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  • 2023.12.11 (最終更新日:2023.12.29)

女子の文系職業・業界おすすめ16選 | 選ぶ際のポイントや就職のためにとるべき行動も解説

人差し指を立てる女性
目次

文系女子は理系に比べると専門スキルや知識が不足するため、就活で不安になることもあるのではないでしょうか。しかし、文系女子ならではの強みを発揮することで、希望する仕事やライフプランを獲得することができるのです。

女子の強みやスキルを発揮しやすい文系職業を紹介します。職業紹介に加え、文系女子ならではの強みや就活で活かしていきたいポイントなども紹介していくので、参考にしてください。

女子の文系職業・業界おすすめ16選

パソコンを見る女性 男性ならではの強みがある一方で、女性も仕事における強みや仕事で活かせる特性があるといえます。職業は数多くありますが、中でも女性ならではのよさや強みを活かすことができる仕事は以下のとおりです。

事務職

事務職は他のメンバーの仕事で必要とされるサポートを通じて、企業貢献を行う仕事です。企業によって仕事内容は異なりますが、書類作成やファイリング、電話対応や郵便処理などが主な仕事として挙げられます。縁の下の力持ちとしてサポートすることに特化しているため、女性ならではの細やかな気づきや配慮が活かせる仕事といえます。

営業職

営業職とは、お客様が抱える課題やニーズに応じたサービスの提案・販売で企業の売り上げに直接貢献する仕事です。お客様と直接やり取りする場面が多々あるため、文系女子ならではのコミュニケーション能力が活かされます。

また、お客様が抱えている悩みやニーズなど細かなニュアンスを汲み取る力が発揮できるはずです。

公務員

公務員は国や地域全体のために働き、公共サービスを通じてより良い社会づくりを行う人を指します。仕事内容は多岐にわたり、省庁職員や裁判官、警察官、自衛官などが挙げられます。

職場環境や給与が安定しているため、長期的にゆとりを持って働ける職場です。

司法書士

司法書士は弁護士などと並ぶ法律のスペシャリストで、専門性が問われるものです。国家資格保有者としてスペシャリストという側面もあり、収入は高い傾向にあります。資格取得は簡単ではありませんが、専門性を活かして長く働きたい人におすすめです。

保育士

保育士は保護者の代わりに生活全般の世話をしながら必要な生活習慣を身につけさせるサポートを行います。子供たちとの関わりを通じて教育し、生活の基礎となる部分を形成するため、観察力やポジティブな思考、きめ細やかなサポート力が必要とされます。

男性の保育士もいますが、女性が多い職場がほとんどのため、女性ならではの働きやすさや制度が整っているところも多いといえるでしょう。

ケアマネージャー

ケアマネージャーの仕事とは介護保険のスペシャリストとして、ケア計画作成やサービス事業者との連携・調整を行う仕事です。介護が必要な人の状況に応じて適切なサービスが受けられるよう調整するため、パイプ役としての働きが求められます。

介護保険の制度や保険の仕組みを理解し伝える力、各部署の連携・調整を円滑に行うためのコミュニケーション力など、女性ならではのきめ細やかさが活きるはずです。

保険業界

日常に潜む不安や病気、トラブルなどもしもの時に備える保険の契約・サポートに関係する仕事は女性に適しているといえます。男性が多いイメージもある業界ですが、契約者の不安や相談に対応できるあたたかみや細やかな気遣いなどは、得意とする女性が多い分野です。

ファイナンシャルプランニング技能士など必要な資格を保有することで有利に働くこともあるでしょう。

金融業界

銀行などお金に関わる金融業界はまさに女性の強みが活かせる仕事です。他人のお金を預かっていることで必要となる責任感や仕事の正確さが求められる業界は、仕事のスピードと正確性を併せ持った女性ならではの仕事といえます。

女性が活躍できる部門が多数存在し、長く働き続けられる環境が整っているため、年齢に関係なく働き続けたいと考えている人におすすめです。

不動産業界

不動産業界は土地や建物などの財産を販売・管理することを仕事とする業界です。女性ならではの気配りを活かしてお客様対応をすることで、安心感や信頼感を与えられることから女性に適している仕事といえます。

物腰の柔らかさ、女性ならではの視点で考えられる意見やアドバイスなど仕事に活かせるポイントが多々あります。

航空業界

航空業界とは航空事業を主な業務とする業界で、職種は大きく分けて客室乗務員、グランドスタッフ、パイロット、総合職の4つに分けられます。華やかで、かつ女性が多い業界であること、福利厚生が充実していることなどから女性に人気の業界といえるでしょう。

