになってしまう原因は仕事面、家庭内どちらにもあると考えられます。 今回は時短勤務でキャパオーバーになってしまう原因や解決方法について解説します。

加えて、転職する場合に考えるべきことやそれぞれの働き方のメリット・デメリットもご紹介します。慣れない時短勤務でキャパオーバーになりそうな人や、すでになってしまっている人は参考にしてください。

そもそも時短勤務とは?

ファイルを持つ女性

時短勤務とは、1日の勤務時間を通常よりも短縮した働き方を指します。「育児・介護休業法」にあるように、日雇いの労働者や1日の労働時間が6時間以下の労働者を除くすべての労働者が対象です。子どもが3歳に達する日まで利用できます。仕事と家事・育児を両立するためにはなくてはならない働き方といえるでしょう。

    3歳に満たない子を養育する労働者に関して、1日の所定労働時間を原則として6時間とする短時間勤務制度を設けなければならない
    引用:育児・介護休業法23条
例えば、フルタイムの8時間労働の場合、時短勤務適用で勤務時間を6時間に短縮できます。注意すべき点は時短勤務は申告制であることです。誰でも自動的に制度が適用されるようなものではないため、必要に応じて申請しなければなりません。

時短勤務でキャパオーバーになる原因

時計を見る女性

原因1:時短勤務と家事・育児の両立が難しい

時短勤務で働く場合、職場復帰した直後から仕事と家事・育児に追われる生活がはじまります。仕事復帰前までは家事と育児のみだった生活に、仕事が入ることによって時間管理が難しくなるためです。

そのため、慣れない生活リズムやタスク増加で無理してしまう人も多いでしょう。仕事と家事育児両立のためには、家族の協力が必要不可欠です。しかし、家庭やパートナーの職場事情から、サポートが難しい場合もあります。

原因2:仕事量が多すぎる

時短勤務にも関わらず仕事量の配慮がない場合も多々あります。仕事量が多すぎると感じる場合、勤務時間に対してこなさなければならない仕事の量が多いケースもあります。キャパオーバーのあまり、気持ちの余裕がなくなる場合も考えられるでしょう。その結果、感情的になってしまうこともありますが、逆効果です。

時短勤務への理解が不十分な職場の場合、マネジメントに問題があり、適正な仕事量の割り振りが行われないこともあります。仕事に要する時間から適正な仕事量を割り出すために、具体的な数字を用いると理解を得やすくなるでしょう。

原因3:周囲からの協力が得られない

周囲からの協力が得られない場合、仕事そのものに影響が出てしまうものです。結果として、進捗に限界が生じてしまい、キャパオーバーになるケースもあります。時短勤務で周囲からの協力が得られない例として、以下のような原因が挙げられます。

  • 時短勤務の前例が少ない、もしくは前例がない
  • 仕事観や考え方の相違がある
  • やっかみや妬み

職場に時短勤務で働いていた人が少ない場合、仕事量の割り振りやスケジュール管理などマネジメントがうまくいかず、対応が不十分であるケースがあります。仕事や生活に関する考え方は、その人のバックボーンによって大きく異なるものです。

例えば「仕事を1番に考える人」と「仕事よりも家庭や趣味を大事にする人」とでは仕事の向き合い方に違いが生まれます。人によっては妬みなどの感情でぶつかる場合もあるでしょう。

また、出産前の自分の行動が原因で協力を得られないケースもあります。妊娠を理由に過度な配慮を求める、周囲と協力せず自分本位な行動を繰り返すなどをした場合、職場復帰後に距離を置かれることになるものです。周囲からの協力が得られず、仕事に支障が出ることでキャパオーバーになっている場合、根本的な原因を考える必要があります。

原因4:正当な評価を得られないことがある

時短勤務によって正当な評価を得られないケースも中にはあります。基準は会社によって様々ですが、成果以外もので評価する割合が大きいケースもあることは否定できません。

例えば残業が例として挙げられます。同じ成果を生み出したとしても、その成果に至るまでの時間が長いほど「残業するほど真面目に頑張って向き合った」とみなす会社があるのです。残業時間で評価する会社では、残念ながら勤務時間が短い=サボりと捉えるケースもあります。

時短勤務でキャパオーバーになりながら頑張っている人にとっては、勤務時間が原因で評価が下がる、報われない結果となりやすいのです。 時短勤務をしながら成果をあげようと努力する→成果そのものが評価されない→キャパオーバーになりながらも成果をあげようとする→評価されないといった悪循環に陥ってしまいます。キャパシティが狭いと感じる人は、以下の記事を参考に心のゆとりを持つことで仕事効率もアップするでしょう。

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時短勤務でキャパオーバーしないための対策法

考えを巡らす女性

原因1の対策:家事育児の分担の見直しをする

キャパオーバーしてしまう原因の1つに、負担の大きさの偏りが挙げられます。「名もなき家事」という言葉があるように、家事は大小様々ですが負担が偏り、仕事にも影響が出てしまうのです。人によって得意不得意があるため、家庭内で上手く割り振る必要があります。

例えば「気づいた方がやる」という家事育児分担方法の場合、気づいた人にばかり負担がかかることになってしまいます。解決するためには、家事育児のリストアップと話し合いです。家庭内で行われている家事育児を細かく名前をつけリストアップし、どのような分担で回すか話し合うことで解決するでしょう。

原因2の対策:仕事の効率化を徹底する

限られた時間だからこそ、仕事に全力を注ぎ家事育児への影響がないよう気をつける必要があります。仕事で効率化できるところは効率化して、限られた時間内に仕事が終わるようにはたらきかけます。

メールの定型分を活用する、パソコンスキルを身につけて時短する、整理整頓をして無駄な探し物をしている時間をなくす、などを取り組むことで、時間配分ミスによるキャパオーバーを防ぐ効果があります。

原因3の対策:感謝の気持ちや謙虚さを忘れない

人間には感情があるため、自分を助けてくれた人や感じのいい人には、プラスの感情や行動で返したくなります、一方、悪い対応を取られた場合、関わり合いを持ちたくない、手を貸したくないといったマイナス感情が生まれがちです。

「妊娠中だから、時短勤務だから当然」と謙虚さもない態度の場合、周囲も手を貸したいとは思わなくなるでしょう。結果として周囲の人が離れていき、自分の首を絞めることになります。「やってもらって当然」ではなく感謝の気持ちを持って行動し、周囲に接することすることで、人間関係も良好になるものです。

感情的に自分の苦労や権利を主張したくなる場合もあるでしょうが、自己中心的な行動を慎み、感謝の気持ちや謙虚さを持って仕事をして周囲に接することでが大切です。

原因3の対策:人間関係を構築する

仕事は周囲との人間関係が進捗を左右するといっても過言ではありません。協力し合いながら行うものだからこそ、良好な人間関係が必要不可欠です。

良好な人間関係構築のためには相手の立場や考えに沿った行動がポイントといえます。「積極的に会話をしてコミュニケーション」「相手が求めない限り、プライベートな話をしない」など、自分が相手の立場だったらどう思うか、不愉快ではないかを基準に考えましょう。

原因4の対策:時短勤務の仕事に対する捉え方を変える

時短勤務というと勤務時間が短い、戦力外などマイナスに捉える人もいるでしょう。しかし、行動は物事の考え方1つでプラスに働くこともあります。時短勤務をマイナスではなく、できる限りプラスに捉えられるようにすることで、キャパオーバーを防ぐ第一歩になるでしょう。

例えば、仕事だから完璧に、全てのことを周りの人と同じように取り組もうとするとキャパオーバーしてしまいます。時短勤務は一時的な特別扱いの期間であることを受け入れ、自分で限界に感じるほどに完璧を求めすぎないのがポイントです。

時短勤務でキャパオーバーするなら働き方を変えるのもあり!