人気の業界のため、航空業界を志す場合、ライバルとの差別化や早い段階からの事前準備・対策が明暗を分けます。

旅行業界

旅行業界は旅行でその地を訪れた人にものやサービスを提供することを仕事としています。その土地や観光名所ならではのポイントを活かした盛り上げ方、よさを伝える方法、移動やプラン作成・販売に携わる業界です。

仕事内容は幅広く多岐にわたるため、女性ならではの視野の広さや提案力が必要とされる場面も多いといえます。

アパレル業界

アパレル業界における仕事は、衣料品に関係する商品製造や販売に関係するものです。デザイナー、バイヤー、販売員などそれぞれ多様な仕事内容や必要とされるスキルがありますが、女性が活躍できる場面も数多くあります。

ファッションが好きな人、人とのコミュニケーションが得意な人、企画やデザインを提案するタフさが必要とされるでしょう。

化粧品業界

女性にとって必要不可欠ともいえる化粧品に関わる業界は、女性の働きが欠かせないといえます。女性視点での気づきや働きかけで仕事の可能性や幅が広がるといえるでしょう。

実際に化粧品を愛用しているからこそ気づくポイントや視点が仕事に大いに活かされると考えられます。

ブライダル業界

結婚式は一生にそう何度もあるイベントではないからこその特別感があります。誰かの特別な日に携わり、特別な日を作り出すサポートをすることを仕事とするため、女性ならではの人当たりの柔らかさやきめ細やかさが求められるのです。

ブライダル業界は女性客が多いからこそ、女性視点の提案やサポートが必要とされることも多々あるといえます。

メディア業界

テレビや新聞、雑誌などの情報を伝えるためのメディアに関連した業界で、放送や出版、広告など仕事内容は多岐にわたります。多くの人に影響を与えられる仕事だからこそ、仕事の正確性やスピード感が求められる業界です。

女性の働きやすさや制度、手当の有無は企業や雇用形態によっても異なるため、応募する前に確認しましょう。

IT業界

今やパソコンやスマートフォンに関連したサービスの拡大に伴い、躍進し続ける伸び代の大きい業界といえます。専門知識や経験、センスなどが問われることもありますが、女性ならではのニーズの汲み取る力や情報吸収力が十分に活かせる業界です。

働きやすさや活かせるスキルは仕事内容ごとに異なるため、事前確認をおすすめします。

女子が文系職業を選ぶ際の企業のチェックポイント4つ

電球と指 仕事は生活の大部分だからこそ、働く場所や仕事内容選びがQOLを左右するといっても過言ではありません。女性にとって働きやすい文系職業の企業を選ぶ際に意識したい点は以下のとおりです。

1.女性比率

職場内で働いている女性が多い方が女性にとって働きやすい環境であるケースが多くあります。女性が働きやすい配慮や昇級のしくみがすでにできている場合も多々あるためです。

女性比率が高い職場はベンチマークとなる対象の人を見つけやすいため、モチベーションの維持にもつながります。

2.女性管理職の人数や比率

産業全体での女性管理職の割合は12.9%(参考:男女共同参画局)です。今や女性の働き方や可能性は拡大しているため、管理職のポストを女性が務めるのも珍しい話ではありません。

企業として女性管理職を積極的に増やす働きかけをしている場合、仕事の可能性が広がると考えられます。女性管理職になりたいと思う人もそうではない人も、可能性の1つとして女性管理職の人数や比率の変化を確認してはいかがですか。

3.有給、育児休暇の取得率

人生における転機とも言えるライフプランの1つとして出産育児が挙げられますが、会社の制度やあり方によっては仕事の可能性を狭めてしまうこともあり得るのです。2019年の有給取得率の平均は52.4%(参考:令和2年就労条件総合調査の概況)ですが、この数字より大きい企業、そして社員が休暇を取りやすい仕組みづくりができている企業をおすすめします。

厚生労働大臣から「子育てサポート企業」として基準を満たしている企業に与えられる証であるくるみんマークを取得している企業の場合、行動計画期間内に、女性従業員が取得した育児休業などの割合が75%以上です。企業としての計画やマークの取得などから、有給や育児休暇の取得を見極めることができるでしょう。

4.女性ならではの福利厚生の有無

産休・育休なども含めて、女性であればとる可能性が大きい休暇や福利厚生がある方が働きやすいといえるでしょう。生理休暇や不妊治療休暇、家族の世話のために取得できる休暇などが例に挙げられます。女性なら必要な場面が出てくる可能性が大きい休暇制度と取得しやすい仕組みづくりが整っている企業をおすすめします。

制度の有無のみならず、実際に利用した人の人数や割合も確認しておきましょう。

女子が文系職業に就く前に確認しておきたい3つのこと

確認する女性 正規職員・社員で職業に就いた場合、アルバイトのように簡単に退職することはできません。そのため、仕事に就く前に必要事項をしっかりと確認しておく必要があります。文系職業に就く前に確認することは以下のとおりです。

1.自身が描くキャリアタイプを明確にする

自分自身が希望するキャリアタイプを明確にした上で、進む方向や難易度を見定める必要があります。例えば、考え方やライフプランによって仕事に求めるものやビジョンが大きく異なってきます。

積極的なキャリアアップをしたいのか、キャリアもライフプランも大切にしたいのかによって選ぶ職業や会社も変わってくることになるのです。思い描くキャリアタイプを明確にせずに就職した場合、成し遂げたい目標を達成できない、働き方をセーブした不本意なやり方になってしまいます。

なお、文系女子の就職先や向いている業種、人気の業界について詳しく知りたい人は、以下の記事も読んでみてください。

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2.自分のベンチマークとなる人を見つける

ベンチマークとはいわば目標となる存在を指します。 実際に働いている人の中で、自分が成し遂げたいと思っていることや目標を実現した人がいるか確認してください。過去に成し遂げた人を参考に目標を立てることで、モチベーション維持にもつながります。

「こんな仕事をしてみたい」「この人のような仕事の向き合い方をしていきたい」など目指すものが見えると、そのために取るべき行動も自ずと見えてくるはずです。

3.ライフプランに適応できるか

女性は男性と比べるとライフプランの多様性があるといえます。女性は人生において結婚、出産などライフイベントが盛りだくさんであり、柔軟に対応できるかがポイントといえます。

子育てしながらの仕事が可能か、勤務時間に無理が生じることはないかなど確認してください。人生は仕事のみではなく、私生活とのバランスを取ることや自分自身の健康管理も必要なことといえます。

仕事を探す上で、働く人の健康管理に配慮できる健康経営に力を入れている企業か否かがチェックポイントです。健康経営への配慮が十分な企業ほど、自分自身が元気に働き続けることができ、充実した日々を過ごすことができるといえるでしょう。

女子が希望する文系職業に就くための行動3選

手を振る女性 数多くある文系職業ですが、女子が希望するものに就くためには行動あるのみといえます。文系職業に就くためにすべきことは以下のとおりです。

OB/OG訪問をする

同じ大学出身のOBやOGを訪問し、実際に働いた際に感じることややりがいを聞いてみるのも方法の1つです。直接生の声を聞くことで、将来に向けてのキャリアプランを描く手助けになります。

結婚や妊娠出産、子育てや介護なども含めたキャリアプラン作りにも役立つはずです。OBOG訪問をする際は有意義な話を聞くためにも質問内容を事前に整理してください。企業研究を念入りに行い、失礼のないようにしましょう。

就活以外のことも積極的に

文系女子は就活で不利になるという噂もありますが、不安感から就活第一の生活を送るのはナンセンスです。就活を第一にした学生生活では、学生の本分である大学での学びや学生生活にも悪影響を及ぼします。

就活以外のことで興味があるものなど、積極的に取り組むことで見えてくるものや学びがあるはずです。限られた学生生活を有意義なものにするために、広い視野で多様な知識を吸収することが必要といえます。

必要があれば資格取得も視野に

多様な働き方や可能性が広がっている今、専門知識や技術を活かして社会貢献したいと考える女性も多いといえます。キャリアを積みたい、専門職としてその分野を突き詰めた仕事をしたいと考えている人は、資格取得が必要なこともあるでしょう。

自分が目指す分野に必要とされる資格を取得することで、就職がスムーズに進むことも多々あります。専門業務の内容や分野など、事前に方向性を定めながら勉強することで可能性が広がるでしょう。

女子の文系職業はライフプランも踏まえて検討しよう

この記事でご紹介した内容をまとめると、以下のとおりです。

  • 女子で文系職業を検討している人の場合、専門スキルや資格、知識がなくとも得意とする分野で活躍できる可能性はある
  • 仕事によっては資格や経験が必要なこともあるため、事前にライフプランも関係したキャリアプランも検討し実現可能な計画を立てるとスムーズ
  • 女子ならではの広い視野やきめ細やかさは幅広い業務において活かせるスキルの1つ
文系職業を目指す女子の中には、特別なスキルや資格がないために不利になるのではと不安に感じている人もいるようです。しかし、資格やスキルが全てではありません。これまでの経験や特性、身につけてきたもので仕事に活かせる可能性が大きいものは多々あります。ライフプランも踏まえて広い視野で仕事を考え、自分自身の力を十分に活かせる仕事を探してください。

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