パソコンの前で笑顔の女性

時短勤務によるキャパオーバーを防ぐための対策を取ってもなお改善の見込みがない場合、今後の働き方を見直すべきです。フルタイムに戻るか、転職するかなども含めて、今後の働き方を検討する必要があります。それぞれのメリット・デメリットも含めてご紹介します。

自分に合った働き方の見つけ方

自分に合った働き方を見つけるために見直すべきことは「人生における優先順位」「今後のライフプラン」です。人生、時間は有限であるため、優先順位を決めて物事に取り組む必要があります。あれもこれもできないからこそ、やりたいことや、やるべきことから取り組みましょう。

自分のことのみならず、家庭内における、家族のライフイベントを考慮したライフプランを検討することで適した働き方が見えてきます。 例えば、「仕事を第一優先にしたい、教育資金などのためにお金をより多く手に入れたい人」と「家族との時間を優先させたい人」「近い将来マイホーム購入や介護を控えている人」では最適な勤務時間や仕事内容が異なります。今後どのように生きていきたいか、自分の気持ちと家族のあり方を含めて検討しましょう。

働き方別(雇用形態別)に見られるメリット・デメリット

ひらめき

今日、働き方は多様化しているため自分の生活に適した働き方を選ぶことができます。それぞれ働き方によってメリットやデメリットが異なるため、特徴を解説します。

正社員

正社員は期間の定めのない雇用契約を結んでいる、いわば法律で手厚く守られた存在です。そのため、会社の都合や社会情勢を理由に突然雇用契約を切られるリスクは少ないといえます。

給与はパートや派遣社員と比べると多いため、生活が安定する点がメリットです。その一方で、既婚未婚、子供の有無関係なく同じクオリティを求められます。そのため、家事や育児との両立でキャパシティーがオーバーしやすい点がデメリットです。

パート

パート勤務は勤務時間の短さや融通がききやすい点から、正社員よりも家事子育てとの両立がしやすいところがメリットです。しかし、勤務時間や仕事内容の面から、専門性やスキルが身につかない点がデメリットといえます。正社員と比べると給料が低い傾向にあるため、ライフプランや家計の見直しが必要となるでしょう。

派遣

派遣社員は人材派遣会社の社員として、派遣先にて勤務します。多様な働き先があるため、得意分野や経験に合わせて適した仕事先を選ぶことができる点がメリットです。また、パートと比べると時給がよく、収入が多い傾向にありますが、勤続年数に上限があるため、同じ場所で働き続けることはできない点がデメリットです。その他、契約年数や内容によっては派遣切りにあうリスクもあるため、長く安定して同じ職場で働き続けることは難しいといえます。


働き方、勤務形態問わず健康は最重要項目と言っても過言ではありません。充実した日々でやりがいを持って働くためには、体が資本となります。そのためには勤務先選びも重要になりますが、中でも健康経営を意識した企業がおすすめです。

転職を失敗しないためにできること

考え、計画し行動に移す

同じ失敗をしないためにも、これまでの反省を踏まえて自身のキャリアやスキルの棚卸しを行う必要があります。キャパオーバーにならないよう、勤務時間や仕事内容、家庭や子育てとのバランスについてあらかじめ不安や問題があれば解決できるよう働きかけるのがポイントです。

しかし、自分1人では偏った見方、知識不足などから転職に失敗しやすいといえます。できる限り転職の失敗を避けるためには、転職エージェントへの相談が近道です。経験・知識ともに豊富であるため、第三者の視点から有意義に働くことができ、キャパオーバーにならない仕事探しをサポートします。転職する前に数年後、数十年後も視野に入れた、様々な可能性を考慮したキャリアプラン・ライフプランを考えてください。

まとめ:時短勤務でキャパオーバーになっている人は働き方を見直そう

今回は、時短勤務でキャパオーバーになる原因や対応や注意すべきポイントについてご紹介しました。

  • キャパオーバーになってしまう原因や理由を洗い出すことで、解決策が見えてくる
  • 時短勤務でキャパオーバーになっている人はパートや派遣への切り替え、転職も含めて多様な選択肢を考え直すべき
  • 自分にとって大切なこと、優先させたいことを明らかにすることで、自分にとって適した働き方がわかるはず

自分のため、家族のために仕事と家事育児の両立を図ることは大切ですが、キャパオーバーになってしまうほどに追い詰めてしまうのは心身に悪影響を及ぼします。キャパオーバーになってしまう原因と対策を知ることで、気持ちにゆとりを持ち、ベストパフォーマンスで仕事ができるようになります。必要に応じて、雇用形態を変えることで、より働きやすい環境に身を置くことができるでしょう。

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